【NPB2015ベストナイン】2015年シーズンのパ・リーグのベストナインは?シーズン最終成績で予想

日本プロ野球はレギュラーシーズンの全日程が終了し各部門のタイトルとは別に投票による選考を経て決定する賞レースがあります。

その選考・投票によって選出されるのが沢村賞、セパ両リーグのMVP、ベストナイン、新人王となります。

それらの賞レースに関する予想をシーズン最終成績をもとに6回にわたって予想しています。

今回はパ・リーグの2015シーズンにおけるベストナインの予想です。なお、他の賞レースの予想は以下のリンク先で見ることができます。

沢村賞 セ・リーグ新人王 パ・リーグ新人王
ベストナイン(セ) ベストナイン(パ) MVP(セ・パ)
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目次

パ・リーグのベストナインを各ポジションの候補者とその成績とともにまとめて分析し予想しています。以下はその目次です。

更新日:2015/10/28

投手:投手三冠の大谷翔平の受賞が確実

ベストナインの投手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Pitcher
パ・リーグの投手部門に関しては沢村賞の最終選考の候補にも残った大谷翔平が選出されることが確実です。

防御率2.24で最優秀防御率、15勝(9敗)で最多勝を涌井と分け合い、勝率.750で最高勝率と3つの投手タイトルを獲得しました。

奪三振は215個を記録した則本昂大に譲ったもののリーグ2位となる196個を記録し、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は10.98と優秀なクローザー並の数字です。

則本昂大の奪三振率9.94という数字もかなり良い数字ですが、それも霞むほどの圧倒的な数字と言えます。

涌井秀章は最多勝を獲得するもの防御率は3.39と遠く及ばず、武田翔太も13勝にとどまる上に防御率は3.17と3点台です。

西勇輝はリーグ2位となる防御率2.38は評価されるものの10勝にとどまっていますし、奪三振のタイトルを獲得した則本昂大は防御率はリーグ3番目の2.91と良いものの大谷翔平には及ばず、10勝11敗と負け越しています。

これらのことを総合すると大谷翔平が受賞することは確実です。

捕手:本命不在の混戦模様も炭谷銀仁朗が有力か

ベストナインの捕手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Catcher

パ・リーグとセ・リーグともに混戦模様となっているポジションが捕手と遊撃手です。

その中で受賞の最有力と考えられるのが西武の炭谷銀仁朗ではないかと予想されます。

最近は正捕手を完全には固定できず、併用をするチームが多いため規定打席に到達した捕手は1人だけでしたが、それが炭谷銀仁朗でした。

嶋基宏はわずかに規定打席数には到達することができませんでした。

炭谷銀仁朗の打撃成績は打率.211/本塁打4/打点35/出塁率.247/長打率.281という数字で、嶋基宏は打率.219/本塁打4/打点18/出塁率.338/長打率.287となっています。

オリックスの伊藤光は打率.271/本塁打1/打点28/出塁率.348/長打率.328と打撃の安定感では先の2人を上回るものの山崎勝己との併用ということもあり104試合の出場にとどまり規定打席から遠い290打席にとどまっています。

そのため打撃の数字は良いものの、炭谷、嶋に比較すれば評価が低くなると予想されます。

そうなると炭谷、嶋の2人に絞り込まれることになるのですが、打撃面では炭谷が35打点であるのに対して、嶋はわずかに18打点にとどまります。

また守備面では守備率に差はありませんが盗塁阻止率は炭谷がリーグ3位の.361であるのに対して、嶋基宏は規定に達した7名の中で再開となる.250にとどまっています。

このような内容を総合すると、圧倒的な差をつけるほどでない僅差となるかもしれませんが、炭谷銀仁朗が選出されるのではないかと予想されます。

一塁手:日ハム・中田翔が西武・メヒアをリードして受賞の最有力

ベストナインの一塁手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_First baseman

大砲が揃うポジションですが一塁手としての規定試合数に到達したのは日本ハムの中田翔と西武のメヒアの2人にとどまりました。

その2人の打撃成績ですが、中田翔が打率.263/本塁打30/打点102/出塁率.339/長打率.479/OPS.818、メヒアが打率.235/本塁打27/打点89/出塁率.307/長打率.417/OPS.778となっています。

中田翔はシーズン中盤以降に失速気味となりましたが2年連続100打点を超える102打点でキャリアハイを記録してリーグ2位となり、本塁打は初の30本塁打の大台を突破して、こちらはリーグ6位となりました。

打率、本塁打、打点など主要な数字で中田翔がメヒアを上回っています。

2013年、2014年と2年連続で外野手のベストナインに選ばれてきた中田翔ですが、2015年は一塁手として自身3回目のベストナイン選出となりそうです。

二塁手:ロッテ・クルーズと西武・浅村栄斗の2人の争いに

ベストナインの二塁手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Second baseman

パ・リーグの2塁手も選考が拮抗しそうなポジションです。

二塁手としての規定試合数に到達したのは西武の浅村栄斗、ロッテのクルーズ、日本ハムの田中賢介の3人だけで、3人共に規定打席にも到達しています。

その3人の打撃成績はそれぞれ、浅村栄斗が打率.270/本塁打13/打点81/出塁率.362/長打率.385/OPS.747、クルーズが打率.255/本塁打16/打点73/出塁率.289/長打率.401/OPS.690、田中賢介が打率.284/本塁打4/打点66/出塁率.354/長打率.352/OPS.706となっています。

打率では田中賢介、本塁打と長打率はクルーズ、打点、出塁率、OPSは浅村栄斗が二塁手としてはトップの数字となっています。

守備面に関してはクルーズの圧倒的なスキルが目立つのですが、打撃面では浅村栄斗がやや上回っています。

総合的に判断すると、守備と打撃を組み合わせたときにはこの2人で甲乙つけがたくはあるのですが、得点圏打率が.331と高く、盗塁12個を決め、パ・リーグ4位の得点88などチームへの貢献度がより大きい浅村栄斗が僅差で選出されるのではないかと予想されます。

三塁手:中村剛也と松田宣浩によるハイレベルな争いに

ベストナインの三塁手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Third baseman

パ・リーグの三塁手は両リーグの全ポジションの中で、最もハイレベルと言えるポジションです。

三塁手としての規定試合数に到達したのは4人ですが、規定打席となると西武の中村剛也、ソフトバンクの松田宣浩、日本ハムのレアードの3人となります。

それぞれの成績は中村剛也が打率.278/本塁打37/打点124/出塁率.367/長打率.559/OPS.926、松田宣浩が打率.287/本塁打35/打点94/出塁率.357/長打率.533/OPS.890、レアードが打率.231/本塁打34/打点97/出塁率.301/長打率.488/OPS.789となっています。

松田宣浩は本塁打と打点がそれぞれキャリアハイの数字で、本塁打はリーグ2位、打点はリーグ6位、レアードは打率が低いものの、本塁打はリーグ3位、打点は同5位、そして勝負強さが光る勝利打点17で同1位となっています。

この2人も数字的にはベストナインに選ばれてもおかしくない数字なのですが、中村剛也の打撃成績には及ばないと考えられます。

中村剛也は本塁打と打点の二冠王となり、打点124は2位の中田翔に22点あまりもつける大差でのタイトル獲得です。OPSもリーグ3番目となる.926となるなど松田宣浩、レアードの2人を圧倒しています。

そのため松田宣浩、レアードの2人も高く評価される成績ではあるものの、打撃二冠王の中村剛也が選出されると予想されます。

遊撃手:どの選手も決め手を欠く混戦状態に

ベストナインの遊撃手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Short Stop

パ・リーグのベストナイン選考においては、絶対的な本命と言える選手が不在のため、遊撃手が最も予想しにくいポジションという印象です。

ショートとしての出場が規定試合数に到達し、かつ規定打席にも到達した選手はロッテの鈴木大地、オリックスの安達了一、日本ハムの中島卓也、ソフトバンクの今宮健太の4人となります。

非常に僅差になるとは予想されるのですが、オリックスの安達了一が受賞するのではないかと予想されます。

一昨年にベストナインに選ばれた鈴木大地は打率.263/本塁打6/打点50/出塁率.330/長打率.366/OPS .696という数字で、OPSはこの4人の中でトップとなり、守備率.985もリーグトップです。

安達了一は守備率が.976と規定に到達した遊撃手としては4番目で最下位となったものの、打率.239/本塁打11/打点55/出塁率.310/長打率.348/OPS.658という成績になりました。

パ・リーグの遊撃手としてはNO.1とも言える長打力で本塁打11と打点55はトップの数字となっているのですが、打率が.239と低くくはなっています。

昨年ベストナインを受賞した今宮健太は打率.228/本塁打7/打点45/出塁率.279/長打率.326/OPS.605という成績に終わりました。本塁打と打点はキャリアハイとなったものの打率が2割2分台というところが評価が分かれるところとなります。

中島卓也は打率.264/本塁打0/打点39/出塁率.350/長打率.287/OPS.637という成績で、本塁打はないものの盗塁34個で盗塁王に輝きました。盗塁ができる走力があるわけですが、その回数を増やすことが出来る出塁率の高さも目をひきます。

中島裕之、西岡剛の2人のように攻撃力のある遊撃手というのが見当たらないため、どの選手も決め手にかけるところがあります。

それでも1人だけを選ぶとなると、盗塁王を獲得しただけでなく、同じ30盗塁以上を記録した柳田悠岐(40-32:成功率80.00%)、西川遥輝(37-30:成功率81.08%)を上回る成功率82.92%(41-34)を記録し、得点圏打率が3割を超える.305、出塁率が高く盗塁ができるため得点93がリーグ7位と得点への貢献度が高い中島卓也となるのではないかと予想されます。

外野手:柳田、秋山は確実で注目は3人目の争いに

ベストナインの外野手の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Out Fielders

外野手に関しては打率.363/本塁打34/打点99/出塁率.469/長打率.631でOPSは1.100と驚異的な数字を叩き出し、盗塁は32個で成功率は80.00%と隙のない数字でトリプルスリーを達成した柳田悠岐の選出は間違いありません。

またシーズン最多安打記録を更新する216安打を打ち、打率.359/本塁打14/打点55/出塁率.419/長打率.522/OPS.941と素晴らしい成績を残した秋山翔吾の選出も間違いありません。

そうなると残るのは1枠だけとなるのですが、ロッテの清田育宏が選出されることが有力です。

ライバルとなりそうなのはソフトバンクの中村晃ですが、打率.300/本塁打1/打点39/出塁率.386/長打率.350/OPS.736という成績で、打率3割超えは評価されるものの、打点や盗塁も少なく、圧倒的な守備力があるわけでもありませんので、外野手として選ばれるにはやや物足りない数字です。

一方の清田育宏は打率.317/本塁打15/打点67/出塁率.387/長打率.503/OPS.890を記録し、得点圏打率はリーグ7位となる.324という成績で、残り外野手のベストナイン候補を引き離しています。

そのためパ・リーグの外野手部門は柳田悠岐、秋山翔吾、清田育宏の3人で比較的すんなりと決まるのではないかと予想されます。

指名打者:李大浩が他の候補を引き離して選出が確実な状況

ベストナインの指名打者の有力候補の一覧と2015年シーズンの最終成績の一覧は以下のとおりとなっています。

Pacific League Best nine 2015_Designated Hitter

指名打者として候補となるのが李大浩、近藤健介、森友哉、デスパイネ、ペーニャの5人ですが、李大浩の選手が確実です。

デスパイネは規定打席に到達しない出場試合数で打率は.258で本塁打は18、打点は62とそれを覆すほどの数字ではありませんし、ペーニャは指名打者としては物足りない打率.258/本塁打17/打点62となっていますので、まずは脱落となります。

森友哉は打率.287/本塁打17/打点68/OPS.825と高卒2年目の野手としては素晴らしい数字ですが、指名打者とs亭はやや弱く、シーズン序盤の勢いが持続すれば可能性がありましたが、選出されることはなさそうです。

近藤健介はシーズン前半は捕手としての出場となり、シーズン中盤から指名打者となりました。捕手として出場することは守備面での負担が多く打撃にも影響がでるわけですが、それでもシーズントータルでリーグ3位となる打率.326を記録したことは高く評価され、出塁率.405、長打率.467でOPSが.872と高いところは目を引きます。

しかし、本塁打が8本、打点が60という数字はやはり指名打者としては寂しい数字ではあります。

李大浩は得点圏打率が.255と低いことが気にはなりますが、打率.282/本塁打31/打点98/出塁率.368/長打率.524/OPS.892で、本塁打がリーグ5位、打点がリーグ4位となるなど、他の候補を圧倒しています。

そのため指名打者は李大浩の選出が確実と予想されます。

パ・リーグの2015年ベストナイン予想の総括・まとめ・選考結果

最後にベストナインの予想をまとめると以下のようになります。

  • 投手:大谷翔平(日本ハム)
  • 捕手:炭谷銀仁朗(西武)
  • 一塁手:中田翔(日本ハム)
  • 二塁手:浅村栄斗(西武)
  • 三塁手:中村剛也(西武)
  • 遊撃手:中島卓也(日本ハム)
  • 外野手:柳田悠岐(ソフトバンク)
  • 外野手:秋山翔吾(西武)
  • 外野手:清田育宏(ロッテ)

パ・リーグはセ・リーグに比較して大砲と呼べる選手が並び、選出されない可能性が高い松田宣浩もいることも考えれば、攻撃面ではセ・リーグよりもはるかに厚みを感じさせます。

遊撃手と捕手のポジションはセパ両リーグともに攻撃力のある選手が乏しく、どちらかと言えば守備重視の顔ぶれとなっています。

遊撃手であれば中島裕之、松井稼頭央、捕手であれば阿部慎之助といった攻撃力のある選手がいましたので、大型の遊撃手、捕手が現れることが期待されます。

正式な最終結果:

  • 投手:大谷翔平(日本ハム)
  • 捕手:炭谷銀仁朗(西武)
  • 一塁手:中田翔(日本ハム)
  • 二塁手:田中賢介(日本ハム)
  • 三塁手:中村剛也(西武)
  • 遊撃手:中島卓也(日本ハム)
  • 外野手:柳田悠岐(ソフトバンク)
  • 外野手:秋山翔吾(西武)
  • 外野手:清田育宏(ロッテ)

*二塁手は予想した浅村栄斗ではなく田中賢介が選出されました。

他の賞レースの予想は下記のリンク先で読むことができます。

沢村賞 セ・リーグ新人王 パ・リーグ新人王
ベストナイン(セ) ベストナイン(パ) MVP(セ・パ)
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