巨人が矢貫俊之と北篤を、日本ハムが矢野謙次と須永英輝を獲得するトレードが成立へ

巨人と日本ハムによる4人のトレードが大筋合意し、6月10日中にも正式発表されるとスポーツ紙が速報しています。

そのトレードは巨人が中継ぎのリリーフ投手である矢貫俊之と外野手の北篤を獲得し、日本ハムが矢野謙次外野手と須永英輝投手を獲得する2対2のトレードになるとのことです。

打線が低調ながらも先発投手陣の層の厚さと安定したリリーフ陣により勝ち星を積み重ねている巨人ですが、さらなる投手陣の強化に動いたことになります。

日本ハムは外野手のうち陽岱鋼とハーミッダが登録抹消され、中田翔と大谷翔平が外野を守ることはできるものの、外野手登録が淺間大基、岡大海、谷口雄也の若い3人となり、そこにベテランの矢野謙次を加えることで厚みを増すことを選んだようです。

スポンサーリンク

巨人が獲得した矢貫俊之と北篤について

矢貫俊之の年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Toshiyuki Yanuki Stats_20150610

昨年は15試合27.0回で防御率5.00/奪三振18/WHIP1.37と不本意な成績に終わったものの、今季は9試合15.0回で防御率3.60/奪三振11/WHIP1.27という、まずまずの成績を残しています。

通算での奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は7.05とリリーフとしては、あまり高い割合で三振を奪うことはできません。

WHIPはキャリア通算で1.41とやや高く1イニングに1人もしくは2人を出すことが多い投手です。その原因となっているのが与四球がやや多いことで、与四球率(9イニングあたりの与四球数)は3.8個となっています。

このようにランナーを出すことが多い分、防御率が2点台になることはないものの、3点台の防御率は期待でき、回をまたいでのリリーフもできることが強みとなりそうです。

北篤の年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Atsushi Kita Stats_20150610

高校時代は投手で最速145キロを投げ、高校通算本塁打も32本を記録するなどしたため、2006年の高校生ドラフト1巡目という高評価で横浜ベイスターズ(現DeNA)に指名されてプロ入りします。

当初は投手として経験を積むも、2年目には打力を活かすために打者に転向していますが、2012年にトレードで日本ハムに移籍しています。

2014年シーズンには29試合51打数で打率.275/本塁打2/打点3/出塁率.373/長打率.412/OPS.785とまずまずの活躍をしたものの、若い選手の台頭が多い日本ハムでは淺間大基、谷口雄也、谷大海などが頭角を現しているため出場機会が少なくなり、2015年は2試合1打席の出場にとどまっています。

二軍での北篤は23試合72打数で打率.292/出塁率.358/長打率.389/本塁打1/打点7という成績を残しています。26歳と若く伸びしろに期待されます。

日本ハムが獲得した矢野謙次と須永英輝について

矢野謙次の年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Kenji Yano Stats_20150610

勝負強い打撃で代打としての活躍も多かった矢野謙次ですが、巨人の外野は層が厚くレギュラーとしてフルシーズンをプレーしたことはなく、2006年の103試合372打席が最多の出場となっていて、2008年以降は100試合以上の出場はありません。

今季は二軍でのプレーが続いていたのですが、32試合79打数で打率.342/本塁打6/打点217/出塁率.429/長打率.633と素晴らしい成績を残しています。

しかし、巨人の外野には長野久義、亀井善行、高橋由伸、鈴木尚広、橋本到、金城龍彦、アンダーソン、大田泰示と12球団随一の層の厚さがあるため、1軍での出場機会は8試合打席にとどまり、その少ない出場では打率.071と低迷したため、再び2軍に降格していました。

勝負強い打撃が魅力で、2軍では良い状態を維持していますので、1軍での出場機会が増えれば、数字を残せる可能性も高いため、日本ハムでの復活が期待されます。

須永英輝の年度別成績は以下の表のとおりとなっています。

Hideki Sunaga Stats_20150610

2003年ドラフトの2巡目指名という高評価でプロ入りした須永英輝ですが、一軍では未勝利、通算防御率も7.96と数字を残せていません。

2010年シーズン終了後にオビスポとのトレードで巨人に移籍したものの、2014年まで一軍昇格することはなく、その2014年の1試合の登板も1/3イニングで3失点となるなど結果が残せませんでした。

2015年はファームで登板しているものの、11試合13.1回/防御率6.08/WHIP1.58と惨憺たる成績である上に、与四球率(9イニングあたりの与四球数)が6.08、奪三振率が3.38と内容も悪い状態です。

今季で29歳となっていることを考えると、このトレードがラストチャンスとなる可能性がありそうです。

このトレードでは事実上の矢貫俊之と矢野謙次がメインとなったトレードと考えられ、その交換がリリーフ投手と外野手だったため、そのバランスをとるためにリリーフの須永英輝と外野手の北篤がセットになったと言えそうです。