【新外国人分析】楽天が獲得したジョニー・ゴームスを数字で分析

東北楽天ゴールデンイーグルスが新外国人選手としてジョニー・ゴームスを獲得したと著名な記者であるケン・ローゼンタールが2月2日深夜の記事で伝えています。

契約の内容はベースサラリーが200万ドル(2億3600万円)に出来高100万ドル(1億1800万円)となっているようです。

そして2017年は相互がオプションの行使を希望した場合に有効となる相互オプションが付帯していると伝えられています。

そのジョニー・ゴームス外野手を数字・動画等で分析していきます。

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目次

ジョニー・ゴームスのプロフィール

ジョニー・ゴームスは1980年11月22日生まれで現在35歳。右投右打の外野手で身長は185.4cm、体重は104キロと体格は特別に大きい方ではありません。

2001年のアマチュアドラフトでタンパベイ・デビルレイズ(現タンパベイ・レイズ)に18巡目に指名されてプロ入りします。

ジュニアカレッジ(アメリカの2年課程の大学)卒なのですが、メジャーデビューはかなり速い方で22歳となった2003年9月12日となっています。

外野手としての出場はレフトとライトの両翼でセンターをメジャーで守ったことはありません。

タトゥーなどが多く雰囲気は怖いと言える面があるのですが、愛国者で、リーダーシップが高く評価されている選手です。

レッドソックス時代に上原浩治らとともにワールドシリーズ制覇を果たしホワイトハウスのバラク・オバマ大統領を訪問した際には、アメリカの国旗である星条旗をモチーフにしたスーツを着て訪れるほど愛国者でもあります。

最近は年齢もあり成績が低迷気味だったのですが、クラブハウスでのリーダーシップが高く評価され、特に若い選手ばかりのチームで重宝されることが多く、2015年にワールドシリーズ制覇したロイヤルズにも2015年シーズン途中に移籍しています。

そのロイヤルズのワールドシリーズ制覇後のイベントでしたジョニー・ゴームスのスピーチ動画です。

最後にピー音が入っているように、お行儀が良いタイプの選手ではありません。ですが話している内容は感動的で簡単に要約すると「サイヤング賞投手も、新人王も、MVPも私たちのチームにはいないが、それらの選手がいるチームに勝った。なぜ、それができたか。あなたたちが応援してくれたからだ。そして監督のヨーストを中心にチームが一つになったからだ。」

お行儀が良い選手ではありませんが、チームメイトを鼓舞することができる選手です。

ジョニー・ゴームスの年俸の推移は以下のとおりとなっています。

  • 2006年(25歳) 35万5800ドル(約4200万円)
  • 2007年(26歳) 40万7800ドル(約4800万円)
  • 2008年(27歳) 127万5000ドル(約万円)
  • 2009年(28歳) 60万ドル(約7000万円)
  • 2010年(29歳) 80万ドル(約9400万円)
  • 2011年(30歳) 175万ドル(約2億円)
  • 2012年(31歳) 100万ドル(約1億1700万円)
  • 2013年(32歳) 500万ドル(約5億9000万円)
  • 2014年(33歳) 500万ドル(約5億9000万円)
  • 2015年(34歳) 400万ドル(約4億7000万円)

ジョニー・ゴームスの年度別成績とメジャーでのデータで分析

ジョニー・ゴームスの年度別の打撃と守備の成績は以下の表のとおりとなっています。

Jonny Gomes Stats 2015

キャリアベストと言えるのは新人王の投票でも3位となった2005年の101試合348打数で打率.282/本塁打21/打点54/出塁率.372/長打率.534/OPS.906となっています。

その後は、なかなかそれ以上の数字は残せなかったものの、コンスタントに本塁打を15-20本を打つなど中距離打者と言える長打力を持つといえる数字を残しています。

打率に関してはキャリア通算では.242と決して高くはないのですが、出塁率は.333と高くなるなど多くの与四球を選べる選手で、これも高く評価されていたポイントの1つでした。

三振率はキャリア通算では27.1%、2015年は30.9%に、四球率は通算で10.4%、2015年は11.8%となっています。

年齢による衰えもあるのか長打力とともに、コンタクト、選球眼なども落ちてはきています。それでも打率.213に対して出塁率は.313となっていますので、基本的には打席で忍耐強くボールを待ち、チームの勝利のために四球を選べる選手ではあります。

2015年のパ・リーグでゴームスの四球率11.8%に近い数字を残したのは近藤健介(11.71%)、サンチェス(11.64%)、栗山巧(11.58%)、サブロー(11.54%)、西川遥輝(11.52%)、長谷川勇也(11.46%)、中村剛也(11.35%)となります。

三振率の30.9%はハーミッダ(31.25%)、ハフマン(30.77%)、木村文紀(30.43%)、フェルナンド(29.76%)、メヒア(29.14%)などが近い数字となります。

四球に関しては多く選べるものの、三振の数もそれなりに多くなることを覚悟する必要があるジョニー・ゴームスです。

メジャーでの詳細な打撃データでは、基本的にはプルヒッターでレフト方向への打球が多い選手です。

打撃での姿勢はファーストボール、ブレイキングボール(カーブ・スライダー)、オフスピード(チェンジアップなど)ともにかなり忍耐強く待つことができています。

ファーストボールに関してはメジャー平均レベルの空振り率なのですが、ブレイキングボール、オフスピードに対して弱く、平均よりもかなり悪い空振り率となっています。

日本のプロ野球は変化球勝負が多くなりますので、この点は大きい懸念材料と言えそうです。

守備に関してはDSR(守備防御点)、UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング)を150試合に換算したUZR/150ともにメジャーの平均を下回り、上手い方とは言えない上に、年齢を重ねて数字も落ちていますので、守備面では大きな期待はできなさそうです。

ジョニー・ゴームスの動画

最後にジョニー・ゴームスの動画です。

ロイヤルズで移籍後に初ヒットを打った際の動画です。

続いて移籍前にブレーブスで本塁打を打った動画です。

このようにしっかりと引っ張れた時に長打が出るタイプで、広角に長打が打てるというタイプではありません。

一見するとファインプレーにも見えるのですが、落下点までの動きの無駄、スピードを考えるとそうとは言えず、上手い選手ならダイビング無しで捕球できたのではないかと考えられます。

打撃面や守備面では年齢による衰えを感じさせるところがあるのは否めませんが、チームの雰囲気を鼓舞したりするという面では大きな期待ができる選手ではあります。

米メディアのインタビューには日本に来る魅力として「子どもの教育にもプラスになる」と考えていて、将来的には監督、コーチ、解説者になりたいと話し、野球に対する姿勢は真摯であると言えます。

日本でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、グラウンドで見てみたい選手の1人といえるジョニー・ゴームスです。梨田監督が上手く操縦してくれることを期待しています。

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