タイラー・ムーアを数字・データで分析!DeNAベイスターズ新外国人候補の評価

低迷が続くチーム状態、そして打線のテコ入れのために外国人補強に積極的に動いている横浜DeNAベイスターズです。

一旦は合意に近づいたもののメジャー昇格したため、マット・マクプライト選手の獲得を断念したのですが、継続して補強に動いているとことを球団幹部は明言していました。

その横浜DeNAベイスターズが次に狙いを定めたのは昨年まではワシントン・ナショナルズ、今年からはアトランタ・ブレーブス傘下の3Aでプレーするタイラー・ムーア内野手/外野手です。

そのタイラー・ムーアを数字とデータ、動画などで分析していきます。

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目次

このページの目次です。

タイラー・ムーアのプロフィール・経歴

タイラー・ムーアはミシシッピ州立大学出身で2008年のMLBアマチュアドラフトで16巡目にワシントン・ナショナルズに指名されてプロ入りしています。

ナショナルズはかなりタイラー・ムーアを気に入っていたようで、2005年には41巡目、2006年には33巡目で指名していますが、いずれも契約に至らず、3度目の指名でようやく契約にこぎつけています。

メジャーデビューはナショナルズで2012年4月29日に果たしていて、その後はメジャーと3Aを行き来きしています。

2016年3月27日にナショナルズとブレーブスとの間で行われた1対1のトレードで移籍しています。

タイラー・ムーアは右投右打の野手で内野では一塁、外野はレフトとライトの両翼を守った経験があります。

タイラー・ムーアのメジャーとマイナーでの成績とデータ

タイラー・ムーアノ2A、3Aのマイナーの2レベルとメジャーでのシーズン別成績は以下の表のとおりとなっています。

Tyler Moore Stats 2016

2Aは2011年の1シーズンだけで打率.270/本塁打31/打点90/出塁率.314/長打率.532/OPS.846という素晴らしい成績を残しています。

2012年以降は基本的にメジャーと3Aでシーズンを過ごしていて、3A通算では177試合656打数で打率.284/本塁打31/打点129/出塁率.366/長打率.503/OPS.869、MLBでは277試合601打数で打率.228/本塁打24/打点91/出塁率.281/長打率.401/OPS.682となっています。

両方の成績をメジャーの162試合換算にすると3Aでは本塁打は28.4本で打点は118点、MLBでは14.0本で53.0点となります。

3Aで打率2割8分、出塁率3割6分、そして本塁打数では1シーズンあたりでは30本前後を打つことができるなど、このレベルでは頭一つ抜けている存在と言えます。

メジャーではレギュラーには遠いものの、それなりの試合数に出場でき、シーズンあたりでは14本前後の本塁打を打てるだけのパワーを持っています。

3Aでは抜けた存在でもメジャーでレギュラーになれなかったのは右投手に弱く、左投手の場合に起用されるタイプの選手であったためです。

MLBでは左投手には打率.262/出塁率.320/長打率.455/OPS.775と及第点と言える数字なのですが、右投手には打率.196/出塁率.244/長打率.350/OPS.594と極端に数字が落ちます。

この右投手への対応に関しては日本でも課題になる可能性がありそうです。

メジャーではやや力が足りませんでしたが、3Aでは四球率が11.5%と良い数字で出塁率が高く、高打率ではありませんが、一定の数字を残すなど、基本的には選球眼が良く、打席での忍耐力もあり、コンタクト技術もあるタイプのようです。

メジャーでのデータもそれをうかがわせる数字が残っています。

ボールゾーンは平均で33.3%をスイングする一方で、ストライクゾーンを平均で70.1%スイングしているデータ残っていますので、ストライク、ボールを見極めてスイングできる力はあるようです。

またコンタクト技術ではファーストボールの空振り率はメジャー平均で両方向に打ち分け、ブレイキングボール(カーブ/スライダー)の空振り率はメジャー平均以上で、こちらも両方向に打ち分けることができています。

またオフスピード(チェンジアップ/スプリット)もメジャー平均レベルの空振り率で、こちらはやや引っ張る傾向が強いことが伺えるものの、バランスが悪く無いデータが残っています。

メジャーレベルとなるとパワーは平均的なものとなりますが、日本人プレイヤーで平均以上のパワーを発揮したのは松井秀喜だけで、井口資仁や城島健司らも平均以下のカテゴリーであったことを考えれば、日本では十分なパワーを持っていると言えます。

気になるのはファーストボールの打率が.164と悪いことで、空振り率は23.04%と悪くないのですが、ファウル率は48.10%となるなど、当てることはできるようですが、芯で捉えて強い打球を打つことに苦労していたようです。

ただ、メジャーの平均的な球速が、日本プロ野球では高速な部類となるなど、ファーストボールの球速と重さには違いがありますので、日本でのその弱点が軽減される可能性はありそうです。

守備に関しては一塁、レフト、ライトの3つのポジションともにセイバーメトリクスの数字ではメジャー平均以下となっています。

ですが、酷いというまでのレベルではなく、やや平均よりも劣るというところにとどまりますので、大きな穴になるというところまでは心配する必要はないと予想されます。

獲得を目指していたものの断念したマット・マクブライドに比較するとコンタクト技術という点では劣りますが、十分なレベルの技術で、パワーではタイラー・ムーアが上回るという印象です。

最後にまとめると、パワーとコンタクトのバランスも良く、ロペスのようなフリースインガータイプではなく選球眼と忍耐力も持つなど、日本で期待できる要素を持っているタイラー・ムーアです。

メジャーからのデータで懸念材料として上げるとすればファーストボールと右投手への対応となりそうです。

タイラー・ムーアの動画

2015年9月に本塁打を打った際の動画です。

2015年7月に二塁打を打った際の動画です。

3Aでは本塁打もそこそこ多いのですが、安打の4本に1本は二塁打になるなど、本塁打以外の長打が多いのも魅力となりそうです。

2015年9月の試合でのレフトでの守備の動画です。

落下地点までの効率も95.3%と無駄が少なく、スピードも良いというデータが出ています。このプレーはこの日のベストプレーの一つに選ばれています。

2015年9月の一塁守備の動画です。

スピートと肩の強さがメジャー平均とは言えないため全体的な評価としては高くならないようですが、十分なレベルにあると言えそうです。

2016年は3Aの15試合62打数で打率.242/本塁打1/打点10/出塁率.290/長打率.355/OPS.645と悪いのが気になるところです。

しかし、メジャーでの通算成績を見ると、4月(.194)と5月(.172)があまり良くなく6月(.305)から数字が上昇する傾向が残っていますので、その点ではまだまだ期待できるとは言えそうです。

メジャーと3Aを行き来きするレベルにあり、パワーとコンタクト、として守備などのバランスも良く29歳と若いため、日本の野球に短期間でどこまでアジャストして、どのような数字を残すのかを見てみたい選手と言えるタイラー・ムーアです。

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