【新外国人分析】阪神タイガースが獲得間近のマリオ・サンティアゴを数字で分析

阪神タイガースの中村GMが、第5の外国人選手として合意間近であることを認めたのがプエルトリコ出身のマリオ・サンティアゴです。

マリオ・サンティアゴは30歳の右腕で、2013年のWBCでは日本戦で5回途中まで無失点の投球をするなど、2試合に先発し8回2/3を投げて、防御率3.12/1勝1敗/奪三振5/WHIP1.15という成績を残しています。

マリオ・サンティアゴはロイヤルズと契約してプロ入りしたのですが、メジャー昇格はできずに2012年には韓国プロ野球でプレーしています。

2013年はドジャースとマイナー契約を結ぶも、故障があったため、1試合も投げることができませんでした。2014年に関してはメジャー傘下のチームではプレーしていませんが、カリビアンシリーズにプエルトリコ代表として出場しています。

そのマリオ・サンティアゴをマイナー時代の成績などのデータで分析していきます。

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2013年WBCではプエルトリコ代表として優勝に貢献

マリオ・サンティアゴのマイナー時代と韓国プロ野球での成績は以下の表のとおりとなっています。なお、マイナー時代の成績は日本の球団がスカウティングする際に、重要視する2Aと3Aのみを記載しています。

*KBO:韓国プロ野球の略 *2A/3Aともにカンザスシティ・ロイヤルズ傘下
Marino Santiago Stats 2014

2Aでは2シーズンで158.1イニングを投げて、防御率3.01/11勝7敗/WHIP1.23とまずまずの成績を残していますが、3Aでは47.1イニングで防御率5.70/3勝3敗/WHIP1.63と苦しむなど、通用しませんでした。

その3Aに昇格した翌年に、韓国プロ野球でプレーし、18試合95.1回で防御率3.40/6勝3敗/WHIP1.33と、まずますの成績を残します。この後、2013年シーズン前のWBCでプエルトリコの優勝に貢献するも、故障してしまいマイナーでも投げることができませんでした。

その後2014年もマイナーなどのデータがないのですが、カリビアンシリーズには1試合5イニングを投げて被安打2、奪三振6の無失点で、防御率0.00/WHIP0.40という成績になっています。

奪三振はマイナー、KBO時代を通じでも多い方ではなく、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)が2Aでは6.20、3Aでは6.27にとどまります。気になるのは韓国では4.63と低くなっていることです。

与四球率(9イニングあたりの与四球数)は2Aでは2.39個と良かったものの、3Aではレベル的に通用しなかったためか5.32個と多く、韓国でも3.68個とあまり良くはありません。その韓国でのプレー直後のWBCでも与四球率は3.11個とやや多いため、この時期は制球に苦しんでいたようです。

ただ、最近のカリビアンシリーズの登板では5イニングを投げて無四球となっていますので、その点では改善されている可能性があります。また、このカリビアンシリーズでの奪三振率は10.80となっていますので、調子そのものも良かったようです。

過去のデータには不安があることは否定できませんが、カリビアンシリーズでは好調で、それを阪神が視察した際に、目にとまったと報じられていますので、それがうなずける成績とはなっています。

マリオ・サンティアゴの球種・球速・投球フォームについて

メジャー昇格がなかったため、メジャーでのデータが少ないのですが、WBC2013で投げた際の球種データが残っていました。

メジャーのデータ集計と分析をしているブルックスベースボールによると、マリオ・サンティアゴの持ち球はフォーシーム、シンカー(ツーシーム)、チェンジアップ、スライダー、カーブの5つとなっています。

投球に占める割合が多いのがシンカー(ツーシーム)で43.8%、それに続くのがフォーシームで27.3%、チェンジアップが17.4%、スライダーが9.9%、カーブが1.7%となっています。

球速はフォーシームの最速が150キロ、平均で143キロとなっていて、ツーシームもほぼ同じ球速を、2013年の3月には記録していたようです。

最速は150キロとなっていますが、平均で143キロならば、日本の柔らかいマウンドでは140キロをややきる球速になりそうです。

ただ、フォーシームとツーシームともにゴロになる確率が高く、フォーシームもナチュラルに沈む動きがあるとと分析されていますので、長打を浴びにくいタイプではありそうです。

どちらかと言えば球速はあまり出ない技巧派タイプで、圧倒的な力はないものの、ボール動かすことでアウトをとるようです。

あくまでもメッセンジャーや呉昇恒の保険であり、マートン、ゴメスが故障などで戦線離脱した際にチャンスがあるかなという状況で、それなりのレベルの投手を連れてくるのは難しいことを考えれば、第5の外国人としては妥当なレベルかなという印象です。