【NPB2015ベストナイン】2015年シーズンのセ・リーグのベストナインは?シーズン最終成績で予想

日本プロ野球はレギュラーシーズンの全日程が終了し各部門のタイトルとは別に投票による選考を経て決定する賞レースがあります。

その選考・投票によって選出されるのが沢村賞、セパ両リーグのMVP、ベストナイン、新人王となります。

それらの賞レースに関する予想をシーズン最終成績をもとに6回にわたって予想しています。

今回は日本プロ野球の2015シーズンにおけるセ・リーグのベストナインの予想です。なお、他の賞レースの予想は以下のリンク先で見ることができます。

沢村賞 セ・リーグ新人王 パ・リーグ新人王
ベストナイン(セ) ベストナイン(パ) MVP(セ・パ)
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目次

セ・リーグのベストナインを各ポジションの候補者とその成績とともにまとめて分析し予想しています。以下はその目次です。

最終更新日:2015/10/14

投手:前田健太、藤浪晋太郎、ジョンソンの3人が争うも僅差で前田健太か

投手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Pitcher

セ・リーグのベストナインの争いは、そのまま沢村賞と同様の争いともなってきます。その中でも有力な候補となるのが、前田健太、藤浪晋太郎、ジョンソンの3人ではないかと予想されます。

前田健太は29試合206.1回を投げて防御率2.09/15勝8敗(.652)/奪三振175/WHIP1.01、藤浪晋太郎が28試合199.0回で防御率2.40/14勝7敗(.667)/奪三振221/WHIP1.23、ジョンソンは28試合194.1回で防御率1.85/14勝7敗(.667)/奪三振150/WHIP1.10という成績です。

投手の4部門のうち最多勝利を前田健太、最多奪三振を藤浪晋太郎、最優秀防御率をジョンソン、最高勝率をマイコラスが獲得するなど、タイトルをわけあっていますので、圧倒的な候補が不在です。

マイコラスは投球回数が少ないため、まずは脱落となると予想されるのですが、それ以外の3人は甲乙つけがたい数字が並んでいます。

しかし、防御率ではジョンソンを下回るものの大差ではないセ・リーグ4位で藤浪晋太郎を上回り、奪三振は藤浪晋太郎より少ないもののセ・リーグ3位でジョンソンを上回ります。勝率もジョンソン、藤浪晋太郎に劣るものの僅差でのリーグ4位とバランスがとれています。

投球回数でも両リーグで2人しかいない200イニング突破しての成績であり、さらにはシーズン開幕から先発ローテ1番手として、エースとしての投げ合いが多い中での成績であることも評価されます。

藤浪晋太郎はシーズン途中からはエース格になってはきましたが、シーズン開幕当初はメッセンジャー、能見に続く3番手という位置づけでしたし、ジョンソンも前田健太、黒田博樹に続く3番手でした。

これらのことを総合すると前田健太の数字の価値はさらに高まると考えられるため、僅差にはなるかもしれませがん、前田健太がベストナインを受賞するのではないかと予想されます。

捕手:圧倒的な候補はいないものの消去法的に中村悠平が最有力か

捕手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Catcher

昨年までは球界を代表するだけでなく、歴代の捕手の中でも屈指の攻撃力を持っていた阿部慎之助という絶対的な存在がいなくなり、今年のセ・リーグの捕手のベストナインの行方がどうなるかは、興味深いものがありました。

その中でヤクルトの中村悠平が136試合に出場し、打率.231/本塁打2/打点33/出塁率.299/長打率.276という成績を残しました。昨年の打率.298/出塁率.355/長打率.378という数字からはかなり見劣りするのですが、99試合で相川との併用で負担が少ない中での数字でした。

そして今季は正捕手としてマスクをかぶりつづけて、昨季のチーム防御率4.62から3.31への大きな改善に大きな役割を果たしていることを見逃すことはできません。

投手陣が整備されたこともありましたが、中村悠平の捕手としてのリード面での成長があったことも否定出来ないほどのチーム防御率の改善です。

その中村悠平の対抗馬となりそうなのでが広島の會澤翼で93試合で打率.246/本塁打6/打点30/出塁率.330/長打率.369という成績で、攻撃面では中村悠平を上回ります。

しかし、出場試合数は多くなく、石原慶幸との併用での成績であり正捕手という位置も完全に確立したとは言いがたいものです。

それはDeNAの嶺井博希も同様で、打撃面では打率.237/本塁打5/打点26/出塁率.298/長打率.371と中村悠平を上回りますが、出場試合数が74試合とギリギリで規定試合数を満たしたにとどまります。(捕手は試合数の2分の1)

そのため打撃面ではやや物足りないものの、セ・リーグの捕手では最多出場でチームの防御率の大幅な改善に貢献し、チームのリーグ優勝の土台となった中村悠平の受賞が有力ではないかと予想されます。

一塁手:ロペスも捨てがたいものの打点王の畠山和洋が最有力候補

一塁手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_First Baseman

一塁手は畠山和洋とホセ・ロペスの一騎打ちという様相です。

昨年打点王を獲得したマウロ・ゴメスは打率.271/本塁打17/打点72、捕手から一塁に転向した阿部慎之助は打率.242/本塁打15/打点47と、4番として期待されながら、それに応えることができませんでした。

ホセ・ロペスは打率.291/本塁打25/打点73/出塁率.347/長打率.496でOPSは.843という成績で、一方の畠山和洋は打率.268/本塁打26/打点105/出塁率.344/長打率.471でOPSは.815となっています。

打率、出塁率、長打率ではロペスが上回り、本塁打も1本少ないだけと良いのですが、打点が32点の差がついていることからもわかるように、チャンスでの勝負強さに欠けるところがありました。

畠山和洋は打率などの安定感ではやや劣るものの勝負強さが随所で見られ100打点の大台を超えての打点王に加えて、勝利打点19はセ・リーグ最多の数字で、チームの優勝に大きく貢献しました。

このようなチームの勝利への貢献度やタイトルを獲得していることを加味すると、畠山和洋が一塁手の最有力候補であると予想されます。

二塁手:文句無しでトリプルスリーの山田哲人の受賞に

二塁手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Second Baseman
二塁手に関しては打率.329/本塁打38/打点100/出塁率.416/長打率.610でOPSは1.026、盗塁は34個、得点圏打率は.345と非の打ちどころのない成績でトリプルスリーを達成した山田哲人で間違いありません。

本塁打王と盗塁王のタイトルを獲得し、打率もと打点がともにリーグ2位となるなど、三冠王目前の圧倒的な打撃成績でした。

本来はこの山田哲人を脅かすような成績を期待したい菊池涼介は昨年の打率.325/本塁打11/打点58/出塁率.352/長打率.456から大きく成績を落として、打率.254/本塁打8/打点32/出塁率.292/長打率.343に終わってしまいました。

守備力は圧倒的ですが、打てる二塁手としての魅力が失われてしまったと言えるような2015年だったので、来季の奮起に期待したいところです。

三塁手:首位打者の川端慎吾の受賞が確実か

三塁手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Third Baseman

三塁手は川端慎吾、バルディリス、ルナの争いとなりそうですが、首位打者を獲得した川端慎吾が選ばれることが確実です。

バルディリスは打率.258/本塁打13/打点56/出塁率.333/長打率.391でOPSは.724で、本塁打数では川端慎吾を上回りました。

昨年は打率.317/本塁打17/打点70/出塁率.387/長打率.501で三塁のベストナインを獲得したルナは、打率.292/本塁打8/打点60/出塁率.367/長打率.397/OPS.764と軒並み数字が低下しました。

盗塁は11個を記録し、打点と盗塁数で川端慎吾を上回っていますが、全体的に低調になってしまいました。

川端慎吾は打率.336/本塁打8/打点57/出塁率.383/長打率.439でOPSは.822と、ほとんどの打撃に関する指標では他の候補を上回り、打撃部門のタイトルを獲得していますので、総合的な評価で圧倒し、選出されると予想されます。

村田修一は打率.256/本塁打21/打点68 /出塁率.322/長打率.410から、2015年は打率.236/本塁打12/打点39/出塁率.310/長打率.373と低迷しました。

2014年は本塁打が多かったため、打点もそれなりに積み上がりましたが、本塁打が減ったことで得点圏打率.171という勝負弱さが、さらに際立つことになってしまいました。

その上、定評のあった守備でも失策が増えていますので、契約最終年となる2016年は正念場となりそうです。、

遊撃手:坂本、エルナンデス、鳥谷の争いも坂本が有力に

遊撃手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Short Stop

日本代表でも人材が不足しているのが遊撃手で、セ・リーグのベストナイン争いでもハイレベルとは言えないものとなっています。

2年連続でベストナインに選ばれていた鳥谷敬は昨年の打率.313/出塁率.406/長打率.415から成績を落として、打率.281/本塁打6/打点42/出塁率.380/長打率.367と軒並み数字が落ちました。

しかも球界最高とも言われていた守備面では失策数が5個から14個に急増し、併殺数も63回でレギュラー定着後最低の数字になるなど、34歳という年齢による衰えが懸念される状態です。

攻守ともに物足りない成績に終わり、今季のベストナインの可能性は高くないと言えます。

実質的には坂本勇人とエルナンデスの争いとなる可能性が高そうです。

坂本勇人は打率.269/本塁打12/打点68/出塁率.353/長打率.401/OPS.754/盗塁10、エルナンデスは打率.271/本塁打11/打点58/出塁率.317/長打率.400/OPS.717/盗塁5となっています。

攻撃面での指標はほとんどで坂本勇人が上回っていますし、守備率はキャリアハイとなる.982でセ・リーグの遊撃手では最高の数字となっています。

後は、全体的に数字が劣るため今年の受賞の可能性は低いものの、広島の田中広輔は打率.274/本塁打8/打点45/出塁率.325/長打率.413でOPS.738と期待させる数字を残していますので、来季以降に期待したいところです。

坂本勇人は2010年に31本塁打を記録し大型遊撃手になることが期待されたことを考えれば、寂しい数字ではあるのですが、坂本以上の遊撃手が見当たらないというのも現実で、2015年のベストナインの最有力候補です。

外野手:筒香、福留は確実も3人目が混戦模様に

外野手のベストナイン候補とその2015年シーズンの成績は以下の表のとおりとなっています。

Central League_Best nine_2015_Out Fielders

今年は開幕から4番として才能を開花させてきた筒香嘉智、ベテランの福留孝介のベストナイン選出はほぼ確実ではないかと予想されます。

筒香嘉智は故障の影響でシーズン途中に失速気味になったものの、打率.317/本塁打24/打点93/出塁率.400/長打率.522/OPS.922と打者として洗練された才能を発揮しました。

打率はリーグ3位、本塁打は同4位、打点は同3位となるなど、故障がなければヤクルトの3人によるタイトル独占を阻止した可能性がありましたので惜しまれますが、セ・リーグ屈指の打者という地位を確立した1年で、ベストナイン選出が確実です。

福留孝介は阪神移籍後は成績が低迷し、38歳となった今季が最後のシーズンになる可能性もあるかと思われましたが、打率.281/本塁打20/打点76/出塁率.361/長打率.463/OPS.824という成績を残しました。

本塁打数はリーグ5位、打点は同4位、打率は同8位とセ・リーグでもトップクラスの打撃成績を残しましたので、筒香に続いての受賞が確実と予想されます。

混戦模様なのが3人目の外野手で、梶谷隆幸、丸佳浩、平田良介、長野久義の4人の争いとなると予想されます。

梶谷隆幸は打率.275/本塁打13/打点66/OPS.767、丸佳浩は打率.249/本塁打19/打点63/OPS.774、平田良介は打率.283/本塁打13/打点53/OPS.799、長野久義が打率.251/本塁打15/打点52/OPS.725となっています。

本塁打数では丸佳浩がひとつ抜けていて、それに長野久義が続くのですが、ともに打率があまり高くありません。打率では平田良介が最上位となるのですが、打点が梶谷や丸に比較すると少なく、本塁打では差がつけられているので決め手に欠きます。

このような争いの中で3番目となるのが有力と予想されるのがDeNAの梶谷隆幸です。

打点66はセ・リーグ8位、打率.275は同10位、そして盗塁は山田哲人には及ばなかったものの28盗塁でリーグ2位となっています。

さらには勝負強さが目立ち、得点圏打率は.352て勝利打点は15と畠山和洋の19、坂本勇人の17に続く数字を記録しています。

このような内容を総合すると梶谷隆幸が丸、平田、長野らを上回ると予想され、3人目に滑りこむのではないかと考えられます。

セ・リーグの2015年ベストナイン予想の総括・まとめ・選考結果

最後にベストナインの予想をまとめると以下のようになります。

  • 投手:前田健太(広島)
  • 捕手:中村悠平(ヤクルト)
  • 一塁手:畠山和洋(ヤクルト)
  • 二塁手:山田哲人(ヤクルト)
  • 三塁手:川端慎吾(ヤクルト)
  • 遊撃手:坂本勇人(巨人)
  • 外野手:筒香嘉智(DeNA)
  • 外野手:福留孝介(阪神)
  • 外野手:梶谷隆幸(DeNA)

捕手、遊撃手、そして外野手の3番手に人材不足を感じさせるところがあり、ベストナインというには少し寂しい数字となっています。

ただ、その他にもハイレベルな争いと言えるポジションが少なく、二塁手は菊池涼介の低迷も有り、投手と一塁手で目につくくらいです。

来年以降にさらにハイレベルな争いになることを期待したいと思います。

【正式な2015年セ・リーグベストナイン】

  • 投手:前田健太(広島)
  • 捕手:中村悠平(ヤクルト)
  • 一塁手:畠山和洋(ヤクルト)
  • 二塁手:山田哲人(ヤクルト)
  • 三塁手:川端慎吾(ヤクルト)
  • 遊撃手:鳥谷敬(阪神)
  • 外野手:筒香嘉智(DeNA)
  • 外野手:福留孝介(阪神)
  • 外野手:平田良介(中日)

遊撃手は予想した坂本勇人ではなく鳥谷敬、外野手は梶谷隆幸ではなく平田良介が選出されました。

他の賞レースの予想は下記のリンク先で読むことができます。

沢村賞 セ・リーグ新人王 パ・リーグ新人王
ベストナイン(セ) ベストナイン(パ) MVP(セ・パ)
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