日本戦に先発予定のタナー・ロアーク投手の分析!球種データとシーズン別成績による評価

■ タナー・ロアーク投手の球種データとシーズン別成績の分析

  1. プロフィール
  2. シーズン別成績による分析
  3. 球種別データによる分析
  4. タナー・ロアークの動画
  5. 寸評・まとめ

プロフィール

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タナー・ロアーク投手はUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者が、WBC2017の準決勝の日本戦に先発予定だと伝えています。

タナー・ロアーク投手は1986年10月5日生まれの30歳で、身長は188センチ、体重106キロ、右投げ右打ちの投手です。

プロには2008年ドラフトでテキサス・レンジャーズから25巡目全体753番目に指名されてプロ入りしています。その後はレンジャーズ傘下でプレーした後、2010年7月30日にクリスチャン・グーズマンの交換要員としてナショナルズに移籍しています。

メジャーデビューは26歳となった2013年8月7日のブレーブス戦で、それ以降はメジャーで先発とリリーフの両方をこなしてきています。

年俸の推移は以下のとおりとなっています。なお円換算は1ドル113円です。

  • 2014年(27歳):50万6100ドル(約5700万円)
  • 2015年(28歳):52万9,600ドル(約6000万円)
  • 2016年(29歳):54万3,400ドル(約6140万円)
  • 2017年(30歳):431万5,000ドル(約4億8800万円)

シーズン別成績による分析

タナー・ロアークのシーズン別の成績は以下の表のとおりとなっています。

Tanner Roark 2016_Stats

メジャー通算では119試合(先発81試合)で573回1/3を投げて、防御率3.01・42勝28敗・奪三振420・WHIP1.15と安定した成績を残しています。

特に2016年は34試合210回で防御率2.83・16勝10敗・奪三振172・WHIP1.17とキャリアベストの成績を残しています。

与四球率(9イニングあたりの与四球数)はキャリア通算で2.3、2016年に3.1と安定した制球力を持ちますが、奪三振は多い方ではなく、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は通算で6.6、2016年に7.4となっています。

基本的には打たせてアウトをとるグラウンドボールピッチャーでゴロアウトの数をフライアウトの数で割ったGO/AOは通算で1.18、2016年が1.28と、ゴロアウトが多くなっています。

三振を多く奪ってねじ伏せるタイプではないのですが、安定した投球でしっかりと試合を作ることができる投手と言えるタナー・ロアークで、クオリティ・スタート率は67%で、両リーグ17位となっています。

また打者の左右にかかわらず安定した成績を残していて、通算で対右打者には被打率.237/被出塁率.277/被長打率.335/被OPS.613、対左打者には.243/.316/.373/.689、2016年も右打者に.241/.299/.349/.648、左打者に.214/.315/.302/.617となっています。

球種別データによる分析

MLBのPITCH FXシステムで計測されたタナー・ロアーク投手の球種、球速などのデータは以下の表のとおりとなっています。

Tanner Roark 2016_Pitches

2016年にタナー・ロアークの球種として計測されたのはシンカー(ツーシーム)、フォーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボールとなっています。

投球に占める割合はシンカーが44.79%、フォーシームが17.38%、スライダーが14.86%、カーブが12.70%、チェンジアップが10.07%、カットボールが0.17%となっています。

グラウンドボールピッチャーと言えるタナー・ロアークですが、軸となっているシンカーは最速で155キロ、平均で149キロが計測されていて、ゴロ比率が54.14%と高く、被打率も.272、被長打率も.380とまずまずの数字となっています。

球種が多彩なタナー・ロアークですが、全ての球種の質が高く、フォーシームは最速155キロ、平均150キロで被打率は.195、被長打率は.319となっています。

スライダーはゴロ比率が58.75%と最も高く、被打率.204とかなり有効で、チェンジアップもゴロ比率が56.79%と高く、こちらも被打率.174と効果的です。またスライダーは空振りを一番奪える変化球でロアークの持ち球の中では一番高い空振り率となる35.27%を記録しています。

変化球の中では比較的質が落ちる部類となるカーブでも、ゴロ比率は43.68%、被打率は.250と悪くはなく、多彩な球種を高いレベルで操っているタナー・ロアークです。

タナー・ロアークの動画

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タナー・ロアークの動画です。

最初の2球はスライダー、続いてフォーシームが94マイル(151キロ)、シンカー(ツーシーム)が92マイル(148キロ)、スライダーとなっています。

スライダーは基本的に縦変化のようで空振りを奪える球種となっています。

2016年8月のブレーブス戦で7イニングを1失点に抑えた時の動画です。こちらのほうがロアークの投球をイメージしやすいものとなっています。

タナー・ロアークがゴロを打たせることに長けていることがわかる動画です。

寸評・まとめ

三振を多く奪う力投型ではなく、ゴロを打たせてアウトを積み重ねるタナー・ロアークです。投球の軸となるシンカー、スライダー、チェンジアップなどが特にゴロを打たせるのに有効となっています。

日本代表が警戒する必要があるのが、早いカウントで打たされてしまってゴロの山を築き、少ない投球数で深いイニングまでいかせてしまうことです。

そうなるとリリーフ投手陣がメジャーでもクローザー、セットアッパーとして安定した成績を残しているアンドリュー・ミラー、デビッド・ロバートソン、ルーク・グレガーソンらが控えているため、点をとるのが容易ではなくなります。

日本には多いタイプの投手ではないので、早い段階で投球スタイルに慣れて、術中にはまらないようにすることが重要となりそうです。

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