ヨーダノ・ベンチュラの残契約1980万ドルは・・・事故死による未経過の契約の扱いは

Kansas City Royals Top Catch

ヨーダノ・ベンチュラが自動車事故によって命を落としたことは、MLBにとってホセ・フェルナンデスに続く、大きな悲しみとなりました。

先発投手でありながら100マイルを越えるファーストボールを投げる将来を嘱望された選手だっただけに、非常に大きな損失であり、悲しみとなりました。

そのヨーダノ・ベンチュラは5年2300万ドルの契約延長で合意し、その契約の2年目が終えた時点での事故となってしまいました。

ヨーダノ・ベンチュラの5年2300万ドルの契約の内訳は以下のとおりとなっています。

  • 2015年(23歳)95万ドル(契約金20万ドル+年俸75万ドル)
  • 2016年(24歳)120万ドル(契約金20万ドル+年俸100万ドル)
  • 2017年(25歳)345万ドル(契約金20万ドル+年俸325万ドル)
  • 2018年(26歳)645万ドル(契約金20万ドル+年俸625万ドル)
  • 2019年(27歳)995万ドル(契約金20万ドル+年俸975万ドル)

3年1985万ドルの契約が残っています。さらに2020年の契約1200万ドルで更新できるオプションをロイヤルズ側が有していて破棄する時には100万ドルを支払うバイアウトが設定されています。

そのため実際には保証された金額は3年2085万ドルとなります。

これは契約を結んでいる時点で支払が確定している金額のため、契約が無効になる条件に該当しない限り、ロイヤルズには支払いの義務が残ることになります。

それを大きく左右することになりそうなのが「毒物検査の結果」となるようです。

FOXスポーツのケン・ローゼンタール記者が$20M owed to Yordano Ventura likely hinges on his toxicology reportという記事の冒頭で以下のように伝えています。

The fate of the approximately $20 million remaining on pitcher Yordano Ventura’s contract likely will hinge on his toxicology report, according to major-league sources.
The deal would remain fully guaranteed if Ventura’s death was determined to be accidental. The money would go to his estate, while the Royals — who had insurance on Ventura’s contract — would be reimbursed for an amount that is not yet clear, sources said.

残る2000万ドル近いヨーダノ・ベンチュラの契約は毒物検査の結果次第になりそうだという情報をMLB関係者から得たようです。

そしてベンチュラの死が「事故によるもの」だと確定した場合には、その残る2000万ドルに関してロイヤルズに支払い義務が残り、ベンチュラ側に受けると権利が残ることになるとのこです。

ただ、ロイヤルズも保険に加入しているため、そこから払い戻されはするものの、それが2000万ドルのどこまでをカバーするのかは、現時点ではまだわからないようです。

なぜ毒物検査の結果次第になるかというと、そういった条項が契約の中に盛り込まれていたのが理由のようです。

同じ記事からの引用です。

However, guaranteed contracts include exceptions that relate to player conduct, and Ventura’s deal includes a provision that will nullify payment for failure to perform due to injury or death resulting from driving a motorized vehicle while intoxicated, sources said.

保証された金額が無効になる「プレイヤー側の行動」に関する条項が盛り込まれていて、「プレイヤーが酔った状態で車を運転して死亡、もしくは負傷してプレーできなくなった時には無効になる」というものが含まれているとのことです。

そのため毒物検査の結果を待たなくては宙に浮いている2000万ドルの残契約をどう処理するか決定できないようです。

もし毒物検査でアルコールやドラッグなどの問題が検出されなければ、この2000万ドルはベンチュラの遺産となるため、彼が遺書を残していればそのとおりに執行され、そうでなければドミニカ共和国の法律に従って相続されることになるとケン・ローゼンタール氏は伝えています。

仮に毒物検査に引っかかってしまった場合はロイヤルズには支払い義務が無くなるのですが、それでも残る契約のうちの何割かを払うことを選択する可能性も残されているようです。

もしロイヤルズが完全に支払わないことを選択した場合でも、メジャーリーガーの給付プランに事故死による補償と生命保険が含まれているため、少なくとも150万ドルはベンチュラの遺産となる可能性が高いようです。

事故死したホセ・フェルナンデスの場合はボートを運転していなかったもののアルコールと薬物が検出され、来季の契約も結んでいませんでしたが、この給付の対象となり遺族は同様の金額を受け取るようです。

ヨーダノ・ベンチュラは自分で運転していた車で事故をしたことと、その側にはアルコールなどはなかったことしか確認されていません。毒物検査には三週間ほどかかるようで、その結果をロイヤルズは待つことになるようです。

ロイヤルズは毒物検査の結果により、契約の支払い義務が残った場合には保険金の支払いがどの程度になるかが決まった時点で、先発投手の補強に資金をまわすことになるようだと、ケン・ローゼンタール記者は関係者からの情報として伝えて記事を結んでいます。

カンザスシティ・ロイヤルズは予算的にも余裕がない中で、来季終了後にFAとなる選手を放出せずに、2017年に勝負をかけるロースター編成をしていました。

中長期的にチームの柱と考えていたヨーダノ・ベンチュラを失ったことにより、ロイヤルズはより難しい舵取りを迫られることになりそうです。

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