ヤンキースの大型セールの成果は?トレードでファームシステムの評価は急上昇

ヤンキースはトレード期限前にアロルディス・チャップマン、アンドリュー・ミラー、カルロス・ベルトラン、イバン・ノバといずれもチームの主力選手をトレードで放出しました。

その見返りとして高い評価を受けるプロスペクトを次々とヤンキースは獲得するに至りました。

近年ヤンキースのプロスペクトはトレードの交換要員として放出され続け、一時はメジャーでも下から数えた方が早いほどでしたが、そういった補強をやめ、ファームの充実に努めていました。

そのため徐々にファームも評価されるようになってきていたのですが、今回の一連のトレードでその評価は一気に高まりました。

ESPNのシニアライターで主にプロスペクトの評価に関する記事を書いているKeith Lawは“Yankees now have a top-three farm system”とメジャーでもトップ3に入るほどになったと高く評価しています。

そしてニューヨーク・ポストのKen Davidoff記者が“Where does Yankees’ farm system rank now?”の記事で、様々なメディアの評価を伝えています。

“Middle of the pack to top five,” was the anonymous assessment by one opposing general manager of how high the Yankees’ minor leagues rose thanks to their transactions. Two talent evaluators from other clubs agreed with that evaluation.

複数の他チームのGMたちの評価は”普通のレベルからトップ5になった”というものだったようです。

続いて、MLB公式サイトでのプロスペクト評価を担当しているJim Callisの評価を伝えています。

Jim Callis, who writes about amateur and minor-league talent for MLB.com and MLBPipline.com, said he had the Yankees’ farm system ranked between 11 and 15 in the preseason. He intends to publish a new, post-deadline rankings on Wednesday and said the Yankees will be “at or near the top” of those.

シーズン前には30球団中11位から15位くらいだったが、最新にアップデートする内容ではトップもしくはトップに近いところにランクすると回答があったようです。

そしてプロスペクトの評価で定評があるベースボールアメリカによる評価です。

Baseball America ranked the Yankees 16th before the season and 18th the prior two years. John Manuel, BA’s editor, said he now regarded the Yankees as having a top-five system.

ベースボールアメリカはシーズン開幕時に16位、2年前には18位にランクしていたが、エディターのJohn Manuelはトップ5にランクすると話しているそうです。

このメジャーのファームシステムの評価はドラフト指名した選手を育成しただけでなく、トレードによって充実させた場合も評価が上がるようになっています。

今回こうして評価が急上昇したわけですが、トレードで獲得した選手を見れば当然のことと言えます。

トレード期限終了後のMLB公式サイトによるプロスペクトランキングのトップ100にヤンキース傘下からランクインした選手は以下のとおりとなっています。番号はトップ100内のランキングです。

#22 クリント・フレイザー – CLE/3A/外野手
#24 グレイバー・トーレス – CHC/1A(Adv)/遊撃手

#25 ホルヘ・マテオ – NYY/1A(Adv)/遊撃手
#30 アーロン・ジャッジ – NYY/3A/外野手
#37 ゲーリー・サンチェス – NYY/3A/外野手
#62 ブレイク・ラザフォード – NYY/ROK/外野手
#93. ユスタス・シェフィールド – CLE/1A(Adv)/左投手

ヤンキースはトレードで獲得する前にもトップ100に4人が入るところまで充実してきていたのですが、一連のトレードでトップ100にランクされる選手を3名獲得したため、7名がランクされることになりました。

またトップ30にランクされるような選手が4名になったことも、評価が急上昇する要因と言えそうです。

さらに現在は評価を落としているものの2013年ドラフト1巡目24番目でアスレチックスに指名されカブスに移籍し、さらに今回ヤンキースに移籍した外野手のビリー・マッキニー。

そしてカルロス・ベルトランのトレード成立のトリガーとなった2015年ドラフト1巡目4番目指名のディロン・テイト投手も獲得しています。

現在のヤンキースのチーム内でNO.1評価となっているクリント・フレイザーは2013年の1巡目5番目で指名されていますので、ヤンキースは1巡目のかなり上位クラスの選手を多く獲得したことになります。

ただ、野手に関してはかなり充実したが、投手の層はまだ薄いとの評価もあります。

シカゴ・カブスは野手は育成、投手は補強というスタンスをとっています。投手は故障などでダメになる確率が高い一方で、野手のほうがより育成しやすいので、野手は育成し、投手はメジャーレベルに達した選手を獲得することでチーム編成をする方針にしたとされています。

ヤンキースが今後このファームからの育成でメジャーロースターを構成していくのか、それともトレード補強のカードにするのか、もしくはその両方のバランスをとることを試みるのか、今後の編成に注目していきたいと思います。

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