ヤンキースは”売り手”への移行も準備?主力選手の獲得オファーにも耳を傾ける姿勢

New York Yankees Top Catch

ヤンキースはナ・リーグ西地区最下位のサンディエゴ・パドレスとの3連戦でのスイープはなんとか免れたものの1勝2敗と負け越してしまいました。

そしてア・リーグ中地区で4位も42勝40敗と勝率5割を越えるホワイトソックス、同地区首位のインディアンスとの計7連戦でオールスターブレイクを迎えることになっています。

先月は低迷するツインズ、ロッキーズとの11連戦でも大きく勝ち越すことができず、もたついているためヤンキースがトレード期限前の売り手になるのではないかとの見通しが、強まりつつあります。

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上層部は売り手になることを否定も実際には・・・

ESPNのシニアライターであるバスター・オルニーは”Yankees fielding offers right now for Chapman, Miller, others”というタイトルの記事の冒頭で以下のように伝えています。

Executives with other teams say they haven’t been told specifically by the Yankees that New York will execute a sell-off before the Aug. 1 trade deadline. Yankees owner Hal Steinbrenner has not exactly climbed a mountain and shouted his intentions.
But rival evaluators say the Yankees are taking offers for Andrew Miller, Aroldis Chapman and other players right now, setting up the team to execute trades quickly whenever the club’s leadership decides to refocus the organization’s efforts to 2017.

「8月1日のウェーバー公示なしのトレード期限前に”売却”を行うとヤンキースから明確には聞かされていないと他チームの幹部たちは話している。ヤンキースのオーナーであるハル・スタインブレナーは世間に対して彼の意向を高らかに宣言していてもいない。
しかし、ライバルチームのエバリュエーター(評価担当)たちはヤンキースは球団のリーダーたちが組織のフォーカスを2017年に変える決断をすれば、いつでもトレードがすぐに行えるようにチームをセットアップしながら、アンドリュー・ミラー、アロルディス・チャップマンなどへのオファーを受け取っている」

ヤンキースの野球運営部門の社長(President of Baseball Operations)であるランディ・レヴィーン(Randy Levine)はトレード期限前に売り手になることを”nonsense”だと即座に否定していました。

そしてハル・スタインブレナーも売り手にまわることを示唆することはないことからも、球団の上層部が売り手になることを決断してはいないことがうかがえます。

しかし、実際には他球団からのオファーを門前払いするようなことはなく、一旦は受け取っているようです。

ブライアン・キャッシュマンGMは自身のスタンスを6月の時点でメディアに明かしています。nj.comの’Brutally honest’ Brian Cashman ready to sell if Yankees can’t turn it aroundというタイトルの記事からの引用です。

“We’re not going to be a seller unless ownership green lights it,” Cashman said. “So I don’t have any number in my head (of games back in order to make a decision). If we feel at a date in the future that is a necessity, trust me, I’ll recommend it. I’m always a brutally honest person. If I see things, I’ll communicate them. But again, we’re in June.”

「オーナー側がグリーンライトを出さない限り、私たちが売り手になることはない。私には(決断に至るゲーム差について)具体的な数字があるわけではない。将来的に必要だと感じる時がくれば、本当に私はそれ(売り手になること)を薦める。私はいつも並外れて正直な人間だ。そのような時・出来事を目にしたときには、私は彼らに伝えるだろう。でも、まだ6月だ」

以上のように6月23日にキャッシュマンGMはメディアに話しています。

その時点で売り手になるということを決めてはいないが、それがベストの選択肢だと考えられる時がくれば、球団の上層部にそれを提言するつもりだと明言していることになります。

そのためある面、ヤンキースはどちらにも舵を切れるような状態で、ブライアン・キャッシュマンGMは売り手になる場合の準備を進めていても、何ら不思議なことではありません。

ヤンキースが売り手になる場合に、大きな関心を集めるのはアンドリュー・ミラー、アロルディス・チャップマンの2人のリリーフ投手であることは間違いないのですが、それ以外の選手についてバスター・オルニーが動画で言及しています。

バスター・オルニーがこのヤンキースの動きについて以下のように語っています。

内容を要約すると以下の様なものとなります。

  • ブライアン・キャッシュマンGMがPODCASTで『他チームのGMが話を持ちかけてくるので、それに耳を傾け、その内容をオーナー側に伝えている』と話した。
  • キャッシュマンGMはヤンキースがポストシーズンを狙うのが難しくなれば、売り手になると先月話している。
  • ヤンキースはブライアン・マッキャン、カルロス・ベルトラン、ブレット・ガードナー、イバン・ノバ、ネイサン・イオバルディへのオファーに耳を傾ける用意があると他チームの幹部が話している。
  • あるチームは内部でCCサバシアへのオファーも検討している。

この情報では、これまであまり名前が出てこなかったブライアン・マッキャンについても話されています。

ブライアン・マッキャンは5年8500万ドルの契約を結び、2018年まで契約が残り2019年もチーム側に選択権があります。

8シーズン連続で20本塁打以上を打ち、守備の要であるもマッキャンですが、ヤンキースにはマイナーの捕手のプロスペクトのギャリー・サンチェスが控えています。

ギャリー・サンチェスは2016年開幕前の時点でベースボールアメリカがMLB全体で36位、MLB公式サイトが59位、ベースボールプロスペクタスが92位といずれもトップ100にランクするなど高い評価を得ていました。

すでにメジャーでは3試合の出場経験がありますが、今年は3Aで53試合に出場し打率.274/出塁率.313/長打率.470/OPS.784という成績を残し、本格的にメジャーで経験を積ませる段階に差し掛かりつつあります。

打てる捕手でありながら守備力もあり、クラブハウスなどでのリーダーシップもあるブライアン・マッキャンのため、ポストシーズンを争うチームには非常に魅力的な存在であることは間違いありません。

ヤンキースが本格的なセールに踏み出せば、かなりハイレベルのプロスペクトを獲得できますし、トレードでこれらの選手を獲得するチームも大きなグレードアップが期待できます。

これからの3週間のヤンキースの動きは目が離せないものとなりそうです。

【数シーズン中に契約が終了する主な選手】

  • アロルディス・チャップマン:2016年シーズン終了後FA
  • カルロス・ベルトラン:2016年シーズン終了後FA
  • マーク・テシェイラ:2016年シーズン終了後FA
  • イバン・ノバ:2016年シーズン終了後FA
  • CCサバシア:2016年シーズン終了後FA+2017年自動更新オプション
  • アレックス・ロドリゲス:2017年シーズン終了後FA
  • ネイサン・イオバルディ:2017年シーズン終了後FA
  • アンドリュー・ミラー:2018年シーズン終了後FA
  • ブライアン・マッキャン:2018年シーズン終了後FA+2019年チームオプション
  • ブレット・ガードナー:2018年シーズン終了後FA+2019年チームオプション
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