ヤンキースはB・ハーパーとM・マチャドを追いかけない?スタントン獲得の来シーズンオフへの影響

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースが2018年に年俸総額を1億9700万ドルを下回る金額まで圧縮し、ぜいたく税の税率をリセットする方向性であることを、ハル・スタインブレナー、ブライアン・キャッシュマンともに明言しています。

ぜいたく税は基準額を超過したのが1年目の場合は超過額の20%、2年連続の場合は同30%、3年連続以上では同50%を支払う必要があります。

ヤンキースは15年連続でぜいたく税の対象となっているため、基準額を超過した分の50%を支払い続けています。

2017年は1億9500万ドルの基準に対して、2億930万ドルまで圧縮したため、支払う金額は700万ドル程度まで減っているのですが、まずはぜいたく税の税率をリセットするために、2018年はさらなる圧縮を目指しています。

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ヤンキースがぜいたく税の回避にこだわる理由

ヤンキースが2018年にぜいたく税の税率をリセットすることに強い意欲を示している理由として指摘され続けているのは「豪華な顔ぶれが揃う2018-19シーズンのFA市場に備えるため」というものが一般的です。

ブライス・ハーパー、マニー・マチャド、ジョシュ・ドナルドソン、ホセ・アルトゥーべ、クレイグ・キンブレル、契約をオプトアウトした場合にはクレイトン・カーショーがFA市場に出る見込みとなっています。

このような選手を獲得した場合には1億ドルから4億ドルの範囲での投資が必要になるため、ぜいたく税の税率が50%のままでは過剰とも言える金額が補強に必要となります。

そのシーズンオフに向けてヤンキースはぜいたく税を回避し、税率のリセットに注力していると見られていました。仮に2018-19シーズンオフの大型補強で再びぜいたく税の基準を超過しても、税率は20%となるためです。

しかし、10年2億9500万ドルのうち2億6500万ドルを負担することで合意したジャンカルロ・スタントンを獲得したことで、状況は大きく変わることになりました。マーリンズが10年にわたり3000万ドルを負担するものの、ヤンキースの帳簿に毎年2200万ドルという金額が2027年まで残ることを想定する必要があるためです。

ヤンキースの最大のターゲットとされ、本人が小さい頃からヤンキースファンだったのがナショナルズのブライス・ハーパーですが、10年4億ドルが必要との予想があります。ところがスタープレイヤーが不在、左のパワーヒッターが不在と言った理由も加わり、獲得に動くことが確実と予想されていました。

ところが外野には2022年までコントロールできるアーロン・ジャッジ、6年間コントロールできるクリント・フレイジャー、アダム・ジョーンズ級とも評されるエステバン・フロリアルなどもマイナー控えているところに、2027年まで契約が残るジャンカルロ・スタントンが加わったため、外野手のブライス・ハーパーに大金を支払う必要性は低くなったと考えられます。

このようにジャンカルロ・スタントンのトレード獲得は、今シーズンオフのみながら、来シーズンオフの補強動向にも影響を与えることが確実です。その来シーズンオフへの影響についてニューヨーク・ポストのケン・デビッドオフ氏が予想しています。

ハーパーの獲得の可能性は低くなるもマチャドは?

以下はニューヨーク・ポストの“Will the Yanks still chase Harper, Machado after adding Stanton?”からの引用です。

Well, unless Major League Baseball and the Players Association agree to add a fourth outfielder, it’s awfully hard to see how Harper would fit on this roster. You never say never, especially given what has just transpired, but the Stanton trade obviously, dramatically decreases the likelihood of Harper becoming a 2019 Yankee.

「MLB機構側とMLB選手会が外野を4人が守ることで合意しない限り、ヤンキースのロースターにフィットさせる道を見出すのは難しい」
と述べる一方で、可能性は低いと予想されていたジャンカルロ・スタントンのトレードが成立したことを考えると、「絶対にないと言えない」としています。

ただ、はっきりといえるのは「2019年にブライス・ハーパーがヤンキースにいる可能性は明白かつ劇的に低くなった」とデビッドオフ氏は述べています。

一方、ブライス・ハーパーと同様に10年4億ドルの可能性が指摘されているマニー・マチャドに関しは少々事情が異なるとデビッドオフ氏はしています。

Machado falls into a different bucket. If the Yankees succeed at getting under the luxury-tax threshold despite the Stanton trade, which remains their goal, then they’d be open to acquiring Machado because they’d pay a lower tax rate on his salary. However, Hal Steinbrenner has said that he’d generally like to keep his team’s payroll under $200 million, beyond even ducking under the luxury-tax threshold for one year. Machado could test that resolve.

スタントンのトレードが成立しても、ゴールである「2018年にぜいたく税の基準を下回る」ことができれば、彼らはマニー・マチャドを獲得することに対してオープンな姿勢となるだろうと予想されています。ただ、ハル・スタインブレナーがぜいたく税の基準を氏球渡った後も、基本的にはチームの年俸総額を2億ドルを下回るレベルに圧縮することを好んでいるようです。

そんためマニー・マチャドはそのハル・スタインブレナーの意向がどれだけ強固なものであるのかが問われることになるだろうとデビッドオフ氏は予想しています。

マニー・マチャドは三塁と遊撃の両方を高いレベルで守ることができますが、どちらかと言えばショートでのプレーを希望していると伝えられています。一方、ヤンキースの三遊間はチェイス・ヘッドリーが2018年まで、ディディ・グレゴリウスが2019年までとなっています。

ただ、ショート、セカンド、サードを守ることができるグレイバー・トーレス(MLB全体のプロスペクトランキングで2位)、サードをポジションとするミゲル・アンドゥハー(MLB全体のプロスペクトランキングで92位)なども3Aに控えています。

そのため絶対に必要だとも言えないのですが、2018年でチェイス・ヘッドリーの1300万ドル、デビッド・ロバートソンの1300万ドル、年俸調停のアダム・ウォーレンらがFAとなるため、3000万ドル超が予算から消えます。その結果、2019年と2020年はで確定している契約は1億ドルまで圧縮されますので、ぜいたく税を回避しながらマニー・マチャドを獲得することも可能ではあります。

2018年のヤンキースの成績、そしてグレイバー・トーレス、ミゲル・アンドゥハーらがどれだけメジャーレベルでポテンシャルを発揮できるかとはなりそうですが、来シーズンオフに再び大型契約に踏み込む可能性は残されていると考えられます。

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