ヤンキースはウェーバー・トレードに動くも実らず・・・キャッシュマンGMが明かす

ニューヨーク・ヤンキースはノンウェーバー・トレード期限となる7月末にザック・ブリットンの獲得に動くなど積極的でしたが、レッドソックスとは引き離され、アスレチックスの挑戦を受ける状況となっています。

そのような状況の中、アーロン・ジャッジ、ディディ・グレゴリウス、ゲーリー・サンチェスという打線の軸を故障者リストに入れているため、打線の補強が望ましい状況となっています。

そのような補強の動きが実現はしていない現在ですが、水面下では積極的な動きを継続しているようです。

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多くの選手をウェーバーでクレームするも・・・実らず

ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏は以下のように伝えています。

But is there enough uncertainty about when the trio returns, and in what condition, that the Yanks should try to add a bat before Aug. 31 (the last day a player can be added and be on a postseason roster)? Brian Cashman said, “We have claimed a lot of guys, but we have not been eligible on anybody.”

「故障離脱している3人の復帰がいつになるのか不透明な現状は、ヤンキースを野手の補強に突き動かすのに十分なものだろうか?」とシャーマン氏は問いかけた後、ブライアン・キャッシュマンGMが「たくさんの選手をクレーム(獲得意思を示す)したが、私達はその誰とも交渉できなかった」と話したことが伝えられています。

8月のウェーバー・トレードでは、ウェーバーにかけられた選手をクレームしたチームが複数現れた場合、勝率が最も低いチームに交渉する権利が与えられます。また、選手をウェーバーにかけた球団は、その選手をトレードすることなく、一度だけロースターに戻すことが許されています。

MLBでは例年7月31日に設定されるトレード期限(trade deadline)ですが、正式にはウェーバー公示なしのトレード期限(non-w...

ヤンキースは地区2位ではあるものの、両リーグ2位ともなる勝率のため、ウェーバーのクレームにおける優先順位は29番目となってしまいます。そのため欲しいと思った選手をクレームしても、勝率の低い他チームがクレームしてしまうため、交渉するには至っていないということです。

ヤンキースのニーズに最もフィットすると考えられていたのがナショナルズのダニエル・マーフィーでした。

しかし、そのトレード獲得が実現する可能性は、すでになくなりました。

Translation: The Yanks have made waiver claims, but with MLB’s second-best record, they are so far back in the process that they have not been awarded any of the claims. For example, Washington’s Daniel Murphy was claimed before he reached the Yankees.

ブライアン・キャッシュマンGMの話を通訳する(噛み砕く)と「ヤンキースはウェーバーにかけられた選手を何回もクレームしているものの、両リーグで2位という高い勝率のため優先順位は低く、クレームが一つも実っていない」とシャーマン氏は説明します。

その具体的な例として「ナショナルズのダニエル・マーフィーはヤンキースよりも勝率の低いチームがクレームした」と付け加えています。

ダニエル・マーフィーは二塁手としてはもちろんのこと、一塁、指名打者としても起用できる選手で、攻撃力もあるため、優勝を争う多くのチームにフィットします。

ヤンキースのニーズにどれだけマッチしていても、どんなに交換要員を準備していても、他の28球団がクレームを見送らない限り、交渉することができないのがウェーバー・トレードです。

昨年のジャスティン・バーランダーのように巨額の年俸と大型契約が残っている選手であれば、能力が高くてもウェーバーをクリアしてきます。しかし、ヤンキースはぜいたく税の回避を死守する方針のため、そのような選手はクレームできません。

このような状況のためブライアン・キャッシュマンGMは率直に以下のようにシャーマン氏に話しています。

“Because of our record, it’s unrealistic to think we would add a substantial player,” Cashman said.

「チームの勝率を考えると、インパクトのある選手を補強できると考えるのは現実的ではない」と大型補強の実現性は低いと明かしています。

シャーマン氏は、ヤンキースはすでに補強のために多くのプロスペクトを手放していることも、複数年の契約が残っているような市場価値の高い選手を獲得するのを難しくしていると分析して付け加えています。

シャーマン氏はウェーバーをクリアしているものの来季以降も契約をコントロールできることにより、支払う代償が大きくなるため獲得するのが難しい選手として以下のような名前に言及しています。

  • ジャスティン・スモーク(一塁手・ブルージェイズ・2019年まで)
  • ウィルマー・フローレス(内野手・メッツ・2019年まで)
  • C.J.クロン(レイズ・2020年まで)

その一方でウェーバーをクリアしているものの、現時点でヤンキースが強い関心を示してはいないプレイヤーとして以下の選手に触れています。

  • ルーカス・デューダ(一塁手・ロイヤルズ)
  • アダム・ジョーンズ(外野手・オリオールズ)
  • カーティス・グランダーソン(外野手・ブルージェイズ)
  • ローガン・フォーサイス(二塁手・ツインズ)

キャッシュマンGMは外部からの補強にオープンな姿勢ではあるものの、慎重に内部の選択肢として比較してアップグレードになると確信を得た時に動くとの意向を示しています。

上記の4選手は現時点で魅力的な選択肢とはなっていないようです。

現状では、アーロン・ジャッジ、ディディ・グレゴリウス、ゲーリー・サンチェスら主力選手の順調な回復を願うしか無いのかもしれません。

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