2018年に年俸総額をぜいたく税の基準となる1億9700万ドル以下に圧縮することを目指しているヤンキースですが、ジャンカルロ・スタントン獲得と同時にスターリン・カストロを放出することで、その目標額以下に抑えることに成功しました。
そのヤンキースがチェイス・ヘッドリーを放出することで、さらなる補強資金の捻出に成功しました。
ヘッドリーの放出で補強資金の枠が拡大
ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏が以下のように伝えています。
I hear #Yankees have traded Mitchell and Chase Headley to the #Padres
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年12月12日
ヤンキースがチェイス・ヘッドリーを古巣であるパドレスにトレードしたという情報を得たことを伝えています。
さらにFOXスポーツのケン・ローゼンタール氏が以下のように伝えています。
#Yankees acquiring Jabari Blash from #Padres for Chase Headley and Bryan Mitchell, sources tell The Athletic. First: @Joelsherman1.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2017年12月12日
ヤンキースはチェイス・ヘッドリーと一緒に、FAまで4年間契約がコントロールできるブライアン・ミッチェルを合わせて放出し、見返りとして外野手のジャバリ・ブラッシュを獲得しています。
チェイス・ヘッドリーの残契約である1年1300万ドルはパドレスが全額負担することになると伝えられています。ヤンキースがパドレスに50万ドルを支払うという情報もありますが、ヘッドリーの契約にはトレードされた場合に100万ドルを受け取れるという項目があり、その半額である50万ドルをヤンキースが支払い、残りをパドレスが負担するとの情報があります。
パドレスにとっては4年をコントロールでき、2018年はメジャー最低保証年俸レベルですむブライアン・ミッチェルを獲得することが、このトレードのメインターゲットとなっています。ジャバリ・ブラッシュを放出していますが、それ以上にチェイス・ヘッドリーの契約を買い取るというのが、ミッチェル獲得の代償となっています。
FOXスポーツのケン・ローゼンタール氏は以下のように伝えています。
#Yankees approximately $30M under $197M luxury-tax threshold, sources tell The Athletic. Plenty of room to make other moves, and additional trades would create even more flexibility.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2017年12月12日
ヤンキースはこのトレードによりぜいたく税の基準まで3000万ドル程度の余裕をつくることに成功したと情報筋が話したことが伝えられています。さらに他にもジャコビー・エルズベリーらのトレードを模索する動きも伝えられていることもあり、それに成功すればさらに予算に柔軟性が生まれることになるとローゼンタール氏は述べています。
現時点で3000万ドル程度の余裕があるため、ダルビッシュ、アリエッタに続くクラスのアレックス・カッブ、ランス・リンといったFA市場の投手を獲得しても、さらなる補強に動く余力が残ることになります。
トレードの交換要員も豊富に抱えているため、ヤンキースのさらなる戦力アップに向けての補強は、まだまだ続いていくことになりおすです。