ヤンキースがダニー・エスピノーサとマイナー契約・・・この補強の意味するものとは?

New York Yankees Top Catch

ヤンキースはジャンカルロ・スタントンを獲得するトレードで打線を強化しましたが、その動きに関連して正二塁手のスターリン・カストロを放出し、三塁のチェイス・ヘッドリーも年俸総額削減のために放出することとなりました。

二塁ではスターリン・カストロが109試合で先発出場し、三塁に関しては89試合がチェイス・ヘッドリー、FAとなったトッド・フレイジャーが66試合で先発しています。

ワールドシリーズ制覇の有力候補に上がっているヤンキースですが、この二塁と三塁に不安がないわけではありません。

その二塁と三塁の候補としてダニー・エスピノーサとマイナー契約をヤンキースは結ぶことになるようです。

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏が以下のように伝えています。

ダニー・エスピノーサがマイナー契約で、スプリングトレーニングは招待選手として参加することになり、二塁のポジションを争うことになると伝えられています。

ダニー・エスピノーサは2016年にナショナルズの遊撃手として、打率.209、OPS.684と粗い打撃ではありましたが、24本塁打を記録しました。
しかし、ナショナルズはプロスペクトのトレア・ターナーをセンターから遊撃手に戻す決断をした結果、ベンチ要員になりました。

そのことへ不満を漏らしていたダニー・エスピノーサは、二塁手を補強ポイントとしていたエンゼルスにトレード移籍することとなりました。

正二塁手としてエンゼルスは期待していたのですが、77試合で打率.162/出塁率.237/長打率.276/OPS.513、6本塁打と大不振に陥り、リリースされるに至りました。
その後マリナーズが一旦は拾ったのですが、一ヶ月足らずでリリースされ、その5日後にレイズが契約するも、再び1ヶ月足らずでリリースされました。

2017年は3チーム合計で93試合で打率.173/出塁率.245/長打率.278/OPS.523、6本塁打に終わり、年齢も4月に31歳になるため、メジャー契約は難しいところでした。

ただ、二塁、遊撃、三塁、一塁と内野の4つのポジションを守ることができ、スポットでの起用ができるレベルにとどまりますがレフトでの守備経験もあるユーティリティ性の高いプレイヤーであるため、ヤンキースが関心を示したと考えられます。

ヤンキースは三塁にミゲル・アンドゥハー、二塁にグレイバー・トレースのプロスペクト2人が控えています。しかし、グレイバー・トーレスに関してはブライアン・キャッシュマンGMが3Aで開幕を迎えさせる考えがあることを明らかにしています。

グレイバー・トーレスが2017年シーズン途中で左肘のトミージョン手術を受けたことによる「実戦経験のブランクを考慮して」とキャッシュマンGMは話しています。しかし、それだけではなく、昇格を4月末に遅らせることができれば、FAまで通常の6年(2023年まで)ではなく、7年(2024年まで)もチームがコントロールできることも念頭にあることは確実です。

(参考記事:ヤンキースはグレイバー・トーレスをどう起用していくのか?NO.1有望株の来季を地元メディアが予想

セカンドの候補となるロナルド・トレイエズ、タイラー・ウェイド、マイナー契約のジェイス・ピーターソンと比較した時、ダニー・エスピノーサがメジャーレベルのレギュラーとしての実績、経験が大きく上回っています。

グレイバー・トレースが昇格してくるまでの保険となりますし、昇格後には成績が悪ければロースターから外しやすい選手となるため、ヤンキースにとってはリスクは小さいながらも、必要を満たせる可能性がある補強となります。

この動きの影響についてはニュージャージー・アドバンスメディアのブレンダン・クティ氏は以下のように述べています。

Maybe this means the Yankees plan to stay away from any other potential second base trades or free agents, unless their acquisition costs come down significantly?

「補強に必要なコスト(トレードなら交換要員、FAなら年俸)が低くならない限り、ヤンキースはトレードもしくはFAで二塁手を獲得しない計画をしていることを意味しているのかもしれない」とクティ氏は考えています。

三塁のミゲル・アンドゥハーは打撃はメジャーでも通用すると目されていますが、守備面には不安があるとされています。二塁のグレイバー・トーレスは利き腕ではありませんがトミージョン手術からの復帰で、攻守にどのような影響が出るのかはわかりません。

ジャンカルロ・スタントンの獲得で期待が高まるヤンキースです。しかし、不安があるとすれば、ジャンカルロ・スタントンの故障もしくは負傷による離脱があった場合に、不安が残る二塁と三塁を守る選手への負荷が大きくなってしまうことです。

スターリン・カストロ、チェイス・ヘッドリー/トッド・フレイジャーの穴を、現在の選択肢で埋めること簡単ではなく、より打線が強力なもとなるにはジャンカルロ・スタントンの活躍がどうしても必要な要素となります。

グレイバー・トレース、ミゲル・アンドゥハー、ダニー・エスピノーサらが候補となる二塁と三塁が、しっかりと機能するかどうかも、シーズン開幕に向けての注目ポイントとなるヤンキースです。

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