ヤンキースが今シーズンに勝負をかけていることを感じさせる大型トレードの成立に前進しています。
ホワイトソックスの三塁手であるトッド・フレイジャー、同じくホワイトソックスのクローザーであるデビッド・ロバートソン、そしてリリーフ投手のトミー・ケインリーの獲得に近づいているようです。
移籍、トレード、FAなどの情報に詳しいFanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏が以下のように速報しました。
yanks are very close to a deal for frazier, robertson and kahnle, sources say. all 3, it appears.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年7月19日
ヤンキースが先に上げた3人の選手を同時に獲得するトレードの合意にかなり近づいているとのことです。
そしてその情報を追認するかのように、辛辣な批評で知られるニューヨーク・ポストの名物記者であるジョエル氏・シャーマン氏が以下のようにツイートしています。
#Yankees are pushing on Todd Frazier, Robertson, Kahnle from #whitesox. Hear it is not at finish line yet, though.
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月19日
フレイジャー、ロバートソン、ケインリーの3人の獲得にかなり積極的にプッシュしていることを伝えた上で、まだ完全な合意には達していないと述べています。
その後、速報したジョン・ヘイマン氏がヤンキースとホワイトソックスが今夜中(現地の7月18日中)にトレードを成立させたいと考えていると伝えています。
yanks, chisox hoping to finalize by late tonite. prospect package will go to chisox, probably lower-level, but well-regarded guys.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年7月19日
このトレードの交換要員はトップクラスのプロスペクトと、やや低いレベルのプロスペクトをパッケージにして合意に向かっていると付け加えています。
さらに具体的な選手名についてはUSAトゥデイのボブ・ナイチンゲール氏が伝えています。
The #Yankees are sending outfielder Blake Rutherford, their first-round pick in 2016, to the #WhiteSox as part of the deal.
— Bob Nightengale (@BNightengale) 2017年7月19日
2016年のドラフト1巡目全体18番目で指名した外野手のブレイク・ラザフォードが交換要員としてホワイトソックスに移籍することになるようです。
もちろんラザフォードだけでトレードは成立するわけがありませんので、パッケージとなる他のプロスペクトの名前も浮上しています。
Hearing that #Whitesox also would get Ian Clarkin if this dela gets done #Yankees
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月19日
MLB公式サイトのプロスペクトランキングではヤンキース内でNO.19にランクされている2013年ドラフト1巡目33番目指名のイアン・クラーキンも交換要員に含まれるようです。
MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏は、ヤンキース側の交換要員となるのはプロスペクトだけでなく、タイラー・クリッパードもそこに含まれるようだと伝えています。
Source: Tyler Clippard is part of the package that would head to the White Sox if/when the Robertson/Frazier/Kahnle deal is completed.
— Mark Feinsand (@Feinsand) 2017年7月19日
ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン氏は以下のようにツイートしています。
I hear if this trade is finalized (likely) there will be no money exchanging hands #Yankees #Whitesox
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月19日
どちらが年俸の一部を負担するといったことはトレードの合意内容には含まれないようです。
ただ、クリッパードの年俸が615万ドルで、ホワイトソックスがどうしても欲しいという投手ではありませんので、この分が事実上の金銭負担とも考えられます。
シャーマン氏は更に新情報をツイートしています。
When/if finalzied: #whitesox will be getting 4 players from #Yankees: Rutherford, Clarkin, Clippard and 1 more prospect.
— Joel Sherman (@Joelsherman1) 2017年7月19日
すでにヤンキース側の交換要員として明らかになったのが、ブレイク・ラザフォード、イアン・クラーキン、タイラー・クリッパードで、さらにもうひとりを加えた4対3の7選手が絡む大型トレードとなるようです。
ESPNのシニアライターであるアンドリュー・マーチャンド氏が以下のように伝えています。
The Yankees have acquired 3B Todd Frazier, along with relievers David Robertson and Tommy Kahnle. They have given up prospects Blake Rutherford and Ian Clarkin, as well as Tyler Clippard. There is no official word yet if the Yankees are giving up a fourth player.
ヤンキース側が放出する4人目の選手は不明なままですが、ヤンキースがトッド・フレイジャー、デビッド・ロバートソン、トミー・ケインリーの3人、ホワイトソックスがブレイク・ラザフォード、イアン・クラーキン、タイラー・クリッパードを獲得するトレードが成立したとのことです。
その後マーチャンド氏は4人目の選手がティト・ポロというマイナーリーガーだと伝えています。
MLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏によると、デビッド・ロバートソンはヤンキースにトレードされることになったことを伝達されたとのことです。
David Robertson has been informed that he's been traded to New York.
— Mark Feinsand (@Feinsand) 2017年7月19日
三塁手のトッド・フレイジャーも合わせて獲得しているのですが、アンドリュー・マーチャンド氏によると、チェイス・ヘッドリーとフレイジャーのどちらかがファーストを守ることになるようです。
そして、このトレードの成立が正式に発表されています。
trade official: frazier, d-rob and kahnle to the yanks, rutherford, clarkin, clippard and tito polo to the yanks.
— Jon Heyman (@JonHeyman) 2017年7月19日
ヤンキースはレッドソックスも狙っていたトッド・フレイジャーとデビッド・ロバートソンを獲得したことで、自チームの戦力アップだけでなく、宿命のライバルチームの補強を阻止することにも成功しました。