ヤンキースは引き続きジャコビー・エルズベリーの放出を模索も・・・大型契約とトレード拒否権がネックに

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースがジャンカルロ・スタントンのトレードを発表する会見を現地の12月11日月曜日におこなる予定であると報じられています。

メディカルチェックが最後のハードルとして残っていたのですが、この動きによりトレードの正式な成立が確実になりました。

ジャンカルロ・スタントンを獲得し、なおかつトップクラスのプロスペクトを放出せず、目標としているぜいたく税の回避ラインは守ることができる状態を維持するなど、巧みなトレード交渉でした。

しかし、シーズンオフのさらなる補強や、シーズン中のトレード期限前の補強を考えれば、もう少し年俸総額に余裕をもたせたいところです。そのためか、ヤンキースはベテラン2人の放出を試みているようです。

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エルズベリーとヘッドリーの放出をヤンキースは模索

FanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏が以下のように伝えています。

「ヤンキースがジャコビー・エルズベリーとチェイス・ヘッドリーの2人のトレードを模索している」ことが伝えられています。ブレット・ガードナーはヘッドリーと同様の年俸で、オプションを含めても2019年までの契約なのですが、ブライアン・キャッシュマンGMはチームの精神的な柱として残すスタンスを堅持しています。

チェイス・ヘッドリーは1年1300万ドルで今季終了後にFAとなりますので、トレードに出してもおかしくないタイミングなのですが、問題はスターリン・カストロを放出したことでセカンドに空きができてしまったことです。

以前はチェイス・ヘッドリーを放出しても、サードをロナルド・トレイエズ、グレイバー・トーレスらに守らせる構想ができたのですが、現時点ではこの2人にセカンドを守らせることを想定する必要があり、三塁が手薄です。

ただ、3AにはMLB全体で92番目にランクされているミゲル・アンドゥハーをメジャーレベルで起用できると踏んでいるのであれば話が変わってきます。

ミゲル・アンドゥハーは2017年に2Aで67試合で打率.312/出塁率.342/長打率.494/OPS.836、7本塁打、3Aでは58試合で打率.317/出塁率.364/長打率.502/OPS.866、9本塁打と結果を残しています。やや守備面に安定感を欠くものの肩の強さや守備範囲の広さはメジャーレベルのサードで通用するものがあるとされていま。

チェイス・ヘッドリーを放出しても、ゲル・アンドゥハーを昇格させてサードを守らせたり、ユーティリティのタイラー・ウェイドにセカンドを守らせて、ロナルド・トレイエズ、グレイバー・トーレスをサードに回すことで、対応することが可能ではあります。

ただ、ヤンキースにとって最もトレードしたいのはチェイス・ヘッドリーではなく、ジャコビー・エルズベリーです。

エルズベリーの全球団への拒否権は大きなハードルに

ジョン・ヘイマン氏のツイートではジャコビー・エルズベリーが全球団へのトレード拒否権を有していて、ヤンキースから打球団にトレードされることに応じる姿勢ではないことが伝えられています。さらにエルズベリー本人は、センターフィルダーとしてレギュラーの座を奪い返すことに強い意欲を見せています。

しかし、ヤンキースはポストシーズンでほとんどエルズベリーを起用していないことからわかるように、2017年の時点でレギュラーとは考えられていませんでした。
シーズンオフになってもその見方は変わっていないようで、ヤンキースの球団幹部たちは「アーロン・ヒックスがセンターのレギュラーと考えている」とジョン・ヘイマン氏は伝えています。

さらに問題が大きくなったのはジャンカルロ・スタントンが加わり、混み合い気味となっていた外野手の人数がさらに増えてしまったことです。
指名打者のスポットをジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、ブレット・ガードナーでまわすことが予想されますが、来季開幕時にロースターに入る可能性が高いタイラー・オースティン、タイラー・ウェイドの2人も外野を守れるため、エルズベリーをロースターに残しておくメリットは見当たりません。

ヤンキースとしては3年6800万ドルが残るジャコビー・エルズベリーを入れるよりも、メジャー最低年俸で、プロスペクトとして期待されてきたクリント・フレイジャーを第4の外野手としてベンチに入れるほうが、ロースターのバランス的にも、年俸総額の抑制の面でも望ましいことではあります。

エルズベリーをトレードに放出するには、3年6800万ドルの多くの部分をヤンキースが負担する必要があります。それでも、年俸総額は圧縮できますし、ロースターに枠を作ることもできます。
しかし、悪い条件を飲み込んで、トレードの相手を見つけることができたとしても、エルズベリー本人が拒否権を行使した場合には、ヤンキースはどうすることもできません。

エルズベリーの引き取り手を見つけるのも簡単ではありませんが、そのトレードを本人に承諾させることにもかなり高いハードルがあります。来季開幕までにヤンキースがどのように道を見出していくのか興味深い動きとなります。

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