ヤンキースがトレード期限前に売り手になるのを検討すべき理由とは?ニューヨーク・ポストの名物記者が提言

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースは26勝30敗で勝率.464でア・リーグでは12番目の勝率となっています。

そして地区首位のオリオールズとは6.5ゲーム差、ワイルドカードまでは5.0ゲーム差というポストシーズンが全く見えないわけではないものの、楽観的な見通しもたてにくい位置につけています。

そのヤンキースがアンドリュー・ミラーなどをトレードに出すのではないか、つまりトレード期限前に売り手にまわるのではないかとの見通しがメディアでは流れています。

まだヤンキースの経営陣、首脳陣が売り手になることを明言しているわけではありませんので、噂の段階に過ぎませんが、多くのチームがヤンキースの選手に興味を示していることは事実のようです。

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アンドリュー・ミラーはトレード期限前の注目選手の一人に

アンドリュー・ミラーは23試合に投げて防御率1.14/6SV/奪三振42/WHIP0.68と素晴らしい成績で、さらに23回2/3で奪三振は42と奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は18.12と驚異的な数字を叩き出しています。

現在はクローザーをアロルディス・チャップマンに譲っていますが、クローザーとしても2015年にマリアノ・リベラ賞を獲得するなど、セットアップマン、クローザーの両方を務めることができるアンドリュー・ミラーは、ブルペンを強化したいチームにとってはノドから手が出るほど欲しい魅力的な投手です。

しかもポストシーズンでの実績もあり、キャリア通算で8回1/3を投げて防御率0.00/WHIP0.24と圧倒的な数字を残しているため、なおさら優勝を争うチームにとっては、是が非でも欲しい投手です。

そのため多くのチームがアンドリュー・ミラーの獲得を検討していると報じられていて、焦点はヤンキースがそれに応じるかどうかとなっています。

これまでのヤンキースは「決して売り手にならない」というのを信条としてきたのですが、現状を考えるとそれを実行し、長期間にわたって優勝を争えるチームにすべきだとニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者が提言しています。

優勝を争うチームにとって魅力ある選手を抱えるヤンキース

ジョエル・シャーマン記者は”What hotshot prospects could Yankees get in a fire sale?”という記事の中で、アンドリュー・ミラーにとどまらず多くの選手をあげてトレードでプロスペクトを獲得することを提案しています。

2017年シーズン終了後にFAとなるネイサン・イオバルディ、マイケル・ピネダの先発投手、ポストシーズンに強く今季は好調なカルロス・ベルトラン、そして今季終了後にFAとなるアロルディス・チャップマン、さらにはデリン・ベタンセスまでもトレードに出してプロスペクトを獲得すべきではないかと提案しています。

ジョエル・シャーマンは2019年までチームがコントロールできるデリン・ベタンセスをトレードに出すことに対して拒否反応があることを予期しているため、あらかじめ以下のように反論しています。

I would ask, how good do you think the Yankees are going to be next year? If the answer is not very, then there is hardly anything more useless than great end-game relievers on losing clubs. Do you want to see if Betances’ arm holds up until the team is relevant again in 2018?

内容をまとめると「優勝を争えないチームが素晴らしいリリーバーを多くの試合でベンチに座らせておくだけというのは、全く意味が無い。2018年にチームが強くなるまでベタンセスがベンチに座っているのを見たいのか?」ということです。

勝ち試合が多く、しかもそれがポストシーズンに繋がるときに、優勝なリリーフ投手というのは価値が上昇します。しかし、下位をさまようチームでは出番も少なく、その意味と価値が下がってしまいます。

ジョエル・シャーマン記者はヤンキースが良い状態になるのは2018年くらいからで、そこまでは低迷する可能性が高いと予想していることを示唆しています。

そのため良い投手を2年間寝かしておくよりも、プロスペクトを獲得しておくべきではないかということです。

これまでヤンキースは優勝が現実的ではない状況でありながら、ロビンソン・カノとデビッド・ロバートソンをトレードに出さなかったのですが、そのトレードをやっていれば多くのプロスペクトを獲得できたのに、その機会を逃してしまっていることをシャーマン記者は指摘しています。

つまり、今年は同じような誤ちをすべきではないということです。

さらに、シャーマン氏は現在のヤンキースはグレッグ・バード、ジェームズ・カプリエリアン、ゲリー・サンチェス、ルイス・セベリーノなど有望な若手選手を抱えているので、トレードでプロスペクトを獲得してさらに層を厚くし、2018年シーズン終了後にブライス・ハーパーらがFAとなるタイミングで補強すれば、長期間にわたって優勝が争えるチームとなると述べます。

具体的な交渉相手としては、現在優勝を争おうとしているレンジャーズ、ナショナルズ、カブス、パイレーツ、ドジャース、ジャイアンツなどの名前を上げ、ヤンキースが欲しい野手のプロスペクトを抱えていることを指摘し、トレードに動くべきではないか、との見方を示しています。

ヤンキースの上位クラスの幹部はすぐにトレードに出すような計画はないと述べてはいますが、これからの1ヶ月半でポストシーズンの見通しが立たない場合には、大きくスタンスが変わる可能性があります。

というのも今抱えているリリーフ投手やベテラン選手を放出すれば、かなりハイレベルなプロスペクトを数多く獲得できるためです。

当然のことながらヤンキースがこれから浮上しポストシーズンに近いところにいればトレードはありえませんが、そうではなくなった時に、これまでの慣例を破って売り手にまわるのか?それともこれまでのスタンスを守り続けるのか?

その決断が注目されることになりそうです。

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