ヤンキースの補強ターゲットとなる三塁手は?地元メディアがリストアップ

ヤンキースの三塁はスイッチヒッターのチェイス・ヘッドリーが守っていますが、シーズン当初は攻撃面の数字が良かったものの、次第に落ちてきました。

62試合で打率.244/出塁率.329/長打率.364/OPS.694、4本塁打、29打点と攻撃面での貢献度は低くなっています。それでも2012年にゴールドグラブ賞を獲得した守備力があれば救いがあるのですが、DSR(守備防御点)が-3と控え選手レベルとなっています。

全体的に調子が下降気味になっているヤンキースの中でも泣き所となっている三塁はトレード期限前の補強ポイントとなる可能性があります。

トレード期限前にヤンキースが三塁の補強に動く場合にターゲットとなりそうな9名の選手をニュージャージー・アドバンス・メディアのBrendan Kutyがリストアップしています。

その9名と、Brendan Kutyによる評価の要約は以下のとおりとなっています。

1. トッド・フレイジャー(ホワイトソックス・31歳)

2017年成績:打率.205/出塁率.312/OPS.721、11本塁打、33打点
契約:今季終了後にFA
評価:彼のパワーはヤンキースタジアムでは魅力的。ただ、守備面では平均レベルでヘッドリーからアップグレードになるかは疑問。

2. ヤンガービス・ソラルテ(パドレス・29歳)

2017年成績:打率.264/出塁率.345/OPS.753、9本塁打、39打点
契約:2019年シーズン終了後にFA
評価:2014年にヤンキースとマイナー契約をした後、メジャーの25人枠を勝ち取った。しかし、シーズン途中にチェイス・ヘッドリーとの交換トレードでパドレスへ。サードの他、セカンドとショートも守れる。ただ、トレードに出した選手を獲得するために代償を支払うことを嫌がるかもしれない。

3. マイク・ムスタカス(ロイヤルズ・28歳)

2017年成績:打率.276/出塁率.316/OPS.864、本塁打18、打点45
契約:今季終了後にFA
評価:レンタル選手のためトレードの代償は大きくならないかもしれない。ただ、他にも興味を示す球団は多いだろう。左打ちで打線のバランスもとりやすい。ネックは、20本塁打をオールスター前に打とうとする選手が市場にでるのは珍しく、競争により価格が高騰すると予想されること。

4. エドゥアルド・ヌニェス(ジャイアンツ・30歳)

2017年成績:打率.300/出塁率.324/OPS.740、4本塁打、25打点
契約:今季終了後にFA
評価:昨年はオールスターに出場するなどレギュラーとして活躍し、複数のポジションを守れる。ただ、ヤンキース時代にエラーといまいちな打撃でファンにフラストレーションを与えていたことはネックに。

5. エウヘニオ・スアレス(レッズ・25歳)

2017年成績:打率.287/出塁率.370/OPS.862、本塁打11、打点38
契約:2020年シーズン終了後にFA
評価:若くて長期間コントロールでき、年俸も安いキャッシュマンGMがトレードで獲得を好むタイプの選手。問題はどれくらいの代償は必要になるか。ただ、注目したい選手の1人。

6. マーティン・プラド(マーリンズ・33歳)

2017年成績:打率/出塁率/OPS、本塁打、打点
契約:2019年シーズン終了後にFA
評価:ヤンキース在籍時のチーム内での評価も高かった。安定した成績、タフさ、クラブハウスでの影響力はプラス。ただ、年俸が2018年に1300万ドル、2019年が1500万ドルというのが大きな障害。

7. ユネル・エスコバー(エンゼルス・34歳)

2017年成績:打率.274/出塁率.326/OPS.728、5本塁打、19打点
契約:今季終了後にFA
評価:エンゼルスはトレードを試みる可能性が高く、ビリー・エップラーGMはヤンキース在籍時にキャッシュマンGMの下で働き、ファームの状況にも精通している。ネックはエラーの数が10個と、ヘッドリーより1個少ないだけ。

8. ジェド・ラウリー(アスレチックス・33歳)

2017年成績:打率.287/出塁率.355/OPS.843、8本塁打、24打点
契約:今季終了後にFA
評価:ヤンキースが必要としている成績を残している。アスレチックスは8つ負け越していて、年俸を減らせるなら喜ぶだろう。問題はフルタイムの三塁手ではないことで、キャリア通算で130試合にとどまること。

9. ハウィー・ケンドリック(フィリーズ・33歳)

2017年成績:打率.324/出塁率.380/OPS.840、2本塁打、12打点
契約:今季終了後にFA
評価:可能性は一番低いが、攻撃面ではアップグレードになるレンタル選手だ。ただ、メジャーで三塁を守ったのは18試合にとどまる。

と以上のような9名がリストアップされています。

この9名の中で可能性がありそうなのはレッズのエウヘニオ・スアレス、アスレチックスのジェド・ラウリーではないかと考えられます。

ジェド・ラウリーは投手有利の「オークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム」から打者有利の「ヤンキースタジアム」に本拠地が変わることで、打撃面の数字はさらに向上することが期待できます。

また守備も内野ならどこでも守れることができ、スイッチヒッターで使い勝手もよい選手です。さらに2018年に650万ドルで契約できるオプションがあるのも魅力となります。

というのも今年の夏にはメジャー昇格が見込まれていた、MLB全体でもトップ3にランクされる有望株のグレイバー・トーレスがトミージョン手術を受けたためです。このことにより今季はもちろんのこと、来季もメジャーレベルで戦力なる期待をしにくくなっています。

いずれはグレイバー・トーレスのために三塁を空けると予想されますので、2018年まで契約が残るチェイス・ヘッドリーでつなぐのも悪くはないのですが、良い選択でもなくなりつつあります。代わって2018年までコントロールできるジェド・ラウリーを確保しておくのは悪くない補強と考えられます。

エウヘニオ・スアレスは、記事で指摘されているとおり、ブライアン・キャッシュマンGMが好みそうなタイプではあります。ヤンキースにトレード移籍してきた当時のディディ・グレゴリウスのように、荒削りさはあるものの、期待されていたポテンシャルを発揮しつつある段階にあります。

またロースターを若い選手に切り替えていこうとするヤンキース全体の方針とも合致し、昨年も21本塁打、今年は68試合で11本塁打を記録しているパワーはヤンキースタジアムでも期待できるため、興味をそそられる選手と言えるエウヘニオ・スアレスです。

2018年シーズン終了時には34歳となっているチェイス・ヘッドリーにサードを任せ続けることはリスクが高くなりつつありますので、どのように動かしていくのか注目されます。

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