ヤンキースは先発ローテ・一塁・三塁が補強ポイントに!MLB公式サイトが候補となる選手をリストアップ

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースは一旦勢いに陰りが見はじめたかと思われたところから、再び6連勝をしたため、本格的にポストシーズンを狙えるチームとしての評価を得つつありました。しかし、その後は7連敗を喫し、5月21日以来となる首位陥落となりました。

打線全体の得点力が落ちてきたところに、先発ローテの失点が増え、ブルペンもやや不安定になったことが追い打ちをかけているのですが、それでも38勝30敗と8つも貯金があります。

ただ、シーズン開幕前にはア・リーグでもインディアンスと並んでバランスの良いチームとされてきたレッドソックスが、故障者が続出しながらもジリジリと上がってきていることを考えると安穏とはしていられません。

MLB公式サイトのMark Feinsand氏が、トレード期限まで残り6週間となった今、ブライアン・キャッシュマンGMはトレード補強について思いを巡らせているだろうと述べます。

その上で、補強ポイントを一塁、三塁、先発ローテの3つであると指摘し、ヤンキースがトレード市場で獲得に動く可能性がある選手をリストアップしています。

それらの選手は以下のとおりとなっています。

一塁手

  • 現状:クリス・カーター(低迷)、グレッグ・バード(故障で復帰の目途立たず)
  • 補強候補:エリック・ホズマー(ロイヤルズ)、ヨンダー・アロンソ(アスレチックス)、ルーカス・デューダ(メッツ)

三塁手

  • 現状:チェイス・ヘッドリー(低迷)、グレイバー・トーレス(肘のトミージョン手術で今季絶望)
  • 補強候補:マイク・ムスタカス(ロイヤルズ)、トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)、エドゥアルド・ヌニェス(ジャイアンツ)

先発投手

  • 現状:CCサバシア(太腿の負傷でDL)、田中将大(低迷)、ジョーダン・モンゴメリー(イニング制限?)
  • 補強候補:ジョニー・クエト(ジャイアンツ)、ハイメ・ガルシア(ブレーブス)、デレク・ホランド(ホワイトソックス)

一塁はグレッグ・バードとクリス・カーターが大部分を担っているのですが、このポジションのOPSは.653と低迷しています。さらにリハビリ調整で試合に出ていたグレッグ・バードが再び足を痛めてしまい、今後が全く目途が立たない状態のため、補強ポイントとなりつつあります。

候補となるのがロイヤルズのエリック・ホズマーで今季終了後にFAとなります。4月は打率.225/出塁率.281/長打率.292と低迷しましたが、その後の2ヶ月弱では打率.351/出塁率.407/長打率.557と状態がかなり上がっています。

ヨンダー・アロンソはオークランドに残りたがっているものの、アスレチックスは、FAになろうとする選手はトレード期限前に放出するというものが基本的なスタンスでアロンソもそうなる可能性が高くなっています。左打ちのパワーヒッターでヤンキースタジアムには非常にフィットする選手です。

ルーカス・デューダは直近の24試合でOPS.924と好調で、アロンソやムスタカスと同じ左のパワーヒッターです。ただ、メッツとヤンキース間のトレードは長く行われていないので、可能性は低いかもしれないとMark Feinsand氏は予想しています。

チェイス・ヘッドリーが中心のヤンキースの三塁ですが、三塁手全体のOPSは.668と無残な数字です。ヤンキースはプロスペクトのグレイバー・トーレスが夏に昇格してくるまで、三塁をチェイス・ヘッドリーで繋いでおくというスタンスでした。しかし、そのグレイバー・トーレスがマイナーの試合のヘッドスライディングで肘を痛めてしまい、トミージョン手術を受け今季絶望となりました。打撃もイマイチで、守備もア・リーグ3位の11個の失策と不安定なヘッドリーでは厳しいため、補強ポイントとなっています。

ロイヤルズのマイク・ムスタタカスは打率276/出塁率.315/長打率.544、18本塁打と好調ですが、今季終了後にFAとなるためロイヤルズがトレードに応じる可能性が高くなっています。

昨年40本塁打のトッド・フレイジャーは、シーズン序盤は低迷したものの5月18日以降はOPS.837と復調しています。ホワイトソックスは再建モードに移行しているため、今季終了後にFAとなるフレイジャーは重要なトレード市場での資産となっています。

エドゥアルド・ヌニェスは今季終了後にFAとなるため、ポストシーズンが厳しいと考えられるジャイアンツが放出に踏み切る可能性は高くなっています。サード以外にも多くのポジションを守れ、盗塁ができるスピードがあるのも魅力です。が、2014年4月にマイナーリーガー1人との交換トレードでツインズに放出した経緯がありますので、チェイス・ヘッドリーの代わりとして連れ戻すといのは考えにくいものがあります。

先発ローテは田中将大がキャリアワーストのシーズンを送っていて、シーズン序盤のつまずきから復調していたCCサバシアは、グレード2の太もも裏の負傷でDLに入っています。短期復帰を目指していますが、通常ではオールスター明けになるような程度の故障のため、不透明な状態となっています。

ヤンキースの出だしにとって大きかったのは先発ローテの5番手に入った新人のジョーダン・モンゴメリーが安定した投球を続けたことでした。ただ、プロとしては1シーズンに139回1/3が最多となっています。すでに69イニングを投げていて、徐々に成績が落ちていることも懸念されますし、仮に持ち直したとしても、いずれはイニング制限がかかる可能性があります。

そのため最低でも先発投手を1人は補強したい状況なのですが、トッププロスペクトを手放すつもりはないヤンキースのため、パイレーツのゲリット・コール、アスレチックスのソニー・グレイ、ホワイトソックスのホセ・キンタナは現実的ではないだろうとMark Feinsand氏は予想しています。

その上で、ジョニー・クエト、ハイメ・ガルシア、ジェイソン・バルガス、デレク・ホランドの3人を候補としてMark Feinsand氏はピックアップしています。

ただ、ジョニー・クエトは契約をオプトアウトする権利を有していますし、残留を選択した場合には35歳までの4年9000万ドル以上を支払う義務が残ることになります。年俸総額を削減することも重要な課題となっているヤンキースが、大型契約が残る田中将大が不安定な状態であるにも関わらず、さらにリスクを背負うとは考えにくいものがあります。

それらを校了すると、今季限りでFAとなり、年俸も高くはないハイメ・ガルシアやジェイソン・バルガス、デレク・ホランドの方が可能性は高そうです。ハイメ・ガルシアは防御率3.59と安定した結果を残していますし、グラウンドボールピッチャーのため、本塁打が出やすいヤンキースタジアムにフィットするとMark Feinsand氏は述べています。

ジェイソン・バルガスはヤンキース打線に打ち込まれてた試合以外は安定した投球を続けていて防御率2.27と結果を残しています。ただ、懸念されるのはフライボールtピッチャーで、ヤンキースタジアムではやや不安な材料となります。

デレク・ホランドはホワイトソックスの1年契約で、懸念された健康面に不安がないことを感じさせる3ヶ月弱の出だしです。ただ、防御率4.48と、直近2年とあまり変わらない成績となっていますので、「補強」になるかは微妙なところです。

先発投手に関しては、ヤンキースが放出できるレベルのプロスペクトで獲得でき、今抱えている若い投手よりも本当にグレードアップになると考えられるのはジェイソン・バルガスとハイメ・ガルシアの2人ではないかと思われます。

ヤンキースは今季のポストシーズンも重要ではあるのですが、2018年、2019年以降に長い期間に渡り勝ち続けるチームに変えていくということが、それ以上に重要な課題となっています。そのためギリギリまでは現有戦力や若い選手を試すことにこだわると考えられます。仮にレッドソックスに突き放されるようであれば、中長期的な展望を重視し、現在のロースターでポストシーズンを狙うことを選ぶ可能性が高いと予想されます。

ヤンキースはオールスターまでの20日間で19試合を戦うスケジュールのスタートを切ったところです。さらにオールスター明けには、いきなりボストンでのレッドソックス4連戦、好調な出だしを切っているツインズとミネソタで3連戦、そしてシアトルでマリナーズと4連戦がロード11連戦が予定されています。

そのあたりにはヤンキースが本腰を入れた補強に動くかどうかが見えてくると考えられ、特にレッドソックスとの4連戦は大きな影響を与えることになりそうです。

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