ヤンキースとフィリーズのトレードがなぜ合理的なのか?地元メディアが大型トレードを提言

New York Yankees Top Catch

メジャーリーグはオールスターブレイクに入り、7月14日の金曜日までレギュラーシーズンの公式戦は行われません。

しかし、オールスター以降にトレード市場の動きが本格化するのが一般的なため、水面下では様々な交渉が行われることになります。

ヤンキースの地元メディアの一つであるニュージャージアドバンスドメディアのJoe Giglio氏が、ヤンキースとフィリーズのトレードを提言し、なぜそれが合理的なのかについて記事にしています。

そのトレードとはヤンキースがフィリーズのリリーフ投手であるパット・ネシェックと一塁手のトミー・ジョセフを獲得するというものです。

なぜそれが合理的で、かつ両チームにとってプラスになるかについてJoe Giglio氏は以下のような理由を列挙しています。

【ヤンキース側のメリット】

  1. ヤンキースはすでにパット・ネシェックをスカウティングしている
  2. タイラー・クリッパードが信頼できない
  3. トミー・ジョセフのパワーはどこであっても通用する
  4. 2つの別々のトレードでリリーフと一塁を補強するよりも、1つのトレードのほうが難易度が下がる
  5. ジョセフを獲得してもグレッグ・バードの道を塞ぐことにはならない
  6. ネシェックを獲得できればレッドソックスの補強を防ぐことにもなる

すでにヤンキース側が興味を示してスカウティングをしていることが報じられています。これはタイラー・クリッパードガ不安定な状態が続き、ベタンセスもややその傾向があったため、リリーフの補強を目指しての動きでした。変則右腕のネシェックを加ええれば、速球派の後ろの2人との変化をつけることもできます。

またネシェックにはレッドソックスも関心を示して獲得に動いていますので、ヤンキースが獲得できれば、戦力アップと同時に、ライバルチームの戦力アップを妨げることにもつながります。

トミー・ジョセフは2016年のメジャーデビュー以降の609打席で36本塁打を打つなどパワーが魅力です。また年俸調停権も有していないため、グレッグ・バードが健康な状態に戻らない場合の長期的な解決策となります。仮にバードが復帰してきても、左右のプラトーンとしての起用できますし、ヤンキースは指名打者も必要としていますので、ジョセフが障害になることはないと考えられます。

続いてフィリーズ側のメリットです。

【フィリーズ側のメリット】

  1. フィリーズは明白なトレード期限前の「売り手」である
  2. フィリーズは2019年以降を目指して編成しているのでプロスペクトを確保するほうが重要
  3. ネシェックとジョセフ別々よりもパッケージにした方が価値が高くなる
  4. ジョセフはより質の高いプロスペクトをブロックしている
  5. 交換要員となるベテランを多く抱えているが、それらの選手は質の良いプロスペクトを獲得できる見込みがない

フィリーズは29勝58敗という成績で両リーグワーストの勝率.333で最下位に沈んでいます。チームは2019年を見据えて再建モードに移行しているため、ベテラン選手をシーズン終了まで残すよりも、交換要員にしてプロスペクトを獲得することのほうが重要です。

ハウィー・ケンドリック、ジェレミー・ヘリクソン、ダニエル・ナバ、ホアキン・ベノワなど多くのベテランを抱えていますが、どの選手も市場で価値が高まる状態ではありません。

パット・ネシェックは好調ではあるのですが、三振が多い打者を圧倒するタイプのリリーフ投手ではないため、ハイレベルのプロスペクトを見返りとして期待しにくい選手です。トミー・ジョセフもパワーは魅力ですが、それ以外での貢献は期待できないため、こちらも単独では良い見返りを手に入れれるか微妙です。

しかし、この2人をパッケージにした場合には、価値が上昇し、フィリーズがより質の高いプロスペクトを手にできる可能性が高まります。特にこの2人のポジションを補強ポイントとしているヤンキースが相手ならば、より期待ができます。

ヤンキースはトップクラスのプロスペクトは放出しない方向性の補強を目指しています。

36歳で今季終了後にFAとなるネシェックやパワーに偏っているジョセフの2人を獲得する場合には、さほどハイレベルでないプロスペクトをパッケージにすることで成立させることも可能ではないかとも想定されます。

ワイルドカード争いは圏内にとどまっていますが、1試合で勝敗を決するよりも、地区制覇を果たしてディビジョンシリーズを戦う方が、望ましいことは間違いありません。レッドソックスにジリジリと離されはじめているヤンキースにとって検討する価値がある提言と言えるのではないでしょうか。

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