田中将大をヤンキースは引き留めない?!方針に影響を与える大型契約の失敗

New York Yankees Top Catch

田中将大がヤンキースに移籍したのは2013-14シーズンオフで、楽天に支払われたポスティング費用2000万ドル、契約7年1億5500万ドルと合計で1億7500万ドルを投資したことになります。

メジャーで1球も投げたことのない投手への投資金額としては極めて異例で、ヤンキースが大きな期待をかけていたことがわかります。

その田中将大の契約の中には、2017年シーズン終了後に残契約を破棄してFAを選択することができるオプトアウトが付帯されているため、注目されている動向の一つとなっています。

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ヤンキースは田中将大との契約延長も再契約にも興味なし

田中将大が今季終了後に契約を破棄してオプトアウトした場合の、ヤンキースの姿勢について以下のように地元メディアの一つであるニューヨーク・デイリーニューズが伝えています。

If Tanaka does opt out of his contract at the end of the year, the Yankees would not be inclined to pursue any sort of long-term, costly extension with the 28-year-old righty, team sources told the News.

According to team sources, the Yankees are annoyed at Tanaka’s agent, Casey Close, for holding the threat of a potential opt-out over their heads.

“I just don’t see Hal (Steinbrenner) going there,” one team source told the News. “He’s still smarting from the (CC) Sabathia and (Mark) Teixeira deals.”

The Yankees are already concerned that Tanaka, who they certainly like, may not make it through the rest of his seven-year, $155 million contract, which he signed back in 2014. He’s still pitching with a partial tear of his UCL that could potentially blow at any second.

引用元:New York Daily News

「田中将大がオプトアウトした場合には、長期で高額となる契約延長を結ぶ方向に傾ことはないだろう」と伝えています。

その理由として「ヤンキースは代理人のケイシー・クロース氏がオプトアウトの条項を保有していることにイライラさせられている」こと、「ハル・スタインブレナーが未だにサバシアとテイシェイラの契約に痛みを感じているので、再契約、契約延長の方向にはいかないように関係者が感じている」ことを上げています。

またさらに「肘の靭帯が部分断裂した状態で投げ続けているため、いつ爆発してもおかしくなく、残契約を全うできるか懸念している」からだと付け加えています。

田中将大の残契約は2017年が2200万ドル、2018年と2019年が2200万ドル、31歳となる2020年が2300万ドルとなっているため、田中将大は3年6700万ドルを放棄することになり、ヤンキースはその分の負担をする必要がなくなることになります。

田中将大には契約をオプトアウトしてもらっても構わないし、再契約するつもりもないということなので、ヤンキースは今年限りで契約が切れることを悪くはない動きだと考えていることになります。

そういったスタンスになっているのは田中将大の肘の問題とともに、サバシアとテイシェイラの大型契約も影響を与えているというのが興味深い点です。

サバシアとテイシェイラの大型契約が影響を与えている理由とは?

CCサバシアは当初2009年から2015年の7年1億6100万ドルの契約を結んでいました。その契約が3年経過した2011年10月のシーズンオフに契約延長をしているのですが、その時点でサバシアは残契約が4年9200万ドルでした。

それに代わって新たに2012年から2016年の5年1億2200万ドルを保証し、さらに条件を満たした場合に2017年に2500万ドルで更新されるべスティングオプションを設定しています。

つまり、ヤンキースはサバシアに4年9200万ドルを払う状態から、7年1億4700万ドルに切り替えたことになります。

この契約延長により3年5500万ドルの負担が増加したことになるのですが、そのサバシアは2012年こそ200イニングを投げて防御率3.38という成績を残したものの、2013年以降は100試合に先発し防御率4.51とエースにふさわしくない成績しか残せていません。

結果として不良債権化する部分を継ぎ足してしまったことになっています。

マーク・テシェイラの契約は2008年12月に、2009年から36歳になる2016年までの8年1億8000万ドルで結んでいます。

契約前半部分の3年間はいずれも156試合以上に出場し、打率.266/出塁率.363/長打率.514/OPS.877、111本塁打、341打点という主砲に相応しい成績を残しました。

しかし、残りの5年間では123試合より多く出場したシーズンはなく、打率.229/出塁率.322/長打率.442/OPS.765という成績で年俸に相応しいものではありませんでした。

この2人の大型契約の後半部分が焦げ付き、さらにそのことがここ数年のチーム編成を難しくしている面があったことは否定できないため、田中将大にさらなる大型契約を提示することに対して前向きにはなれないようです。

「契約を破棄してもらってもかまわない」「FAを選択しても引き留めるつもりはない」という、チームのエースと言われながらも微妙な立場に置かれている田中将大です。

今シーズンに結果を残すことでしか、FAを選択しても道を切り開けませんし、ヤンキースに残っても心地よいものではなくなります。地元メディアが引き留めることを提言する声が上がるほどの活躍を期待したいと思います。

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