ヤンキースがソニー・グレイの放出も視野!?次のトレードへの布石として可能性

ニューヨーク・ヤンキースの2018年夏のトレード市場での最大の課題は、先発ローテーションの補強となっています。

田中将大の登板は出来不出来の波が大きい上に故障で離脱したり、ジョーダン・モンゴメリリーがトミー・ジョン手術で今季絶望となったり、ドミンゴ・ヘルマンのような若い投手が結果を残しきれなかったりといったことの影響が大きいのですが、ソニー・グレイの低迷も先発ローテの補強の重要性を増し加えることになっています。

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ヤンキースがソニー・グレイを放出することのメリットと意味

ソニー・グレイの2018年は19試合に登板しているものの96イニング消化できず、1試合平均5.05回しか投げることができていません。さらに防御率は5.34、WHIPは1.49とひどい数字で、先発ローテの5番手としてもどうかというレベルになっています。

しかし、そのソニー・グレイに関心を示す球団がいて、ヤンキース側もトレード放出に応じる姿勢があるようです。

ボストン・グローブのニック・カファード氏が以下のように伝えています。

There are a couple of teams sending scouts to watch Gray pitch as the second half opens. Are the Yankees trying to move Gray? That’s the impression some teams are getting. The feeling seems to be he belongs in a smaller market. The Yankees could turn around and flip prospects for a front-line starter.

「後半戦が開幕した後、ソニー・グレイの投球を視察するために数球団がスカウトを送っている」とのことです。ではヤンキース側の姿勢はどうなのかというと「いくつかの球団は、ヤンキースはソニー・グレイの放出を試みるだろうとの感触を得ている。ヤンキースは、ソニー・グレイは小さいマーケットのチームのほうが向いていると考えているようだ」とのことです。

ヤンキースがソニー・グレイを放出した場合には、先発ローテの層がさらに薄くなってしまいます。

しかし、ニック・カファード氏は「ヤンキースはソニー・グレイのトレードで獲得したプロスペクトを、エースクラスの先発投手を獲得するための交換要員にできる」と述べています。

つまりソニー・グレイ本人ではなく、ソニー・グレイのトレードで獲得したプロスペクトを獲得したいエース級の投手のトレード交渉でテーブルにのせることができるので、トレード放出のメリットがあるということです。

今季のソニー・グレイの成績が良くないのですが、ヤンキース移籍後の成績全体も161回1/3で防御率4.69、WHIP1.40と良くありません。

ニューヨークの厳しいメディアとファンからのプレッシャーに対応できていないのではないかとの声は以前からありました。ニック・カファード氏が得ている情報では、ヤンキースのフロント幹部の間にも同様の認識を持っていることになります。

ヤンキースは2017年の残り3ヶ月、2018年と2019年の期間に渡り、エース級の若い投手を戦力として見込めると判断したからこそ、ジェームズ・カプリエリアン、ホルヘ・マテオ、ダスティン・ファウラーというMLB全体でトップ100にランクされていたことがあるプロスペクトをパッケージにしてトレードを成立させました。

しかし、エースクラスというのは程遠いパフォーマンスというだけでなく、先発ローテに入れておくことがプラスになるかどうかという成績で、WAR(Win Above Replacement: 同じポジションの代替可能な選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか)は-0.2となっています。

来季も先発ローテの一角として期待するのはリスクがあるため、1年半の契約が残っている段階で放出し、本命のトレードを成立させる交換カードを手に入れるのは合理的な判断で、2020年以降も戦力として見込めるエース級の先発投手の獲得につながるのであれば、なおさらです。

ヤンキースはグレイバー・トーレスとミゲル・アンドゥハーの台頭で余剰戦力となっているブランドン・ドルーリーも交換要員にする方針とされています。先発投手と二塁、三塁を守れる内野手をパッケージにして欲しがる球団がいても不思議ではありません。

ファンクレドスポーツのジョン・ヘイマン氏は以下のように予想しています。

ブルワーズは昨年の夏もソニー・グレイの獲得の積極的に動いたもののヤンキースに続く2番手で取り逃がすなど強い関心を示しています。さらにブルワーズの投手コーチであるデレク・ジョンソン氏はソニー・グレイをかつて指導していた人物とのことです。

ブルワーズはマイク・ムスターカスを獲得して、トラビス・ショーをセカンドにコンバートすることも検討していますので、セカンドとサードが守れるブランドン・ドルーリーはフィットします。

ソニー・グレイを放出する時には、もう一つの球団が絡んでくることが予想され、3球団間でのトレード、もしくは別々のトレードであっても、獲得したプロスペクトをそのまま交換要員にするトレードが続く可能性が高そうです。

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