ヤンキースのモンゴメリーが6~8週の離脱へ・・・先発ローテの「層」が問われることに

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースのジョーダン・モンゴメリーが1イニングで利き腕の左ひじに張りを訴えて降板しました。

その試合は5人の投手による継投でアストロズを振り切りましたが、問題はジョーダン・モンゴメリーの離脱が少なくとも6週間から8週間に渡るものとなる見込みとなったことです。

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先発ローテの選手層に不安を抱えるヤンキース

左肘の張りということから、トミー・ジョン手術という最悪のシナリオも想定されたのですが、現時点では靭帯の損傷などはなく「左腕屈筋の張り」で故障者リストに入ることが発表されました。

ニュースデイのエリック・ボランド氏が「モンゴメリーは6週間から8週間ほど戦列から離れる見込みであると」とブーン監督が話したと伝えています。

ヤンキースの先発ローテの強みはルイス・セベリーノ、田中将大、ソニー・グレイのフロントスターターではあるのですが、その後のバックエンドとなるサバシアとモンゴメリーの両左腕が安定感も重要な要素でした。

2017年シーズンは先発ローテ5番手という位置づけはあったのですが、29試合に先発して155回1/3を投げて、防御率3.88と、リーグ平均を16%も上回る素晴らしい結果を残しました。

2018年も同様に先発ローテ5番手の役割を任されているのですが、6試合に先発して27回1/3を投げて、防御率3.62、奪三振23、与四球12と安定した投球を見せていました。

そのため5番手という立場の投手ではあるのですが、上昇気流に乗ってきたヤンキースにとって痛い離脱であることは間違いありません。

それ以上に問題なのはヤンキースの先発ローテの層が厚いとは言えないため、6週から8週離脱するモンゴメリーの穴埋めに不安があることです。

1. ルイス・セベリーノ
2. 田中将大
3. ソニー・グレイ
4. C.C.サバシア
5. ジョーダン・モンゴメリー(左腕屈筋の張りでDLに。復帰まで6週から8週)
6. ルイス・セッサ(脇腹を痛めDL、復帰時期は未定)
7. ドミンゴ・ヘルマン(MLB:ロングリリーフ・防御率3.77)
8. チャンス・アダムス(3A:防御率5.11)

期待されていたチャンス・アダムスは球種が少ないこともあり、先発投手としては厳しいのではないかとの見立てが、以前からありました。昨年マイナーでブレイクしたことで注目されるようになったのですが、今季は苦しんでいて、メジャーで起用できる状態とは言い難くなっています。

上記以外の投手ではスプリング・トレーニングでは先発投手としても調整していたチャド・グリーン(防御率1.93)が好調で、選択肢の一つではあります。

しかし、アダム・ウォーレン、トミー・ケインリーらが故障離脱していることもあり、ブルペンが手薄になっているため、チャド・グリーンを先発に回したくない状態です。

当面はロングリリーフの役割を担ってきたドミンゴ・ヘルマンが先発ローテ5番手に入ることになることがブーン監督の口から明かされています。ただ球種は高速のファーストボールとカーブは良いのですが、それに続くチェンジアップは被打率.368と今一歩で、先発投手としては球種が足りないタイプではあります。

高速のフォーシームと縦に動き空振りを奪えるカーブが活きるブルペンで起用した方が良いタイプではありますので、6週間から8週間も先発ローテを守れるかどうかは不透明と言わざるをえません。

さらに現在は先発ローテを守っているサバシアは膝に爆弾を抱えていますし、田中将大とソニー・グレイは故障者リストに入らずに先発ローテを守ることができていませんので、故障で離脱することを想定する必要があります。

そうなるとチーム外部からの補強に動きたいところですが、FA市場にはめぼしい投手は残っていませんし、トレード市場はシーズン序盤ということもあり動きそのものが活発ではなく、こちらのルートでも簡単には質の良い投手を獲得できる見込みはありません。

ただ、可能性がある投手としてCBSスポーツのマイク・アキサ氏は以下の選手の名前をあげています。

There is no help available in free agency and the trade market is still a few weeks away from heating up. Maybe the Texas Rangers would part with Bartolo Colon? That’s about as good as it’s going to get right now.

バートロ・コロンは6試合(先発4試合)に登板して31回1/3を投げて防御率2.87、奪三振21、与四球3と安定した成績を残しています。

テキサス・レンジャーズは12勝20敗と開幕から出遅れ、地区首位のアストロズとは8.5ゲーム差、ワイルドカードの2枠目にも7.0ゲーム差と、苦しい立場に追い込まれつつあります。

そのため早い段階でトレード放出に応じてくれる可能性があります。年俸は175万ドルと超格安といえる金額で、ぜいたく税の回避が至上命題となっていて、1500万ドル程度しか残っていないとされるヤンキースの予算を大きく圧迫しません。

ジョーダン・モンゴメリーの離脱は6週間から8週間と見込まれているため、順調に回復すればオールスター前には戦列に復帰してきます。ただ、張りを訴えている箇所は最終的にトミー・ジョン手術につながるケースもあるため、長期離脱になることを想定した動きを準備する必要もあります。

ブライアン・キャッシュマンGMが行う近年のトレードはシーズン中、シーズンオフを問わず効果的で、ロースターを解体せずにチームの状態を浮上させています。モンゴメリーの経過が思わしくない場合には、早めにキャッシュマンGMが動き出す可能性が高いため、今後の動向が注目されます。

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