ヤンキースのエルズベリー放出の試みは難航・・・年俸の半分を負担する姿勢も進展せず

New York Yankees Top Catch

ヤンキースはジャンカルロ・スタントンを獲得するもスターリン・カストロの放出により年俸負担を軽減し、さらに1300万ドルのチェイス・ヘッドリーを放出することで、ぜいたく税の基準額以下に年俸総額を抑制しています。

CCサバシアと1年1000万ドルとディスカウント価格で再契約することにより先発ローテも目途が立ったのですが、先発ローテのさらなる強化とカストロとヘッドリーがいなくなったセカンドとサードの補強を視野に入れています。

そのために補強資金枠の確保が必要となるため、ヤンキースはジャコビー・エルズベリーのトレード放出を模索し続けています。ただ、その動きは難航しているようです。

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エルズベリーのトレードは相手が見つからず難航

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏は以下のように伝えています。

The New York Yankees are said to be willing to pay at least half of Jacoby Ellsbury’s $22 million salary but are still having trouble stirring much trade interest at this point.

「ヤンキースはジャコビー・エルズベリーの2200万ドルの年俸の、少なくとも半分を負担することに前向きな姿勢だと伝えられているが、現時点ではトレード交渉を進展させることに苦労している」とヘイマン氏は伝えています。

ジャコビー・エルズベリーの2017年はシーズン途中の脳しんとうの影響もあり112試合の出場にとどまり、成績は打率.264/出塁率.348/長打率.402/OPS.750、7本塁打に終わりました。ただ、その離脱前は4月が打率.277/出塁率.333/長打率.410/OPS.743、5月が打率.288/出塁率.373/長打率.442/OPS.815と悪くありませんでした。また、シーズン全体でも22盗塁、盗塁成功率は88%とスピードも一定の水準を保っています。

これらの成績に加えて、年俸1100万ドル、もしくはトレードの交換要員しだいではそれ以下の金額になることを考えると、さすがにトレードの相手が見つかるのではないかとも考えられるのですが、なかなかトレード交渉が本格化しないようです。

その理由としてヘイマン氏は以下のように書いています。

That could be because there are so many similar players still available on the free-agent market, though, and it’s possible they could find some takers later.

「同様のスピードタイプの外野手がFA市場に多く残っていることが理由として考えられる」と述べています。ただ、それらの選手の契約が決まった後であれば、獲得に応じるチームが現れる可能性があるとも付け加えています。

現在のFA市場ではジャロッド・ダイソン、ジョン・ジェイ、カルロス・ゴメスなど1000万ドル以下の年俸で契約できる可能性があるスピードタイプの外野手が残っています。そのような選択肢が残る状態では、年俸の半分を負担してもらったとしても、36歳までの契約が残るエルズベリーの獲得はリスクが高いと判断されていることになります。

ヤンキースはぜいたく税まで2300万ドル程度、年俸総額の余裕があると考えられています。ただ、エルズベリーを放出できれば3000万ドル以上の余裕が生じることになり、トップクラスのFA選手との契約、トレードによる選手の獲得が可能となります。

The Yankees have put themselves about $23 million under the luxury tax threshold through expiring contracts (i.e. A-Rod) and fancy footwork (Chase Headley deal), but now have their eyes on some pricey potential targets at third base/second base and for the rotation — not just Manny Machado (a long shot) but also Todd Frazier, Neil Walker and possibly Yu Darvish, Alex Cobb or Chris Archer.

ヤンキースはマニー・マチャドに関心を示していると報じられています。ただ、これは交換要員とのバランスもあり可能性がかなり低いものではあります。

ただ、エルズベリーを放出できれば、FA市場ではサードのトッド・フレイジャー、セカンドのニール・ウォーカーの両者と契約することも可能となりますし、ダルビッシュ有、アレックス・カッブと契約することも選択肢として現実味を帯びてきます。

エルズベリーのトレード成立のためには、全球団へのトレード拒否権を放棄してもらうというハードルもあります。ただ、代理人のボラス氏からの反発は確実ではあるものの、ヤンキース側が「ベンチ要員という構想だ」と明確にした場合には、放棄することに応じる可能性も高まります。

外野手はジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックス、ブレット・ガードナー、3Aにクリント・フレイジャーと人材に事欠かないため、ジャコビー・エルズベリーをロースターに残しておくメリットは、ヤンキースにはありません。2月、3月にずれこむ可能性もありますが、ヤンキースはシーズン開幕前でジャコビー・エルズベリーのトレード放出を模索し続けることは確実です。

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