ヤンキースが「10月にインディアンスに競り勝つための公式」とは?

New York Yankees Top Catch

クリーブランド・インディアンスがア・リーグ新記録、MLB史上タイ記録となる21連勝を記録しました。

昨年はワールドシリーズ進出を果たし、今季も本命のチームの一つでしたが、前半から中盤にかけてはもたつきが目立ちました。

しかし、1番重要な時を迎える直前にチームの状態がピークを迎えていて、ポストシーズンでは大本命として評価されそうな気配です。

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このインディアンスの21連勝が驚異的なのは、アンドリュー・ミラー、マイケル・ブラントリー、ジェイソン・キプニスといった主力を欠いた状態にも関わらず成し遂げられていることです。

マイケル・ブラントリーの復帰は目途がたっていませんが、アンドリュー・ミラーが9月14日、ジェイソン・キプニスももう間もなく復帰してきてますので、戦力はさらに充実することになります。

特に昨年のポストシーズンでは19回1/3で防御率1.91、奪三振率13.97と圧倒的な成績を残し、ア・リーグチャンピオンシップではMVPに輝いたアンドリュー・ミラーが休養を十分にとった状態で復帰してくるのは、大きなプラスとなります。

そのクリーブランド・インディアンスに勝つことは容易では無いことが予想されるのですが、ESPNのアンドリュー・マーチャンド氏は、その「インディアンスに10月に勝つための公式」をヤンキースは持っていると述べています。

The New York Yankees could beat the Cleveland Indians in the playoffs. The last few days, including Wednesday’s 3-2 win over the Tampa Bay Rays, Yankees manager Joe Girardi revealed the method he will attempt to use, if given the chance, to take out Cleveland.

「最近の数日で、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督はクリーブランド・インディアンスに勝つために使うであろう方法を示している」とマーチャンド氏は述べています。

月曜日のレイズ戦ではサバシアを4回1/3で下ろして5回からデビッド・ロバートソンを投入して2回2/3を投げさせ、水曜日のレイズ戦ではガルシアを4回2/3で降板させ、同じく5回からチャド・グリーンを投入し1回1/3を投げさせ、いずれの試合も勝利を収めています。

It might be viewed as a new line of thinking, but really, it dates back at least to the start of the last Yankees’ dynasty. The Indians just borrowed the formula last fall, with an assist from Yankees general manager Brian Cashman.

「新しい方法論のように捉えられているかもしれないが、実際にはヤンキースが「王朝」を築いていた時代から始まったもの」で、「ブライアン・キャッシュマンGMの助けを受けて、昨年のインディアンスはその方法論を模倣しただけだ。」とマーチャンド氏は述べています。

クリーブランド・インディアンスはアンドリュー・ミラーをヤンキースからトレード期限前に獲得し、そのアンドリュー・ミラーを1イニングに限定せず、重要な場面から投入し、回をまたいで投げさせることでワールドシリーズ制覇目前までいきました。

この投手起用法は新しいものだという見方が多いのですが、実際にはヤンキースが1990年代中盤に使っていたものだとマーチャンド氏は述べています。

It worked out for the Indians, who deployed Miller as if he was a lefty version of the mid-1990s Mariano Rivera. The Indians used Miller in multiple innings per game as a nearly unstoppable bullpen weapon and fell just short of a World Series title.

アンドリュー・ミラーは、1990年代中盤のマリアノ・リベラの左腕バージョーンでそれが非常にうまく機能したとマーチャンド氏は述べています。

そして今度はヤンキースがその方法論を採用してインディアンスを打ち倒すことができるかもしれないとマーチャンド氏は述べています。

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同じ記事からの引用です。

The wild-card contest is like a Game 7 — anything can happen. But if the Yankees make it to an AL Division Series against the Indians, they have two standouts to handle the Rivera/Miller role.

With off days after every two games, Girardi will turn to David Robertson and the emerging Chad Green for multiple innings in the middle of games so they can hand the ball to Dellin Betances and Aroldis Chapman late.
(中略)
The days off allow the relievers to be used often.

「ワイルドカードゲームは1試合だけのため、どのようなことが起こるかはわからないものの、勝ち抜くことできた場合にはヤンキースにはリベラ/ミラーが果たしたような役割を任せられる投手が2人いる」と述べています。

さらにその2人が「チャド・グリーンとデビッド・ロバートソン」で、「複数のイニングを投げてデリン・ベタンセスとアロルディス・チャップマンにボールを渡すことができ」、ポストシーズンでは休養日が多くあるので、「これらの投手をフル回転できる」ことがヤンキースの強みとなるとマーチャンド氏は述べています。

1995年と96年のポストシーズンでマリアノ・リベラはセーブが一つもありません。そして13試合で19回2/3を投げるなど、多くの試合で回をまたいで投げ、防御率0.00と圧倒的な結果を残しています。

昨年のアンドリュー・ミラーは、この1990年代中盤のマリアノ・リベラと同様の起用法で、その能力を最大限に活かされ、インディアンスも勝ち進むことができました。

ポストシーズンでは、完全に崩れる前に先発投手を早々に降板させることができる、複数イニングを投げれる強力な投手がいることは強みとなります。まさに1990年代中盤のヤンキースと昨年のインディアンスがそうでした。

そのような役割を果たせる投手が2人もいるので、インディアンスに対しても十分に勝機があるとマーチャンド氏は述べています。

デビッド・ロバートソンは移籍後にセットアップ、ミドルリリーフの役割を任させることが増えているのですが、22試合26回2/3で防御率1.35、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)12.5、与四球率(9イニングあたりの与四球数)2.7と圧倒的な成績です。

チャド・グリーンも非常に安定した成績で、今季は34試合で63イニングを投げて防御率2.00、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)13.7、与四球率(9イニングあたりの与四球数)2.1とを残しています。

デリン・ベタンセスとアロルディス・チャップマンを早い回からつぎ込まなくても、この2人を投入することでゲームを落ち着かせ、強力な2人に最後を任せることができるヤンキースです。

リリーフが良いというだけでワールドシリーズに進出できるわけではありませんが、先発投手も短いイニングで潰れてもよい意識で投げることができますし、試合展開に応じて強力な投手を重要な場面で使えることはヤンキースの大きな強みとなります。

先発ローテや打線全体の厚みなど総合力ではインディアンスに劣る面がありますが、この大きな強みを活かすことは、非常に重要なポイントとなりそうです。

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