ベタンセスの不調がヤンキースの大きな懸念材料に・・・ジラルディ監督も困惑

New York Yankees Top Catch

2017年シーズン序盤のヤンキースの強みはアロルディス・チャップマン、デリン・ベタンセス、タイラー・クリッパード、アダム・ウォーレンらが試合終盤にしっかりと締めくくってくれることでした。

しかし、アダム・ウォーレンがDLに入り、タイラー・クリッパードが不振に陥るなどして、ヤンキースの勢いは削がれ、さらにセットアップのデリン・ベタンセスにも不安感が増しつつあります。

25試合の登板を終えた時点では防御率1.57だったタイラー・クリッパードが、その後11試合で防御率12.46、被打率.316、被OPS.1238と低迷し、シーズン全体の防御率も4.55まで急降下しました。

そのクリッパードと同じような急降下をデリン・ベタンセスも見せています。

6月21日までのデリン・ベタンセスは24試合22回2/3で防御率0.40、奪三振43、与四球14、被打率.117、被OPS.378と、与四球こそ多いものの相手をねじ伏せる投球を続けていました。

しかし、その後は5試合3回1/3で自責点8、奪三振5、与四球7、被打率.333、被OPS1.165と打ち込まれ、防御率は21.60とひどい数字になっています。

アロルディス・チャップマンが離脱していた間にはクローザーとしても結果を残すなど、さらに次のステージへステップアップさせる予感がありましたので、驚きの急降下に苦しんでいます。

シーズン序盤の数字が良かったため、今季の成績は26イニングで防御率3.12、奪三振率16.6と圧倒的な数字ではあるのですが、与四球率(9イニングあたりの与四球数)7.3とともに懸念材料が増えつつあるデリン・ベタンセスです。

そして問題なのは、この不調の原因が彼の元々の課題であることです。

ジョー・ジラルディ監督は以下のように話したと伝えられています。

“It’s surprising,” manager Joe Girardi said. “All relievers go through it. You just don’t know when it’s going to be. Right now, he’s in a little funk. We’ve got to get him straightened out. But it’s always surprising when you see Dellin struggle.”

引用元:NJ.com

「驚いている。全てのリリーフ投手が経験することではあるが、それがいつやってくるのかは誰もわからないことだ。現在、ベタンセスは少々状態が落ちている。それを整理していかなければならない。が、ベタンセスが苦しんでいるのを目にする時は、いつであっても驚きだ。」とジョー・ジラルディ監督は話しています。

そしてデリン・ベタンセスは以下のように自分の状態を説明しています。

“My breaking ball, I’m just not throwing it for strikes,” Betances said. “That’s what hurt me the last couple times. It’s a pitch that I rely on and they have been laying off some good ones but I haven’t been able to throw it for strikes and that’s got me into some trouble.”
(中略)
“I feel like I’m just not commanding both of my pitches,” Betances said.

引用元:NJ.com

「ブレイキングボールでストライクをとることできず、それがここ数試合の登板でダメージとなっている。それが自分にとって軸となる球種で良いものもいくつかあるのだが、ストライクゾーンに投げることができず、それがトラブルの原因となっている。(中略)両方の球種(ファーストボール、ブレイキングボール)の両方ともにコントロールできていない」

与四球率(9イニングあたりの与四球数)7.3が示しているように、シーズン序盤から制球は良くありませんでした。しかし3つのアウトのうち2つは三振で奪うくらいの、圧倒的な奪三振力でカバーし続けていました。

しかし、6月以降は8イニングで奪三振は15と高い水準を保っているものの、与四球数は9個で、与四球率(9イニングあたりの与四球数)が10.13とひどい数字となっています。

能力は高いものの制球面に課題があることがメジャーに定着できない理由だったベタンセスでした。しかし、その問題が軽減されたことで大きくブレイク・アウトし、メジャートップクラスのリリーフ投手となりました。

元々、制球難を抱えていた投手で、しかも投球フォームのメカニックも理想的とは言い難いもののため、修正するにはエネルギーを要することになる可能性があります。

地区首位を陥落しただけでなく、ゲーム差は3に開き、大混戦のワイルドカード争いに飲み込まれそうな状況にあるため、デリン・ベタンセスの制球難を早い段階で修正できないと、苦しいシーズン中盤から後半の戦いとなりそうです。

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