ウインターミーティングでヤンキースのキャッシュマンGMの優先課題は?ニューヨーク・ポストが現状を分析

New York Yankees Top Catch

ア・リーグ東地区で優勝を争うだけにととまらず、MLBを代表する歴史的なライバル関係にあるレッドソックスが2年連続大きな動きを見せています。

これまで「悪の帝国」とまで揶揄されてきたニューヨーク・ヤンキースですが、札束攻勢をかけることのない静かなシーズンオフがここまで続いています。

地味ながらクリエイティブな補強により戦力を整備して87勝を挙げたヤンキースですが、MLB屈指の強力打線を持つブルージェイズと補強で戦力を整えつつあるレッドソックスがいることを考えれば、このまま手をこまねいているのかと、疑問が湧いてきます。

ウインターミーティングにかけて何かしらの動きがあるのではないかと予想されるヤンキースですが、ウインターミーティングを迎えるに際し、ブライアン・キャッシュマンGMの最優先課題についてESPNのWallace Matthewsが分析しています。

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ESPNがキャッシュマンGMのウインターミーティングでの課題を分析

Wallace MatthewsがYankees GM Brian Cashman’s top winter meetings priorities(ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMのウインターミーティングで最優先課題)と題して分析しています。

Wallace MatthewsはキャッシュマンGMが「12月も11月と同様の方針で動くことになる」「チームの大部分はセットされいているが、トレードなどでのアップグレードにはオープンである」と話したこと、そしてチーム内外の関係者からの情報を合わせると、このオフに大金を注いでの大型補強はないようだと伝えています。

つまりこの後何かしらの補強があるとしても11月にJ.R.マーフィーをツインズに放出して、アーロン・ヒックスを獲得するような、ロースターを若返らせるようなトレードなどが、基本になるということです。

その上で5つの課題をWallace Matthewsは指摘しています。以下は内容のようやくです。

  1. 先発ローテーションの強化する道を見つける
    ヤンキースはメジャーでの経験がる先発投手6人に加え、マイナーにもメジャー昇格できる可能性のある投手が1人いるため量はあるが、クエスチョンマークはついたたまま。田中将大は右肘のクリーニング手術、ネイサン・イオバルディはDLでシーズン終了、CCサバシアはキャリア最悪のシーズンを終え、アルコール依存症のリハビリから開放されたばかり。そしてマイケル・ピネダとイバン・ノバは不安定で、アダム・ウォーレンはブルペンに戻さないといけない。ブライアン・ミッチェルを昇格させることも選択肢だが、シェルビー・ミラー(ATL)やカルロス・カラスコ(CLE)のような若い投手を獲得する必要がある。ブレット・ガードナーやイバン・ノバをパッケージで放出するなどをしてでも。
  2. 正二塁手を探す
    ダスティン・アクリーとロブ・レフスナイダーのプラトーンで行くとキャッシュマンGMは話しているが、疑問が残る。ルイス・セベリーノ、グレッグ・バード、アーロン・ジャッジはアンタッチャブルだが、レフスナイダーはそうではないので、トレードのパッケージに組み込むことができる。2016年の年俸1100万ドルのうち300万ドルを負担することになっているマーティン・プラドを連れ戻すのも1つの選択肢だ。
  3. ブルペンを増強する
    ミドルリリーバーを補強する必要があり、昨年はジャスティン・ウィルソンとチェイスン・シュリーブでは上手く行き、デビッド・カーペンターは失敗に終わった。もしアンドリュー・ミラーを放出する場合にはデリン・ベタンセスがクローザーになるのでセットアップマンを獲得する必要がある。キャッシュマンは誰に目をつけているかは明らかにしないが、間違いなくウインターミーティングで探すだろう。
  4. 大金を使わずに効果的な補強する道を見つける
    「大きな補強をしろ」というファンからの圧力に耐えなければならない。現在のMLBでは高額な年俸総額は良い結果を保証しなくなっている。
    ヤンキースは昨年2億1700万ドルを費やしたが、来季はすでに11名に1億8000万ドルが固定されているので、大型補強をした分が、そのままぜいたく税の対象となる。ジョーダン・ジマーマンが1年2200万ドルで合意したが、ヤンキースが獲得する場合にはぜいたく税があるので3300万ドルが必要になる。そのため若いセベリーノ、ジャッジ、バードなどを放出せずに、彼らのような若くて年俸の安い選手を何とか獲得しないといけない。
  5. ひたすら忍耐
    抱えている不良債権を清算する前に、さらに悪い契約を抱える必要はない。1年たてばマーク・テシェイラ、カルロス・ベルトラン、2年後にはアレックス・ロドリゲス、CCサバシアがチームを去る。キャッシュマンがスマートな人物であれば、FA市場での大型補強は我慢するだろう。

このような状況のためヤンキースファンは静かなウインターミーティングになっても驚いてはいけないと述べています。

ベテラン選手を交換要員にしたトレードの動きが中心となるか

去年のシーズンオフはどれだけキャッシュマンGMが大型補強に否定的なスタンスを表明しても、メディアからは「ヤンキースはヤンキースだ」との声があり、大物FA選手の争奪戦でヤンキースの名前が浮上することが少なくありませんでした。

実際にックス・シャーザー、ジョン・レスターらの争奪戦でも名前が噂としては出ていましたが、本腰を入れて交渉に乗り出していたという事実はなかったようです。

結局大きな補強はせずに、地味ながらもディディ・グレゴリウス、ネイサン・イオバルディらをトレードで獲得したことが一定の成果を出し、ルイス・セベリーノ、グレッグ・バードらの若い選手たちが台頭した結果、ポストシーズン進出を果たしました。

そのような経緯もあるためか、このオフは大物FA選手の争奪戦にヤンキースの名前が出ることはほぼなくなりました。

しかし、トレードでの補強に関してはブレーブスにシェルビー・ミラーの獲得を打診するなど動きを見せるなどしていますし、現時点ではブレット・ガードナー、イバン・ノバ、アンドリュー・ミラーらがトレードのカードになるのではないかと報じられています。

ウインターミーティングでは、これらのベテラン選手をカードに、何かしらのトレードを仕掛けるのかどうかが1つの焦点となりそうです。

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