ヤンキースとメッツとの間で可能性がある合理的な3つのトレード!MLB公式サイトが提言

シーズン開幕前の段階のニューヨーク2チームへの評価は、メッツはプレーオフ進出の可能性が高いものの、ヤンキースは余程上手く噛み合わない限り苦しい戦いを強いられるだろうというものが大勢でした。

しかし、シーズン開幕から3ヶ月が近くなろうとしている6月末の実際の結果は、全く異なるものとなっています。

ヤンキースは若手とベテランが上手く噛み合い41勝33敗でア・リーグ東地区をリードしている一方で、メッツは34勝41敗で首位とは10.5ゲーム差の地区4位、ワイルドカードにも11ゲーム差と低迷しています。

そのためトレード期限前の動きもヤンキースが補強に動く「買い手」、メッツがベテランを中心に主力を放出しプロスペクトを獲得する「売り手」になる状況となっています。

しかも、ヤンキースが必要としているポジションにメッツはトレード要員となる選手を抱えていることもあり、ニューヨーク2チーム間でのトレードの可能性が言及されることが増えています。

ただ、問題はこの2チームがともにニューヨークを55年間にわたりフランチャイズとしながらも16回しかトレードが成立していません。2チームは互いへの意識もあるためか交渉に積極的を行わない歴史があるため、今年もそれがネックになるのではないかと考えられています。

それでも互いのニーズを考えれば、トレードのパートナーとしてこの2チームは悪くない考えたMLB公式サイトのマーク・フェインサンド氏が、互いのチームにメリットがある合理的、かつ可能性のある3つのトレードのシナリオを予想しています。

マーク・フェインサンド氏による合理的、かつ可能性のある3つのトレードのシナリオは以下のとおりとなっています。

  1. ヤンキース:ルーカス・デューダ ⇔ メッツ:オースティン・ロマイン
  2. ヤンキース:ジェリー・ブレビンス or アディソン・リード ⇔ メッツ:ダスティン・ファウラー
  3. ヤンキース:カーティス・グランダーソン ⇔ メッツ:タイラー・オースティン

ヤンキースのシーズン開幕当初の一塁の構想はグレッグ・バードを育成しながら、クリス・カーターをバックアップとして起用し負担を軽減するというものでした。しかし、グレッグ・バードは開幕から低迷した後、故障者リストに入り、まだ復帰の目途はしっかりとは立っていません。代役となるはずだったクリス・カーターは三振の山を築き上げて低迷してDFAされ、マイナーからタイラー・オースティンを昇格させました。ただ、タイラー・オースティンは3Aでは打っていたものの、三振の数も多く、クリス・カーターと同様の課題があるため、長期間にわたって期待できるかは不透明です。

そこでその一塁のグレードアップとして左のパワーヒッターであるルーカス・デューダを獲得するというものです。ヤンキースは正捕手にゲーリー・サンチェスがいるため、必要なのはあくまでもバックアップ捕手で、カイル・ヒガシオカがその役割を果たせるので、オースティン・ロマインを放出できるだろうとマーク・フェインサンド氏は考えています。

一方のメッツの側にとっては2017年で契約終了するルーカス・デューダは優勝争いをしていないなら残す意味がなく、打率.251/出塁率.362/長打率.553/OPS.915、13本塁打と結果を残していますので、期限前に売っておきたい選手です。そして正捕手はトラビス・ダーノーがいるのですが、故障がちであることを考えると、オースティン・ロマインは魅力的な選手となります。

2つ目のシナリオはヤンキースのタイラー・クリッパードが打ち込まれ、アダム・ウォーレンが故障者リストに入っていることもあり、6回、7回のブルペンに不安を抱えています。そこに今季安定した成績を残しているリリーフのジェリー・ブレビンスもしくはアディソン・リードがフィットするということです。ダスティン・ファウラーはヤンキース内でNO.8のプロスペクトで、外野手としてはクリント・フレイジャー、ブレイク・ラザフォードに続く3番手です。ダスティン・ファウラーはすでに3Aにいるのですが、アーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックス、ジャコビー・エルズベリー、ブレット・ガードナーと来年も契約が残る選手がいるため、ポジションに空きがありません。他に優秀なプロスペクトもいるため交換要員にできるだろうということです。

メッツの側は来年以降の契約が残る外野手で計算できるのはカーティス・グランダーソン、ジェイ・ブルースがFAとなることもあり、ヨエニス・セスペデスとマイケル・コンフォルトくらいとなるため、若い期待できるプレイヤーを必要としているポジションです。

3つ目のシナリオは、アーロン・ヒックスが離脱し、ジャコビー・エルズベリーがフルタイムで出場できるかは疑問なため、カーティス・グランダーソンを獲得してローテーションさせるというものです。ここでその交換要員にタイラー・オースティンが出ているのですが、その前提としてルーカス・デューダを獲得により、必要度が下がるためだとマーク・フェインサンド氏は述べています。メッツからすると手薄になる一塁と外野を守れるタイラー・オースティンは必要を満たせる選手となります。

この3つのトレードを成立させると、お互いのニーズがしっかりと満たさせることは間違いありません。メッツは先発ローテーションのメンバーが若く、契約が残っている選手ばかりのため、来年は再び勝負をかけることが予想されます。

そうなると必要になるのは、数年先のプロスペクトではなく、来季にすぐに戦力として見込めるすでにメジャーレベル、もしくは3Aでいつでも昇格できるようなレベルの選手となります。

そのためオースティン・ロマイン、タイラー・オースティン、ダスティン・ファウラーをマーク・フェインサンド氏は選んでいます。

特にヤンキースの外野はタイラー・オースティンも含めるとかなり混雑しています。アーロン・ジャッジ、アーロン・ヒックス、クリント・フレイジャー、ブレイク・ラザフォード、タイラー・オースティン、さらにショートをメインとしていたホルヘ・マテオにセンターを守らせ始めるなど、人材に事欠かない状況です。

しかも、ジャコビー・エルズベリーは2020年まで契約が残っていますので、いずれは誰かをチームの構想から外していくことにはなります。すでにダブつきはじめていますので、今年のトレード期限前に交換要員として使うことも悪くありません。

ニューヨーク2球団のトレードは活発ではありませんが、成立していないわけでもありません。互いのニーズが一致しているだけに、注目されるトレード期限前の2球団の動きです。

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