ヤンキースがチェイス・ヘッドリーと4年5200万ドル(約61億円)で合意!A・ロッドはDHでの起用が濃厚に

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースがFAとなったチェイス・ヘッドリーと4年5200万ドル(61億1,936万円)、年平均1300万ドルで再契約したことを、複数のメディアが報自た後、ヤンキースが正式に発表しています。

チェイス・ヘッドリーは他チームから4年6500万ドル(年平均1625万ドル)の提示を受けていたとも報じられていますので、それよりも少ない契約を選んだことになります。

この契約ではチェイス・ヘッドリーにトレード拒否権はないものの、トレードとなった場合には、ヤンキースから100万ドルを受け取る条項がついています。

このチェイス・ヘッドリーが、ほぼフルタイムでサードを守ることが確実な見込みのため、一塁もしくは三塁での起用がキャッシュマンGMから示唆されていたアレックス・ロドリゲスは指名打者としての起用されることが濃厚となりました。

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チェイス・ヘッドリーの獲得で内野の守備力は安定感が増すことに

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チェイス・ヘッドリーの年度別の打撃成績は以下のとおりとなっています。

Chase Headley Stats 2014

チェイス・ヘッドリーは2012年に打率.286/本塁打31/打点115/出塁率.376/長打率.498/OPS.875という素晴らしい成績を、投手有利のペトコ・パークを本拠地でありながら残しています。

しかし、打撃面ではその後は2013年が打率.250/本塁打13/打点50/出塁率.347/長打率.400、2014年が打率.243/本塁打13/打点49/出塁率.328/長打率.372と低迷しています。

ただ、パドレス在籍時が77試合で打率.229/本塁打7/出塁率.296/長打率.355とひどい数字でしたが、左打者有利のヤンキースタジアムを本拠地とするヤンキースでは、58試合で打率.262/本塁打6/出塁率.371/長打率.398で、移籍後に成績が向上しています。

1年間ヤンキースでプレーすれば、左打者有利の本拠地の恩恵を受けて20本塁打を打てる可能性がありますし、2012年に近いパフォーマンスが出た場合には、大きく数字を伸ばすことが期待できそうです。

チェイス・ヘッドリーの現時点での魅力は打撃面よりも、2012年にゴールドグラブ賞を獲得した守備面でのものが強くなっています。MLB両リーグの規定試合数に到達している三塁手の中での、チェイス・ヘッドリーの守備のスタッツは以下のとおりとなっています。

  • RF(レンジファクター):2.59(12位/25名)
  • DRS(守備防御点):13(3位/24名)
  • UZR(アルティメット・ゾーン・レイティング):20.9(1位/24名)
  • レンジファクター:1試合平均(9イニング換算)でいくつのアウトに関与したかを示す指標 
  • 守備防御点:同じポジションの平均的な野手と比較して、守備でどれだけ失点を防いだか
  • アルティメット・ゾーン・レイティング:同一リーグの同じポジションの平均的な選手と比較して、守備でどれだけの失点を防いだかを示す指標

1位となっているUZRでは平均的な野手と比較して20.9点も失点を防いだことになり、3位となっているDRSでは、平均的な野手より13点も失点を防いだことになります。

このような守備面での数字を見れば、チェイス・ヘッドリーは、「ブルペンと守備力重視」の編成を続けている、このオフのヤンキースが正に求めている人材といえます。(参考記事:ヤンキースが守備とブルペン重視の補強を進めていることの意味)

2015年のヤンキースのスターティングメンバーは?

このチェイス・ヘッドリーの獲得で予想されるヤンキースのスターティングラインナップは、以下のとおりとなります。

  1. ジャコビー・エルズベリー(CF)
  2. ブレット・ガードナー(LF)
  3. マーク・テシェイラ(1B)
  4. ブライアン・マッキャン(C)
  5. カルロス・ベルトラン(RF)
  6. チェイス・ヘッドリー(3B)
  7. マーティン・プラド(2B)
  8. アレックス・ロドリゲス(DH)
  9. ディディ・グレゴリウス/ブレンダン・ライアン(SS)

現状ではアレックス・ロドリゲスをDHに入れていますが、ブライアン・キャッシュマンGMもプレーを見てみないと、どこまで期待すべきかわからないと語っていて、起用法は流動的です。

アレックス・ロドリゲスのスプリングトレーニングと2014年の序盤のパフォーマンスによっては、カルロス・ベルトランがDHに入り、クリス・ヤングがライトを守る試合が多くなると予想されます。

2011-12年よりは数字が落ちているものの、守備が安定しているクリス・ヤングがライトを守れば、センターはジャコビー・エルズベリー、レフトはブレット・ガードナーと揃っているため、投手にとっては助かる外野陣となりそうです。

一方の内野は、ショートには守備面での定評があるディディ・グレゴリウスとブレンダン・ライアンのプラトーンで、サードはチェイス・ヘッドリー、ファーストは5度のゴールドグラブ賞プレーヤーであるマーク・テシェイラが守ることになり、故障がなければ安定した守備が期待できます。

やや不安があるとすれば、サードの守備では定評のあるものの、近年はセカンドとしての出場が少ないマーティン・プラドとなりそうです。

マーティン・プラドは二塁手として262試合に出場しているのですが、2011年は0試合、2012年は10試合、2013年は32試合、2014年は17試合にとどまっています。

ただ、内外野を守れる身体能力と器用さがある選手のため、少ない出場試合数でありますが、2012年から2014年も、平均的な二塁手以上の数字は残していますので、守備面でも安定したものが期待できそうです。

先発投手に不安は残るものの、内外野の布陣とブルペンは揃いつつあり、地味ではあるものの戦力が整いつつあるヤンキースです。