ヤンキースとスティーブン・ドリューが1年500万ドル(約6億円)で基本合意!フィジカルチェック後に正式契約に

New York Yankees Top Catch

ヤンキースがマーティン・プラドのトレード放出後に、空いたセカンドのポジションの穴埋めとして、FAとなっていたスティーブン・ドリューと1年契約で再契約に合意し、フィジカルチェックを経た後に正式発表になると、複数の米メディアの記者が伝えています。

スティーブン・ドリューは2013年オフにクオリファイングオファーを拒否したものの、ドラフト指名権がネックとなったため契約が決まらず、ドラフト会議直前の5月21日にレッドソックスと再契約しました。

しかし、スプリングトレーニングに参加しなかった影響は大きく、レッドソックスとヤンキースの両チームで低迷し、85試合271打数で、打率.162/本塁打7/打点26/出塁率.237/長打率.299と苦しみました。

そのためFA市場での価値も下落し、なかなか所属先が決まらなかったのですが、ヤンキースと1年500万ドルにプラス150万ドルのインセンティブをつけた契約で合意にこぎつけたようです。

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ドリューのバウンスバックに期待しての再契約

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スティーブン・ドリューの年度別成績と通算成績は以下の表のとおりとなっています。

Stephen Drew Stats 2014

2013年のレッドソックスでは、正遊撃手として打率.253/本塁打13/打点67/出塁率.333/長打率.443を残した状態から、大幅に数字を落とした2014年でしたが、スプリングトレーニングでしっかりと調整すれば、バウンスバックすると期待されているスティーブン・ドリューです。

ただ、レッドソックスで39試合に出場後の、ヤンキースの46試合では、打率.150/出塁率.219/長打率.271と、さらに数字を落としているのが気にかかるところではあります。

2013年までのスティーブン・ドリューはマイナーでもメジャーでもショート専任でしたが、2014年はセカンドをはじめて守りました。

そして今回の契約でも期待されているのは二塁での出場ですが、トレードで獲得したディディ・グレゴリウスがニューヨークに対応できない場合に、そのバックアップとしての役割も担うことになると予想されています。

ドリューの獲得前には、プロスペクトのロバート・レフスナイダー(23歳)、ホセ・ピレラ(25歳)の2人がセカンドのレギュラーを争うと見られていました。

しかし、このドリューの獲得により、スプリングトレーニングの内容と結果次第ではありますが、シーズン開幕時にはロバート・レフスナイダーに3Aでさらに経験を積ませ、ホセ・ピレラにドリューのバックアップを任せるのではないかと、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは予測しています。

若い選手にアクティブロースターの枠は残るのか?

ドリューを獲得したことで予想される開幕時のアクティブロースターの野手13人は以下のとおりとなります。

捕手:ブライアン・マッキャン/J.R.マーフィー(控え)
一塁:マーク・テシェイラ
二塁:スティーブン・ドリュー
三塁:チェイス・ヘッドリー
遊撃:ディディ・グレゴリウス/ブレンダン・ライアン(併用)
左翼:ブレット・ガードナー
中堅:ジャコビー・エルズベリー
右翼:カルロス・ベルトラン/クリス・ヤング
指名打者:アレックス・ロドリゲス/ギャレット・ジョーンズ(併用)

スティーブン・ドリューが2013年以前のようなパフォーマンスを発揮すれば問題はないのですが、そうでない場合にはロバート・レフスナイダーか、ホセ・ピレラを昇格させて、ドリューを、2014年のケリー・ジョンソンのようにトレードに出すか、ブライアン・ロバーツのようにDFAすることになりそうです。

ジョエル・シャーマンはホセ・ピレラをバックアップとするのではないかと予測していますが、上記の顔ぶれですでに13名となっているため、アクティブロースターの枠に入れるかは微妙なところです。

現実的には、ブレンダン・ライアンが二塁のバックアップも務めることになるのではないかと予想されます。

アレックス・ロドリゲスが、どれだけのパフォーマンスが発揮できるのか、全く読めないところが、ヤンキースにとっては大きな重荷になっています。

本来であれば、ロドリゲスが座るであろう指名打者には、体調に不安のあるカルロス・ベルトラン、マーク・テシェイラの他、ブライアン・マッキャンやジャコビー・エルズベリーら長期契約を残す選手らの休養の枠として使いたいところです。

またロバート・レフスナイダーやホセ・ピレラなどの若い選手に多くの出場機会を与え、ドリューと併用に近いかたちにしたいところですが、契約上アレックス・ロドリゲスを25人枠から簡単には外せないはずなので、枠が残らない状態となります。

シーズンが進む中で、ディディ・グリゴリウスが正遊撃手として問題無いと判断できた場合には、ブレンダン・ライアンかスティーブン・ドリューのどちらかをロースターから外して、若い選手に枠を与えるつもりなのかもしれません。

ただ、アレックス・ロドリゲスが三塁を守れない場合に、ブレンダン・ライアンを外してしまうと、三塁のバックアップがいなくなり、経験のないドリューに守らせることになりますので、そのあたりは慎重な判断が必要です。

故障者が出れば、それこそ枠の問題はなくなりますが、戦力ダウンにつながりますので、これも好ましいことではありません。

もちろん25人枠の構成を、投手11名、野手14名にすることで、枠を作ることもできますが、ヤンキースはリリーフに頼る編成をしていますので、現時点ではどこまでそれが可能かは不透明です。

そのあたりのやりくりは、今後のメディアからの情報を待ちたいと思います。

どちらにしても、2100万ドルという高額年俸が予算総額を圧迫している上に、ロースターの柔軟性も低下させているアレックス・ロドリゲスがどの程度のパフォーマンスを発揮できるかは、2015年のヤンキースにとって重要なものとなりそうです。