【ヤンキース】2015年に優勝できる戦力は整備できるか?メディアが予想する補強候補とそのための費用

New York Yankees Top Catch

ヤンキースのオフシーズンの補強動向は、米メディアにとって毎年注目されるポイントの1つです。

そのオフの補強に関して、ハル・スタインブレナー共同オーナーは、先発ローテーションジーターの抜けたショートが優先順位の高い課題だと語っています。

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2015年のヤンキースの先発ローテーションはどうなる?

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1年ローテを守った黒田博樹がFAとなり、日本への復帰も視野に入っているため、来季のヤンキースの先発ローテーション候補として、田中将大、C.C.サバシア、マイケル・ピネダ、イバン・ノバなどが候補となっています。

C.C.サバシア自身は膝の手術を行い、リハビリは順調と報じられていますが、2014年内はブルペンでの投球をしない方針で、本格的な投球再開はスプリングトレーニングからの見込みとなっています。

イバン・ノバは4月末にトミー・ジョン手術を受け、復帰まで12ヶ月から18ヶ月かかることを考えると、2015年のオールスター前後が復帰の目安の1つとなりそうです。

田中将大とマイケル・ピネダに関しては、健康であれば、ある程度の数字を残すと見こまれています。

が、ピネダはマイナーを合わせても、マリナーズ時代の2011年に171イニングを投げたのが最多で、その後は、故障が多くシーズンを通じて投げたことがなく、シーズンを通じて活躍できるか疑問を投げかける地元メディアもあります。

また、田中将大に関しては、肘の靭帯は自然修復はしないため、爆弾を抱えて投げ続けることになり、いつかは「その時」がやってくる可能性が高く、それが2015年の可能性もあります。

このような状況ではあるのですが、2015年の開幕時の先発ローテは、少なくとも田中将大、サバシア、ピネダの3人を見込むことはできますので、最低でもあと2人はローテを守れる投手が必要なヤンキースです。

予想されている先発投手の補強の動きは?

そのため予想されているのは、マックス・シャーザー、ジョン・レスター、ジェームズ・シールズのビッグ3のうちの、どれか1人と契約。そしてブランドン・マッカーシーとの再契約、もしくは同等のFA投手の獲得を目指すことになるのではないかと予想されています。

米メディア全体の予想を見ていると、ビッグ3の中で契約が有力視されているのは、ジョン・レスター、ジェームズ・シールズ、マックス・シャーザーの順番との印象です。

ジョン・レスターに対しては、ワールドシリーズでの通算防御率0.43という大舞台での強さをヤンキース幹部が高く評価しているとの情報が伝えられています。

マックス・シャーザーは、31歳からの6年から7年の長期契約になる可能性が高いことや、年平均で2500万ドルから2800万ドルは必要と見られています。

そのシャーザーと比較するとジョン・レスターやジェームズ・シールズは1800万ドルから2000万ドル程度と、金額が低く抑えられることや、ア・リーグ東地区での経験と実績があるため、有力視されています。

ブランドン・マッカーシーは、2014年全体では防御率4.05/10勝15敗/WHIP1.28でしたが、ヤンキース移籍後は防御率2.89/7勝5敗/WHIP1.15と良いパフォーマンスを見せました。

このようにヤンキースで結果を残していることに加えて、予想される年俸も1200万ドルから1300万ドル程度になる見込みで、トップクラスのFA投手の半額程度になるのも魅力となっています。

もしこのブランドン・マッカーシーが他球団と契約することになると、年俸が同程度になると見こまれる投手として、パイレーツからFAとなるフランシスコ・リリアーノあたりも候補となる可能性はありそうです。

後は、フィリーズのコール・ハメルズがトレードでの獲得候補として名前が上がり続けています。

30歳のコール・ハメルズですが、低迷したフィリーズにあって、2014年も204イニングを投げて、防御率2.46/9勝9敗/奪三振198/WHIP1.15の数字を残すなど、トップスターターとしての実力は失われていません。

ハメルズはフィリーズとの4年9000万ドルの契約が残っているのですが、年平均では2250万ドルの年俸となりますので、安くはありません。しかし、シャーザーよりは安くなることは確実で、レスターやシャーザーよりも契約期間も短くなるため、悪い契約ではありません。

ただ、問題なのはフィリーズが交換要員として求めているのは、複数のトッププロスペクトのため、ヤンキースには分が悪い状況です。そのためメディアによって名前が上がってはいるものの、実現性は低そうです。

デビッド・ロバートソンは再契約?クオリファイングオファー?

地元メディアのみならず、全米メディアもヤンキースはデビッド・ロバートソンに1年1530万ドルのクオリファイングオファーを出すだろうとの見通しが強くなっています。

さらにはデビッド・ロバートソンは、それを拒否せずに受け入れて、1年1530万ドルでヤンキースに残るだろうと予想されています。

仮にクオリファイングオファーを拒否した場合には、獲得するチームはドラフト指名権を失う上に、年平均1000万ドル以上の3年から4年契約を提示する必要があるため、リリーフ投手にそこまで代償を払うチームはいないだろうと見られているためです。、

1年1530万ドルの年俸は、2015年シーズンのクローザーとしては、最高年俸になる可能性が高い金額で、デビッド・ロバートソンにとっても魅力ある契約です。

ジーターの抜けたショートには誰が?

ジーターの抜けたショートを埋める最有力候補と見られていたのはオリオールズのJ.J.ハーディでしたが、3年4000万ドルで契約延長しました。

そのためFA選手で獲得候補となるのはハンリー・ラミレス、アズドルバル・カブレラ、スティーブン・ドリュー。トレードではフィリーズのジミー・ロリンズなどの名前が上がっています。

ジミー・ロリンズは来季で36歳になり、来季の年俸は1100万ドルでシーズン終了後にFAとなります。2014年の成績は打率.243/本塁打17/打点55/出塁率.323と、20代のピーク時よりは落ちていますが、打撃面でも魅力があります。

ヤンキースにとってトレードを成立させる上で問題となるのは交換要員です。

これ以上プロスペクトを出すと数年先の編成も厳しくなってくることが予想されるため、年俸調停権を持つメジャーリーグレベルの選手を出すことで折り合う可能性はありそうです。

ただ、一番有力視されているのは、スティーブン・ドリューと1年800万ドルから900万ドル程度で再契約するというものです。

ハンリー・ラミレスは1500万ドルから2000万ドルで4年から5年契約、アズドルバル・カブレラは1000万ドルから1300万ドルで3年から4年契約は必要と見られているため、金額も抑えられ、単年契約ですみそうなドリューが有力視されています。

レッドソックスとヤンキースの2球団で打率.162/本塁打7/打点26/出塁率.237と地を這うような成績でしたが、スプリングトレーニングに参加できなかったので、致し方ないとの見方があります。

そのドリューの復活にかけて再契約をするのではないかとの憶測、予測が一番有力視されている状況です。

サードとセカンドは?

仮にスティーブン・ドリューと再契約しても、セカンドではなくショートで起用することが濃厚ですが、そうなるとセカンドはどうなるのか?ということになります。

1つのオプションはマーティン・プラドに守らせるというものですが、アレックス・ロドリゲスが機能しなかった場合には、サードを守る必要がありますし、他の選手を休ませるために外野を守ることなども多くなるため、セカンドに固定はできない見込みです。

そこで期待されているのがロバート・レフスナイダー(Robert Refsnyder)です。

2014年はAAとAAA通算で137試合515打数で打率.318/出塁率.387/長打率.497/OPS.884の数字を残しています。

2014年開幕当初にブライアン・キャッシュマンGMは、2014年中に昇格はさせずマイナーで経験を積ませて、2015年にはレフスナイダーにチャンスを与えていると語っていたことからも、セカンドとして試されるのではないかと予想されます。

サードに関しては基本的にはアレックス・ロドリゲスで開幕し、機能しなかった場合には、ファーストやDHにまわし、サードはマーティン・プラドに守らせることができると考えられます。

メディアによってはチェイス・ヘッドリーと再契約の予想もあり、本人もヤンキースに戻りたい希望を持っています。

しかし、2200万ドルを支払うアレックス・ロドリゲスのバックアップにプラドもいる状況で、さらに1000万ドルから1500万ドルが必要な選手を獲得するのは、年俸総額やぜいたく税を考えると疑問は残ります。

このサードの補強は、アレックス・ロドリゲスのパフォーマンスに左右されるため、ヤンキース首脳陣はウィンターリーグでプレーさせることで状態を確認したかったようですが、本人が拒否したため、実現しませんでした。

このサードの補強は難しい判断となりそうです。

メディアの予想どおりであればヤンキースは再び年俸総額トップに

前回の投稿(参考:ヤンキースの2015年y層年俸総額)で、ヤンキースの予想される2015年の年俸総額について試算したところ、簡単な概算ではありますが1億9114万ドルに到達していました。

ここに先発投手の補強、ショートの補強、ロバートソンの再契約による金額が加わることになります。

シャーザーであれば2500-2800万ドル、レスターであれば2000万ドル前後、シールズであれば1800万ドル前後。

ドリューとの再契約に800-900万ドル、デビッド・ロバートソンとクオリファイングオファーにより再契約となると1530万ドルが加わります。

そのためおおよそ4100万ドルから5200万ドルが、1億9114万ドルに加わる可能性があるというヤンキースの状況です。

年俸総額が大きいチームでは、タイガースが増える可能性があるものの、レンジャーズやジャイアンツは横ばい程度で、ドジャースとフィリーズは基本的に減らして行く方向性であると伝えられています。

そのためメディアが予想するような補強をヤンキースが敢行すると、2015年に再び年俸総額でMLBトップになり、ぜいたく税として2000万ドルから2600万ドルを支払うことになると考えられます。

ヤンキースは予想されているように、ぜいたく税を顧みずに投資するのか?それともシーズン中にブランドン・マッカーシーやマーティン・プラド、クリス・カプアーノを獲得したような補強で整えようとするのか?

ワールドシリーズ終了後のヤンキースの動向から目が離せません。