ヤンキースがチャップマンをトレード!カブスNo.1プロスペクトのグレイバー・トーレスら4人を獲得

New York Yankees Top Catch

売り手になるのか買い手になるのかが、この2ヶ月の関心事となっていたニューヨーク・ヤンキースですが、ついに主力選手のトレード放出に踏み切りました。

今季終了後にFAとなるアロルディス・チャップマンをトレードで放出し、カブスのNO.1プロスペクトと評価されていたグレイバー・トーレス、No.5の評価を受けていたビリー・マッキニー、1Aのラシャド・クロフォード、スターリン・カストロのトレードで放出したアダム・ウォーレンら4人の選手を獲得しました。

その獲得した選手の中でもMLB全体でも高い評価を受けるグレイバー・トーレスとビリー・マッキニーがどのような選手であるのか、そしてヤンキースの今後の動きがどうなっていくのかについてまとめておきたいと思います。

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MLB全体でも高い評価を受けるグレイバー・トーレスとビリー・マッキニー

グレイバー・トーレス(Gleyber Torres)はベネズエラ出身の19歳で、右投右打の遊撃手です。

現在は1Aアドバンスドという段階なのですが、評価が非常に高い選手でMLB公式サイトはカブスチーム内のNO.1有望株としてランクし、さらにMLB全体でもベースボール・アメリカとベースボールプロスペクタスがともに41位、MLB公式サイトが26位にランクしています。

またESPNにキース・ローは先週の最新プロスペクトランキングでグレイバー・トーレスをMLB全体で26位にランクするなど、高い評価を多くの媒体で受けています。

MLB公式サイトによると19歳なのですが打席での選球眼と忍耐力もある成熟したアプローチと速いスイングスピードを持っていて、広角に打つことができるとされています。

現時点でのパワーに対する評価はまだまだではあるのですが、体が出来上がり、よりレフト方向に引っ張ることができるようになれば、メジャーでも年間15本塁打以上が打てるようになるともされています。

守備面ではスピードは平均的なレベルで、肩が強いことが高く評価されていて、メジャーでもショートを守れるとの評価を得ています。

2016年は開幕から1Aアドバンスドでプレーしていて94試合に出場し打率.275/本塁打9/打点47/出塁率.359/長打率.433/OPS.791、盗塁19という成績となっています。

ビリー・マッキニー(Billy McKinney)は2013年ドラフトで1巡目全体24番目でオークランド・アスレチックスから指名されてプロ入りしています。

2014年のトレード期限前にアスレチックスがジェフ・サマージャとジェイソン・ハメルを獲得したトレードでアディソン・ラッセルらとともにカブスに移籍していました。

MLB公式サイトのプロスペクトランキングではカブスのチーム内で5番手となっていますが、カブスのファームの層が厚いためで、評価は高くMLB全体でもシーズン開幕前には88位にランクされていました。

他にもベースボール・アメリカでは83位、ベースボールプロスペクタスでは74位とMLB全体でもトップ100にランクされる評価の高い選手です。

その高い評価は打撃面によるもので、スイングスピードが速く、選球眼と打席での忍耐力もあるため多くの四球を選ぶことができ、高い出塁率を記録できるとされています。

フェンスを越えるような打球を打つパワーに関しては疑問符をつけるスカウトもいるようですが、速いバッドスピードで強い打球を打つことができるため多くの二塁打と年間15本塁打以上を打てる選手になると現時点で評価されています。

現在は2Aでややもたついてて、2015年に2Aの77試合で3本塁打の打率.285/出塁率.346/長打率.420/OPS.766、2016年は88試合で1本塁打にとどまり打率.252/出塁率.355/長打率.322/OPS.677と低迷しています。

守備面ではスピードは平均的なレベルで、肩に関しては強いとは言えないため、メジャーではレフトがベストのポジションになると目されています。

ヤンキースの今後の動向と展望

ヤンキースはアロルディス・チャップマンのトレードでルーキー・デービス、エリック・ジャジーロー、トニー・レンダ、ケイレブ・コーザムという4人のマイナーリーガーを交換要員としました。

この4人はヤンキースのファームでもミドルクラスのプロスペクトにとどまり、MLB全体ではトップ100にランクされていませんし、ファームの層が薄いレッズでもトップ10にランクされていません。

これはDV問題でチャップマンの価値が下落していたからだったのですが、ヤンキースはこの4人を放出してチャップマンの3ヶ月分の働きと、MLB全体でもトップ100の高い評価を受けるプロスペクトを2人、そしてアダム・ウォーレンを連れ戻すことができたことになりますので、一連のトレードはヤンキースにとって現時点では大きなプラスになっていると考えられます。

ヤンキースはショートとセカンドを守れるミドルインフィルダーの層が厚くなっていたのですが、そこにグレイバー・トレースをさらに加えたことになります。

MLB公式サイトでヤンキースのNO.1プロスペクトにランクされているのがホルヘ・マテオ(1Aアドバンスド)でポジションは遊撃手です。

MLB全体でもベースボール・アメリカが26位、MLB公式サイトが30位、ベースボールプロスペクタスが65位にランクするなど高い評価を得ています。

他にもチーム内のプロスペクトランキングで5位にランクされているWilkerman Garcia(ルーキーリーグ)、8位にランクされているTyler Wade(2A)、13位のHoy Jun Park(1Aショート)、21位のKyle Holder(1Aショート)、26位のThairo Estrada(1Aアドバンスド)らはいずれも遊撃手となっています。

遊撃手の有望株を多く抱えていて、なおかつディディ・グレゴリウスが本格的なブレイクをし始めている状況下でのグレイバー・トーレスの獲得は、人材のダブつきになるとも考えられます。

この動きには、ジーターの後釜を育てたいという意識と同時に、今後の補強のためのトレード交換要員のストックであるとも考えられています。

特に今季終了後のFA市場は人材が乏しいため、トレードでの補強が中心になります。

交換要員となるプロスペクトが多ければ多いほど有利に交渉できますので、そういった面でも意味があるグレイバー・トーレスの獲得となりそうです。

ヤンキースはスターリン・カストロのトレードでブレンダン・ライアンとアダム・ウォーレンを交換要員としていましたが、ブレンダン・ライアンは構想外でしたし、ウォーレンを連れ戻したことで、よりそのトレードの価値も高めることになりました。

アダム・ウォーレンはカブス移籍後は低迷し35イニングで防御率5.91と苦しんでいますが、ヤンキース在籍時にはリリーフと先発の両方をこなし防御率3.39という結果を残していますので、古巣に戻っての復活が期待されます。

アロルディス・チャップマンが抜け、アンドリュー・ミラーが9回、デリン・ベタンセスが8回をそれぞれ担うことになりますので、2015年のように7回もしくは6回をアダム・ウォーレンが任される可能性が高そうです。

アロルディス・チャップマン、アンドリュー・ミラー、デリン・ベタンセスの3人は強力だったものの、その前のミドルリリーバーに信頼できる投手が乏しいことがヤンキースの課題となっていました。

そのためチャップマンの抜けた穴は大きく、アダム・ウォーレンでは完全には埋めれないことが確実で、トレード期限前までの6試合で成績を落とすことがあれば、さらなるトレードに動くことが予想されます。

これまで名前の挙がっていた今季終了後にFAとなるカルロス・ベルトランに加えて、同じく今季終了後にFAとなるイバン・ノバもトレード市場で売り出していると報じられています。

さらに選手を売りだせば、多くのプロスペクトを獲得できるため、長期的な展望も明るくなりますし、また今季終了後のシーズンオフのトレード補強でも選択肢が非常に多くなります。

ヤンキースのトレード期限までの動向は、今後のチーム編成の方向性を指し示すものとなる可能性が高いため、注目していきたい動きです。

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