デビッド・プライスのトレードで移籍したドリュー・スマイリーが好調な理由とは?レイズの2015年巻き返しへの貴重な戦力に

ウェーバー公示なしのトレード期限の最終日となる7月31日の大型トレードの一つが、デビッド・プライスを中心としたタイガース、レイズ、マリナーズの3球団が関わったトレードでした。

タイガースは、デビッド・プライスを獲得する代わりに、ドリュー・スマイリーをレイズに、オースティン・ジャクソンをマリナーズに交換要員としました。

そのタイガースに移籍した後のデビッド・プライスは、7試合48.1回で防御率/4.10/2勝3敗/奪三振54/WHIP1.16(2014年9月11日時点)と、奪三振率こそ10.06高いものの、それ以外の数字では、タイガースが払った代償に見合った状況とは言いがたくなっています。

一方の、トレードでレイズに移籍したドリュー・スマイリーは絶好調です。

スポンサーリンク

ドリュー・スマイリーが移籍後に防御率1点台の活躍

スポンサーリンク
[googlead]

スマイリーがトレードの知らせを知ったのは、7月31日に父親からのメールが最初で、その後、Twitterで情報確認した後に、タイガースのGMから知らせを受けた時はショックを受けたと伝えられています。

しかし、このトレードはドリュー・スマイリーにとって一番幸運な出来事になるかもしれないと、FOXスポーツのKen Rosenthalは記事で述べています。というのも、スマイリーはレイズに移籍後に、成績を著しく向上させているからです。

ドリュー・スマイリーの2014年の移籍前後の成績は以下のとおりとなっています。

ドリュー・スマイリーの移籍前後の成績比較表

防御率は4.21から1.70に。WHIPは1.41から0.76。奪三振率は7.51から8.31に向上し、P/IP(イニングあたりの投球数)は19.11から14.96に減り、K/BBは2.73から4.00に向上するなど効率の面でも改善され、中身のともなった成績の向上を果たしています。

では、なぜレイズに移籍することで、短期間でこのような劇的な成績の向上を果たすことができたのか?という疑問がわきます。

ドリュー・スマイリーの成績を向上させたレイズ首脳陣のアドバイスとは?

もちろんレイズの首脳陣がドリュー・スマイリーにしたアドバイスが効果的だったのが要因です。そこで気になるのは、アドバイスの内容ですが、以下のようなものだったとFOXスポーツのKen Rosenthalは伝えています。

  • ファーストボールをもっと高く投げること
  • 右打者に対しても2ストライクまでうまく追い込むができているので、打者を最後に仕留めるより良い方法を見つける

低めに投げることが重要だと一般的に考えられているわけですが、それとは真逆のアドバイスをしています。

スマイリーは左投げで、フォームもやや変則なため左打者には強い投手でした。2014年のタイガース在籍時の左打者対する被打率は.176と低いのですが、右打者には.309と打ち込まれていて苦手としていました。

レイズの首脳陣は、そのスマイリーの右打者に対する苦手意識を取り払うために、上記のようなアドバイスをしたと考えられます。

つまり、全く右打者に通用していないのではなく、2ストライクまでは問題ないのだから、決め球、フィニッシュを改善すれば良いことを教えて、漠然とした右打者への苦手意識を取り払ったということです。

そのアドバイスの結果、移籍後のドリュー・スマイリーは左打者に対しての被打率は.154と元々の強さを残したまま、右打者に対しても被打率.214と改善させています。

このレイズの首脳陣の適切なアドバイスにより、ドリュー・スマイリーは、もっている本来のポテンシャルを発揮できるようになったということになります。

ドリュー・スマイリーが2015年のレイズにとって重要なパーツに

年俸が1400万ドルで、今シーズン終了後の調停では2000万ドルに達する可能性もある上に、来シーズン終了後にFAとなるデビッド・プライスでした。そのプライスとの交換で、25歳と若く、今シーズンの年俸が52万ドルと格安で、2018年までチームに留めることができるドリュー・スマイリーを獲得したことは、経済規模の小さいレイズにとって、大きなプラスとなっています。

このトレードの結果、2015年シーズンのレイズは、アレックス・カッブ、ジェレミー・ヘリクソン、クリス・アーチャー、ジェイク・オドリッジに、このドリュー・スマイリーが加わることになりました。さらに2015年の5月にマット・ムーアも戻ってくる予定で、レイズの先発ローテの層が厚くなることが予想されます。

レイズはドリュー・スマイリーが、キャリアハイとなる150イニングに到達したため、2014年シーズンは登板させないことを明言しました。

無理をさせることなく、来季に向けた準備を整えつつあるレイズです。トレード移籍後の活躍と数字の向上を見ると、レイズの2015年シーズンでの巻き返しにおいて、ドリュー・スマイリーが重要な役割を果たす可能性が十分にありそうです。

プライスとのトレードで、マリナーズからニック・フランクリン、タイガースからドリュー・スマイリーとウィリー・アダムスを獲得した時には、「安売りしすぎではないのか?」との声も少なくありませんでした。

しかし、ドリュー・スマイリー1人だけで、その評価を覆すことになるかもしれません。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています