なぜインディアンスはジェイ・ブルースをトレードで獲得したのか?

Cleveland Indians Top Catch

クリーブランド・インディアンスがニューヨーク・メッツからジェイ・ブルースを、22歳の1Aの投手との交換トレードで獲得しました。

地区首位に立って2位以下をジリジリと引き離し、地力の違いを感じさせる状態になりつつある中での補強となりました。

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インディアンスのトレード期限前の動きは静かなもので、目立ったものはブルージェイズからリリーフ投手のジョー・スミスを獲得する程度でした。

そのトレード期限前のインディアンスの動きについて、クリーブランドの地元メディアであるClevelan.comのPaul Hoynes氏は以下のように述べています。

The Indians were reluctant to make a big trade for a hitter before the July 31 non-waiver trade deadline because they felt injured right fielder Lonnie Chisenhall and second baseman Jason Kipnis would be back by late July or early August.

7月31日のウェーバー公示なしのトレード期限前には打者の補強に関しては積極的ではありませんでした。その背景にあったのは離脱していたロニー・チゼンホール外野手とジェイソン・キプニス二塁手が7月末から8月上旬に復帰すると見込まれていたためでした。

この2人が帰ってくれれば打線の得点力もアップすることが見込まれますので、一旦は待つことをインディアンスは選択したことになります。

しかし、この目論見どおりに事は運びませんでした。

They were half right as Kipnis was activated Sunday, but Chisenhall is still dealing with a strained right calf muscle. When he’s ready to play, he’ll still have to play several rehab games before he joins the big league club.

ジェイソン・キプニスは復帰したものの、チゼンホールはふくらはぎの故障が完全に癒えていない状態で、復帰まで時間がもう少しかかる見込みとなりました。

ただ、これだけではジェイ・ブルースの獲得に動くことはなかったかもしれないとPaul Hoynes氏は説明します。

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以下は同じ記事からの引用です。

The Indians still might not have acquired Bruce if Michael Brantley didn’t take a seat in left field in the fifth inning Tuesday night after re-spraining his right ankle. When Brantley was placed on the disabled list Wednesday morning, Chris Antonetti, Indians president of baseball operations, was already far down the road in acquiring Bruce. He had no choice.

この動きを後押ししたのが、マイケル・ブラントリーが故障者リストに入ったことです。このことにより編成のトップであるクリス・アントネッティ野球運営部門社長は、獲得に動かざるを得なくなったとPaul Hoynes氏は述べています。

インディアンスは外野の両翼を守る主力であるマイケル・ブラントリーとロニー・チゼンホールの2人を故障者リストで失うことになりました。

オースティン・ジャクソン、ブランドン・ガイヤー、エイブラハム・アルモンテらバックアップの選手はいたものの、ア・リーグ8位にとどまる打線が戦力ダウンになることは確実でした。

マイケル・ブラントリーの復帰は8月一杯、ロニー・チゼンホールも早くて8月下旬と、重要な時期の戦力ダウンを避けるために、ジェイ・ブルースの獲得に踏みきったインディアンスです。

主砲のエドウィン・エンカーナシオンは序盤の低迷を脱して、打率.248/出塁率.368/長打率.460/OPS.828、22本塁打と復調してきました。しかし、その後を打つカルロス・サンタナは打率.241/出塁率.342/長打率.430/OPS.772、16本塁打と今一歩です。

打率.256/出塁率.321/長打率.520/OPS.841、29本塁打のジェイ・ブルースであれば、エンカーナシオンの負担を減らすことができ、打線の中軸に相乗効果が生まれる期待もできることも、インディアンスは見込んで獲得したと考えられます。

また仮にブラントリー、チゼンホールが復帰しても外野手の本塁打数が両リーグ25位と長打力不足だったため、ジェイ・ブルースの存在は大きな意味を持つことになります。

リリーフ投手陣は強力で、先発ローテも復調の気配を見せてきていますので、この打線のテコ入れが機能すれば、インディアンスがそのままア・リーグ中地区をリードすることになりそうです。

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