アロルディス・チャップマンがヤンキースのクローザーとなる理由は?キャッシュマンGMによる説明

New York Yankees Top Catch

ニューヨーク・ヤンキースが4人のマイナーリーガーを交換要員としてシンシナティ・レッズからアロルディス・チャップマンを獲得しました。

この補強によりクローザーを務めることができるレベルの投手がアンドリュー・ミラー、デリン・ベタンセスとメジャー史上でも最強との呼び声もあるトリオが形成されました。

その3人の誰がクローザーを務めるのかということが注目されていましたが、ジョー・ジラルディ監督は早々にアロルディス・チャップマンであることを明言しています。

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ライアン・キャッシュマンGMが明かすチャップマンがクローザーとなる理由

ジョー・ジラルディ監督がクローザーを指名したかたちになったわけですが、その前にブライアン・キャッシュマンGMらフロント陣とも話し合いがもたれた上での決断であることは容易に想像できることでした。

そのブライアン・キャッシュマンGMがなぜ2015年にマリアノ・リベラ賞(ア・リーグ最優秀救援投手賞)を獲得したアンドリュー・ミラーではなく、アロルディス・チャップマンがクローザーとなるのかについて、その理由をメディアに明かしています。

ニューヨーク・ポストのダン・マーティン氏によると以下の2つの事実が、その根拠としてキャッシュマンGMの口から語られたとのことです。

  • チャップマンのメジャーでの成功はクローザーとしてのもの
  • チャップマンはセーブ機会では良いが、それ以外ではパフォーマンスが落ちる傾向

アロルディス・チャップマンはキューバ時代には先発投手としての起用がメインで76試合中63試合が先発でした。

またレッズ傘下のマイナーでは3シーズンで52試合に投げているのが、そのうち19試合で先発しています。

しかし、メジャーでの6年間324試合はすべてリリーフ投手としての登板となっています。

2010年と2011年のメジャー2年間では1セーブにとどまるなどクローザーではなかったのですが、その2年間では63.1イニングで防御率3.27/WHIP1.25、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は12.8という成績にとどまります。

ところが2012年にクローザーに定着した後の4年間では255試合255.2回で防御率1.90/WHIP0.96で奪三振率は16.1で145セーブ、セーブ成功率は90.6%(145/160)と才能を開花させています。

このようにチャップマンのメジャーリーグでの成功はクローザーとしてのもので、その他の役割での実績は良くありません。

その一方でアンドリュー・ミラーは2015年はクローザーとなりましたが、元々評価を高めるキッカケになったのはセットアップマンとしてでした。

それはデリン・ベタンセスも同様でセットアップマンとして起用されることで、メジャーレベルで成功をおさめることができています。

それぞれの経験や実績を考えるとチャップマンをクローザーに固定し、ミラーとベタンセスを左右のセットアップマンに回す方が良いとヤンキースは判断したようです。

タフなプレッシャーの多い場面に強いチャップマン

またチャップマンはよりタフな、よりプレッシャーがかかる状況の方が力が発揮できるようで、セーブ機会とそうでないと時のパフォーマンスに差があります。

チャップマンはセーブ機会の登板時は防御率1.82/WHIP0.934で、K/BB(奪三振/与四球)は4:1ですが、そうでない時は防御率2.65/WHIP1.125でK/BBは3:1と極端に悪いわけではないのですが、成績が下落しています。

そしてこのセーブ機会とそうでない時の差は2015年シーズンの方がより顕著になっていると報じられています。

このようなデータから見てもチャップマンの能力を最大限に引き出すためには、あくまでも勝つ試合の最後を締めくくる役割に限定した方が良いという判断になったようです。

チャップマンを先発に回したい意向をレッズの首脳陣がもったことが度々あったようですが、チャップマンは「クローザーが良い」とあまり乗り気ではありませんでした。

このような様々な観点から見てもチャップマンをクローザーにした方が得策と言えます。

先発投手陣に不安を抱えるヤンキースにとって、このチャップマン、ミラー、ベタンセスのトリオがチームの命運を握っていると言っても過言ではありませんし、高い奪三振率を誇る3人が試合終盤に出て来ることにも魅力がありますので、大きな注目を浴びることになりそうです。

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