ホワイトソックスが”トレード期限前の売り手”に!注目選手が多くトレード市場は活発化へ

Chicago Whitesox Top Catch

ホワイトソックスは6月を終えた時点では40勝39敗とポストシーズンが狙える位置であること、ジェームズ・シールズをトレード補強するなどしていたため、トレード期限前に買い手になる可能性が高いと予想されていました。

しかし、7月に入ってからは6勝9敗、さらにオールスター明けには1勝5敗と完全に勢いを失い地区4位で首位のインディアンスに7.0ゲーム、ワイルドカードには7.0ゲーム差とポストシーズンを狙うには遠い位置まで転落しました。

そのホワイトソックスがついに売り手になることを決断したという情報は流れ始めています。

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オールスター後の失速で売り手になる方向性にシフトか

アメリカメディアでも名を知られるFanRag Sportsのジョン・ヘイマン氏は以下のように伝えていました。

While they don’t seem to have decided to sell for sure yet, for the first time they have seemed to be considering it, and word is, they are getting plenty of calls on David Robertson and others.

まだ売り手になるかどうかを決断するには至っていないようだが、始めてそうなることについて検討しているようで、デビッド・ロバートソンを始めとする選手に関する多くの問い合わせを受けている、とのことです。

しかし、この情報のあと、アメリカ唯一の全国日刊紙であるUSA TODAYのボブ・ナイチンゲール記者が以下のようにツイートしています。

The #Whitesox expected to keep rotation intact, but everyone else, except SS Tim Anderson, are in play at trade deadline

引用元:Bob Nightengale Twitter

ボブ・ナイチンゲールによるとホワイトソックスは先発ローテーションの投手以外、すなわちクリス・セール、ホセ・キンタナ、カルロス・ロドン、カーソン・ファルマーと、ショートのティム・アンダーソン以外はトレードに応じる姿勢だとのことです。

優勝を狙える人材を揃え、一時は地区首位を走っていたホワイトソックスのため、売り手になると一気にトレード市場に人材があふれることになります。

そしてホワイトソックスのGMであるリック・ハーンが以下のように話しているとCSN ChicagoのDan Hayesがツイートしています。

Hahn: #WhiteSox have ruled out short-termed adds. Will be open-minded on everything else.
Rick Hahn: “At this point in time it’s a very open-minded approach.”

引用元:Dan Hayes Twitter

リック・ハーンGMは、短期的な観点での補強は目指さず、それ以外のことにはオープンマインドであると話しているそうです。

つまり今年の優勝を目指すための補強というよりも、来季以降も見据えたトレードであれば応じる姿勢です。

売り手になることを明言はしていないものの、来季以降に勝負ができるようなトレードであればやりたいと話していることになりますので、ベテラン選手を中心に若い選手と交換するトレードに意欲があると言えそうです。

このようにホワイトソックスが来季以降を見据え始めた状況となったのですが、ボブ・ナイチンゲール記者の情報をベースに、どのような選手がトレード市場に出てくることになるのかをまとめていきたいと思います。

先発ローテーションとティム・アンダーソン以外でトレード市場で注目される選手は以下のとおりとなっています。

  • 2016年シーズン終了後FA
    ディオナー・ナバーロ(捕手)
    アレックス・アビラ(捕手)
    オースティン・ジャクソン(外野手)
  • 2017年シーズン終了後FA
    トッド・フレイジャー(三塁手)
    メルキー・カブレラ(外野手)
    ザック・デューク(リリーフ)
  • 2018年シーズン終了後FA
    デビッド・ロバートソン(クローザー)
    ブレット・ローリー(二塁手)
  • 2019年シーズン終了後FA
    ホセ・アブレイユ(一塁手)
    アダム・イートン(外野手)*2020と2021にチームオプション

トレード市場に出れば大きな注目を集めるのはデビッド・ロバートソンとトッド・フレイジャーです。

デビッド・ロバートソンは防御率4.03/23セーブ/WHIP1.45と今季は調子が良くありませんが、38.0イニングで奪三振は45と、奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)は10.67と健在です。

31歳の今季の年俸は1100万ドル、2017年が1200万ドル、契約最終年の2018年が1300万ドルとなっていますが、現在のFA市場の相場、そして今季終了後のFA市場の人材不足を考えると悪く無い契約と考えられます。

ヤンキースがこのまま上昇気流にのって買い手に回った場合には、デビッド・ロバートソンがトレード市場では一番実績のあるクローザーとなりますので、大きな注目を集めることになります。

トッド・フレイジャーは打率.216/本塁打28/打点64/OPS.790と、打率は低いものの両リーグトップの28本塁打を記録している長打力は魅力で、今季の年俸は825万ドル、来季は年俸調停3年目となり、その後FAとなります。

一塁、三塁、指名打者で長打力のある選手がほしいチームには魅力ある選手で、FAまで残り1年半のためトレード交渉がしやすい選手です。

ホセ・アブレイユは打率.266/本塁打11/打点52/OPS.747と不調ですが、6月1日以降は打率.299/出塁率.349/長打率.478と復調気配です。

ただ、現在29歳で今季が1167万ドル、2017年が1267万ドル、2018年が1317万ドル、32歳となる2019年が1367万ドルと、これまでの実績を考えればリーズナブルな契約が残るため、簡単にはトレードに応じないと予想されます。

31歳のメルキー・カブレラは打率.302/本塁打9/打点43/出塁率.348/長打率.466/OPS.815と健在で、今季は1400万ドル、来季は1500万ドルの契約です。

トレード市場の外野手に人材が豊富なため微妙なところではありますが、今季の成績からも打撃は健在で声をかけるチームは現れそうです。

意外に人気となりそうなのがセットアップマンのザック・デュークで33.1回で防御率2.97/1SV/奪三振39/WHIP1.29と安定した成績を残しています。

今季の年俸が500万ドル、来季が550万ドルとリーズナブルで、スポットでクローザーの代役を務めることができますので、ポストシーズンを狙うチームには魅力ある左腕リリーフです。

二塁と三塁を守れるブレット・ローリー(打率.249/本塁打12/打点36/OPS.725)はロースターの層に厚みを加える事ができますので、派手ではないものの関心を持たれることが予想されます。

27歳のアダム・イートンに関しては2019年までの5年2350万ドルの契約延長をしていて、来季が400万ドル、2018年が600万ドル、2019年が840万ドルとなっています。

さらに2020年が950万ドル、2021年が1050万ドルのチームオプションがつくなどチームにとってかなり有利な契約となっています。

今年は打率.271/出塁率.353/長打率.393/OPS.746と、昨年の打率.287/出塁率.361/長打率.431、一昨年の打率.300/出塁率.362/長打率.401よりは劣るものの、守備力は素晴らしく今季のWAR(Win Above Replacement)は4.0と両リーグの外野手で4番目に高い数字となっています。

リーズナブルな長期契約と現在のパフォーマンスを考えるとホワイトソックスがトレードに応じる可能性は低く、かなり圧倒的なオファーでなければ動く可能性は低そうです。

クリス・セール、ホセ・キンタナに興味を示す球団があるものの現状ではかなり可能性が低いと言えます。

ただ、クリス・セールの契約も2017年で終了しますので、魅力的なオファーがあれば気が変わる可能性もあります。

ヤンキースがトレード期限前ギリギリまで決断がずれ込みそうな今、新たにホワイトソックスがトレード市場の主導権を握ることになりそうです。

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