「2018年夏のトレード候補」の移籍先はどこに?米大物記者が予想

「再建」を公言してロースターを解体したチームが増えたこともあり、勝利を積み重ねるチームと敗北を積み重ねるチームとがクッキリと鮮明になっている2018年シーズンです。

再建を選んだチームは抱えている人材を高値で売ることが重要となるため、トレード市場での需要があるうちに売り切ってしまうことがポイントとなります。

加えてオリオールズのように一旦は勝負をかけることを選びながらも、低迷してしまっているチームもいるため、トレード期限前には市場に人材があふれる可能性が高まっています。

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2018年のトレード市場の動きは6月にも活発化?

トレードで手にできる見返りは市場の需要と供給の関係に左右されます。期限前になればなるほど人材があふれることが予想されていますので、今年は早い段階で選手を売り切ってしまおうとする動きが増えると考えられます。

このような2018年の夏にトレードが予想される20名の選手の動向について、ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏が予想しています。

ヘイマン氏によるトレード候補20名の移籍先の予想は以下のとおりとなっています。


1. マニー・マチャド(遊撃手・オリオールズ)

今季終了までのレンタルプレイヤーにプロスペクトを放出することが賢明かどうかをドジャース首脳陣は判断することになる。過去にもマチャドに強い関心を示し、コーリー・シーガーの抜けた穴を埋める必要があるため、ぜいたく税の問題はあるもののドジャースが最も合理的な移籍先。他に可能性があるのがカブスとダイヤモンドバックス。

2. J.T.リアルミュート(捕手・マーリンズ)

メッツは正捕手を必要としていて、リアルミュートがベストの選択肢となる。ファイヤセールで非難を浴びたマーリンズが、さらなる批判を受ける可能性があるトレードをするかどうか、またメッツが十分な交換要員を準備できるが焦点。メッツが最有力で、続くのがブルワーズとフィリーズ。

3. クリス・アーチャー(先発投手・レイズ)

先発投手を必要としているベストのチームがブルワーズ。ブルワーズのマーク・アタナシオ、レイズのステンバーグという両オーナーが親しいことは悪くないことだ。最有力はブルワーズも、ダイヤモンドバックス、フィリーズ、マリナーズ、エンゼルス、ジャイアンツ、ロッキーズ、メッツなど候補は多数。

4. ホセ・アブレイユ(一塁手・ホワイトソックス)

ホセ・アブレイユがクアーズ・フィールドでプレーした時にどれほどのインパクトがあるか想像できるだろうか?一塁を守っているイアン・デズモンドは復活の兆しを見せてはいるが、打線全体を活性化させる必要があるため、彼を外野の両翼に移動させて、アブレイユを加えるのは合理的。若い選手のメンターとしても優れている。ロッキーズが最有力で、メッツとヤンキースが続く。

5. ケルビン・ヘレーラ(リリーフ投手・ロイヤルズ)

メジャーでも屈指のクローザーでありながら、同様の投手ほどには注目を浴びていない。ただ、ポストシーズンを含めて大舞台での強さは証明済み。ブルペン補強が必要なアストロズにマッチ。続くのはエンゼルス、ブルージェイズ、ナショナルズ。

6. コール・ハメルズ(先発投手・レンジャーズ)

高額年俸によりトレード先は限定される。古巣のフィリーズは彼を気に入っているし、ハメルズ本人もそうだ。さらにフィリーズは左の投手を必要としている。他の経済力のあるチームはぜいたく税の問題があり、簡単ではない。フィリーズが最有力で、レッドソックスが続く候補に。

7. ザック・ブリットン(リリーフ投手・オリオールズ)

昨年の夏にはアストロズと一旦は合意に達したが、メディカルの問題、もしくはオリオールズのオーナーの許可が得られなかったかのどちらかが理由で破談となった。アストロズはクローザーの問題を今も解決出来ていない。ドジャースも昨年は興味を示していた。ツインズが最有力で、アストロズ、エンゼルス、ブルージェイズ、ドジャース、ナショナルズなども候補に。

8. ブラッド・ハンド(リリーフ投手・パドレス)

事実上すべてのチームにとって大きな助けとなる投手のため、予想するのは困難な。複数年の契約が残っているので、パドレスが引き続きキープする可能性もある。エンゼルス、アストロズ、ドジャース、ナショナルズ、ツインズらが候補に。

9. アダム・ジョーンズ(外野手・オリオールズ)

長年ファンから愛されてきたスタープレイヤーだが、マチャド、ブリットンとともにチームを去ることになるかもしれない。ただ、オリオールズが期待するような見返りを手にするのは難しいかもしれない。インディアンスが最有力で、エンゼルス、ブルージェイズ、メッツ、ドジャースが続く。

10. ライセル・イグレシアス(リリーフ投手・レッズ)

レッズの動向は予想しにくいが、トップクラスのクローザーが50勝しかいないチームでプレーし続けるのは非合理的。さらに放出すれば非常に多くの見返りをレッズは期待できる。ロベルト・オスナの事件により、ブルージェイズはクローザーを必要としている。続く候補はアストロズ、ドジャース、エンゼルス、ツインズ、ナショナルズ。

11. ダニー・ダフィー(先発投手・ロイヤルズ)

セットからではなくワインドアップからの投球に戻そうとしているが、それにより調子を取り戻せばトレード市場での価値があり、リーグの半分の球団にとって力になる投手。マリナーズが最右翼で、エンゼルス、メッツ、フィリーズ、ブルワーズ、レッドソックスも候補に。

12. マイク・ムスターカス(三塁手・ロイヤルズ)

シーズンオフのFA市場が示したように、優勝を争うチームは優秀な正三塁手を抱えているため、需要は大きくない。カージナルスの補強ポイントに合致はするものの、投手の方が優先順位が高い。ダイヤモンドバックスはジェイク・ラムが戻らない場合に必要とするかもしれない。一塁を守ることもできるので、ニューヨークの2チームからのニーズがあるかもしれない。ヤンキース、ダイヤモンドバックス、ロッキーズ、メッツ、カージナルスなどが候補に。

13. ジェド・ラウリー(内野手・アスレチックス)

内野のどこでも守ることができる選手で、多くのチームにとって戦力アップになる選手。もしアスレチックスがワイルドカード争いに残るようであれば、ベテラン選手たちをキープするだけでなく、補強に方針転換するかもしれない。ブルワーズが最も合理的な相手で、ダイヤモンドバックス、インディアンス、ドジャース、ブルージェイズ、カージナルス、アストロズ、ヤンキースも候補に。

14. ブラッド・ブラック(リリーフ投手・オリオールズ)

ある球団幹部は「ボールのクオリティは少々落ちている」と話すものの、それでも「欲しい投手だ」と話している。インディアンス、ツインズ、エンゼルス、ドジャース、マリナーズなどが候補。

15. ジョナサン・ルクロイ(捕手・ロッキーズ)

昨年のロッキーズでのプレーが良かったため、再契約にも興味を示していた。だが、クリス・アイアネッタが良い結果を残しているため、トレード獲得に動く可能性は高くない。ロッキーズ、メッツ、フィリーズ、ブルワーズ、レッドソックスらに可能性。

16. ウィルソン・ラモス(捕手・レイズ)

攻守で捕手のパフォーマンスに悩みを抱えるメッツは、どの捕手にっても移籍先になる可能性が高いチームだ。最近は打撃が好調。フィリーズ、ロッキーズ、ブルワーズ、メッツ、レッドソックスなど。

17. アレックス・コロメ(リリーフ投手・レイズ)

トレードが成立するには、かつてのような姿を取り戻すことが条件に。もしそうできるならば、多くのチームにとって戦力アップになる。エンゼルス、ドジャース、ナショナルズ、インディアンス、ツインズが候補に。

18. ジョン・ジェイ(外野手・ロイヤルズ)

ジョン・ジェイはシーズン中にトレードされることを念頭に置いて、ロイヤルズと契約したように見受けられる。センターでも安定したプレーを見せているが、かつてのようなクオリティではないため、現実的には外野の両翼が適任。インディアンス、メッツ、エンゼルスなどに可能性。

19. ビリー・ハミルトン(外野手・レッズ)

レッズはシーズンオフにトレードしておくべきだった。低迷していることもあり、トレードへのハードルは高くなっている。ジャイアンツ、インディアンスが候補に。

3. フレディ・ガルビス(遊撃手・パドレス)

J.P.クロフォードが故障したことにより、フィリーズへの出戻りも可能性がないわけではない。ただ、アデイニー・エチェバリアという同様に守備力の優れた遊撃手が市場にはいる。フィリーズ、ドジャース、ブルージェイズ。


オリオールズ、レイズ、ロイヤルズの3球団が、どのタイミングで選手の放出を始めるかによって、トレード市場の流れも決まっていくものと予想されます。

オリオールズのダン・デュケットGMは、チームの方向性を判断する一つのタイミングとして「メモリアルデー」に言及しています。

2018年のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)は5月28日となっています。

オリオールズは3連勝したことで勝率が改善しましたが、それでも11勝27敗で地区首位とは15ゲーム差、ワイルドカードの2枠目にも12ゲーム差で、勝率で下回るのはホワイトソックスのみとなっています。

先発ローテーションの現状と、ファームの選手層、年俸総額による予算の問題などを考慮すると、オリオールズがこれから急激に浮上して、ワイルドカード争いに絡んでくることは想像し難いものとなっています。

ロイヤルズは13勝25敗でワイルドカードまで10ゲーム差と沈んでいますが、オリオールズと同様の問題を抱えているため、こちらも急浮上は期待しにくくなっています。

この2球団は他チームが興味を示すような選手を複数抱えていますので、トレードを決断して動き出せば一気に市場が活性化する可能性があります。

どのチームが「選手売出し」の口火を切るのか?そして、そのタイミングがいつになるのか注目されます。

ドジャース、カブス、ヤンキース、レッドソックス、ジャイアンツ、ナショナルズなど資金力のある買い手チームは、ぜいたく税の問題に直面しています。そのため、大型補強となると質の高いプロスペクトを複数放出することが必要となるのですが、レンタル選手への過剰な投資は敬遠するものと予想されます。

意外と活発な動きにつながる可能性があるのが、プロスペクトが豊富で、資金面で余裕のあるフィリーズとブレーブスです。両チームともに2018年シーズン序盤のサプライズとなっていますが、夏まで持ちこたえているようであれば、大型トレードの中心になる可能性があります。

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