エリートFA選手の契約はどうなるのか?USAトゥデイが球団と金額を予想

新しい年を迎えただけでなく、スプリングトレーニングまで残り少ない日数となった今も、100名程度のFA選手が契約を手にできていないという異常なシーズンオフとなっています。

しかも、人数が多いだけでなく、FA市場の相場を決定するようなエリートクラスのFA選手が8名も、その中に含まれていることも、異例のシーズンオフであることを象徴しています。

そのエリートFA選手8名の契約先と契約金額についてUSAトゥデイが予想しています。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール氏が各選手の現状について触れた後、以下のように予想しています。
選手の現状については記事の要約です。

  • エリック・ホズマー:MLBのコミッショナーが「市場の動きを鈍くさせているのは選手と代理人だ」と話したが、これに最も当てはまるのがエリック・ホズマーだ。すでにパドレスから7年1億4000万ドル、ロイヤルズから7年1億4700万ドルを提示されているが、ジェイソン・ヘイワードの8年1億8400万ドル級の契約を求めているため合意していない。条件を満たした場合に8年目が自動更新されるオプションをつけた契約を落とし所として予想。⇒ パドレスと「7年1億5050万ドル+8年目はべスティングオプション」
  • ダルビッシュ有:過去にはザック・グレインキーの6年2億650万ドル、デビッド・プライスの7年2億1700万ドルを視野に入れていたが、それに近づくことはない。ただ、大金を手にすることにはなる。最低でもジョニー・クエトが手にした6年1億3000万ドルを求めているようだ。カブス、ブルワーズ、ツインズの3球団が彼を必要としている。ヤンキースとドジャースがトレードで予算をつくれるか注視することを続けているが、可能性は低い。そうなると最も魅力的な選択肢はカブス。⇒ カブスと「5年1億2500万ドル」
  • J.D.マルティネス:2億ドル規模の契約を夢見たシーズンオフで、数年前であれば7年2億1000万ドルを手にできたかもしれない。ただ、このオフは難しい。マルティネスの価値はジャスティン・アップトンと比較されていて、エンゼルスと結んだ5年1億600万ドルが一つの目安とされている。レッドソックスは右のスラッガーが欲しいが、愚かな投資をするつもりもない。マルティネスはレッドソックスが条件を上げないことに苛立ちを見せているが、逆にレッドソックスが待つのをやめる可能性もある。レッドソックスは昨シーズン中にインディアンスにエドウィン・エンカーナシオンのトレードを打診していて、それを再び試みる可能性もある。⇒ レッドソックスと「5年1億3000万ドル」
  • ジェイク・アリエッタ:2015年を終えた時にはデビッド・プライスやクレイトン・カーショーのような契約が期待された。しかし、故障が多くなり、球速も低下し、さらなる故障の可能性がある無理のある投球フォームが懸念材料に。関心を示すチームの大きな不安となっているのが、彼の状態を良く知っているカブスが積極的に再契約に動いていないことだ。スコット・ボラス氏は友人であるナショナルズのオーナーに頼ることになるかもしれない。⇒ ナショナルズと「5年1億2000万ドル」
  • マイク・ムスターカス:38本塁打を打った三塁手も、現状で強い関心を示すチームはいない。ジャイアンツとエンゼルスはドラフト指名権を失うことを嫌い、それぞれ他の選択肢を選んだ。メッツはトッド・フレイジャーと契約し、カージナルスはジェド・ジョーコを起用することを強調している。現状では打者有利の本拠地を持つチームと契約し、1年後のFA市場に向けて価値を高めることを選ぶ必要がある。⇒ ヤンキースと「1年1400万ドル」
  • ランス・リン:中4日でローテを守り、イニングを消化できる投手。ホーマー・ベイリーがレッズと結んだ6年1億500万ドルを目指していたが、それはすでに諦めている。最近ではオリオールズが最も強い関心を示している。不思議なのは古巣のカージナルスが再契約に動かないことだ。⇒ オリオールズと「3年5700万ドル」
  • アレックス・カッブ:2ヶ月前にはカブスとの契約が確実と思われた。メジャー昇格後、ずっと投手コーチだったジム・ヒッキーがカブスに行き、彼の最初の監督だったジョー・マドンがいて、カッブも強い関心を示したからだ。しかし、金額で折り合えなかった。カッブは2017年に177回1/3で防御率3.66、12勝10敗という成績を残し、先発ローテのNo.2級の契約を希望している。しかし、カブスはメジャーのキャリアで11勝以上が昨年の1回だけで、166イニング以上投げたのも昨年が最初で、30試合以上に先発したことがないことを理由に、条件を上積みしなかった。カッブは忍耐強く待っているが、それはチーム側も同じ。⇒ ブルワーズと「4年6500万ドル」
  • グレッグ・ホランド:1年700万ドルに出来高で700万ドルという契約でロッキーズでプレーしたが、ナ・リーグトップの41セーブを上げ、そのギャンブルに成功した。ホランドは1500万ドルのオプションを破棄し、1740万ドルのクオリファイング・オファーも蹴った。ロッキーズと交渉は続けていたが、ウェイド・デービスと3年5200万ドルで合意し、それも終わった。ナショナルとカージナルスともにクローザー補強は必要ないと言っているものの、価格が下がれば動くことになるだろう。⇒ カージナルスと「2年2500万ドル」

ナイチンゲール氏の予想は高すぎず、安すぎずという妥当なラインを並べている印象です。ただ、グレッグ・ホランド以外は、ここに予想されている年数や金額が上限になる可能性がありそうです。

カブスはタイラー・チャットウッドと3年3800万ドルで契約しました。これまで投げた最多のイニングは2016年の158イニングで、キャリア全体の防御率4.31、奪三振率3.4、与四球率4.2と際立った数字は残せていないチャットウッドに大金を支払っています。

その一方でカブスがアレックス・カッブに提示した金額は3年4200万ドルとされています。カブス側の評価はそれほど高くないことが透けて見えてきます。

ジェイク・アリエッタは1億ドル以上の契約を提示してくれる球団を探すのに苦労する状態です。カブスが全くと言ってよいほど、具体的な動きを見せないことも、他球団が敬遠気味になる原因となっています。

ボラス氏はナショナルズのオーナーとは懇意で、マックス・シャーザー、スティーブン・ストラスバーグと大型契約を結んでもらったり、引き取り手がなくなっていたマット・ウィータースをねじ込んでもらったりしています。ナショナルズのフロントがアリエッタに関心を示す可能性は低いのですが、トップ交渉でねじ込んでくることが予想されています。

マイク・ムスターカスに関しては、「優勝を争うチームの正三塁手が今季絶望」という事態が起こらない限り、金額や年数が上がる要素がありません。1年契約で価値を高めるということが現実的な選択肢になりつつあります。
カージナルスはジェド・ジョーコの他、マット・カーペンターもいるため、メジャーレベルでの選択肢がありますが、ヤンキースの三塁はそれに比較すれば手薄です。ムスターカスが市場価値を高める上でも、右翼の狭いヤンキースタジアムは魅力的な場所です。

参考記事:ヤンキースがマイク・ムスターカスを獲得すべき4つの理由!地元メディアが獲得を提言

ツインズとブルワーズはダルビッシュに興味を示しているもののディスカウントされた価格であればという姿勢で、ランス・リン、アレックス・カッブでも構わないという考えも持っています。
ドジャースはマット・ケンプ、ヤンキースはジャコビー・エルズベリーを放出できれば、ダルビッシュに本腰を入れることもできますが、両者ともに交渉の相手を見つけることに苦労しています。

仮にカブスがアレックス・カッブと契約してしまった場合には、ダルビッシュの選択肢はツインズかブルワーズになりますので、ヤンキースとドジャースを待ち続けることにもリスクはあります。

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