ジェイク・アリエッタはカブスの6年契約提示を拒否・・・今後はどうなる?

シカゴ・カブスはダルビッシュ有と6年1億2600万ドル、最大で1億5000万ドルに達する契約で獲得しました。

シカゴ・カブスはジェイク・アリエッタ、ジョン・ラッキーがFAとなったことの穴を、ダルビッシュ有とタイラー・チャットウッドで埋めたことになります。

カブスにとってダルビッシュはトップターゲットであったため、狙い通りの補強となったのですが、並行してジェイク・アリエッタにもオファーを出していたようです。

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アリエッタの決断が吉と出るか凶と出るか?

ファンラグスポーツのジョン・ヘイマン氏は以下のように伝えています。

The Chicago Cubs were down the road with Yu Darvish, but before they completed a deal, Cubs baseball president Theo Epstein, respectfully, put in one last call to the Cubs’ star free agent Jake Arrieta for one last, long-shot chance to see if — if need be — they could extend Arrieta’s career with a deal believed to be similar to the one offered to Darvish should Darvish turn them down.

「ダルビッシュとの交渉が合意に達する前に、セオ・エプスタイン社長は敬意を込めて、合意の可能性は低いと知りながらも、ダルビッシュと同様の条件を提示した」ことが伝えられています。

セオ・エプスタイン社長は、ジェイク・アリエッタのカブスへの貢献度の高さに敬意を払い、要求している金額よりは低いことを知りながらも、条件を提示したようです。

しかし、アリエッタは6年契約を受け入れる準備はなかったこともあり拒否した一方で、ダルビッシュが受け入れたことで、カブスの右のエースが入れ替わることになったということです。

FA投手のトップ2であるダルビッシュが平均2100万ドルの契約を受け入れたことは、ジェイク・アリエッタの契約の相場にも影響がでることになるのですが、それ以上に大きいのが大金を使うことができるチームが減ってしまったことです。

現在のジェイク・アリエッタの候補となるチームについては、ヘイマン氏は以下のように伝えています。

Anyway, the Brewers and Twins – two losers in the Darvish derby – plus the Nats and Phillies appear for now to be the most likely landing spots for Arrieta, especially with the Dodgers and Yankees still having luxury-tax concerns.

ドジャースとヤンキースはぜいたく税の回避という大きな課題があるため可能性は低く、「アリエッタの契約先の候補となるのはブルワーズ、ツインズ、ナショナルズ、フィリーズの4球団」とのことです。

このあとは、この4球団とカージナルスを加えた5チームの現状についてヘイマン氏はまとめています。

その要約は以下のとおりとなっています。


1. ブルワーズ

彼らは先発投手の補強を必要としている。2年連続で年俸総額が6300万ドルで、収入はその4倍だったとされているため、ロレンゾ・ケインに8000万ドルを費やしても、まだ資金面に余裕があるはず。ジョーリス・チャシーンが先発3番手となっているが、ライバルのカブスはホセ・キンタナが3番手、カイル・ヘンドリクスが4番手という編成で、その差は大きい。

2. ナショナルズ

ナショナルスはボラス氏のクライアントに多くの金を払ってきた歴史がある。マイク・リゾGMはアリエッタを加えることを悪くない考えと受け止める一方で、ぜいたく税の問題を考えると可能性は低いと、ウインターミーティングでは話した。
サイヤング賞投票の上位6名にナショナルズから3名が入るなど、現時点でも質が高いが、10月に強いアリエッタを加えれば、MLBでもベストの先発ローテとなる。

3. フィリーズ

現在の社長、GM、球団幹部の3人がオリオールズに在籍していた時に、アリエッタを指名している。フィリーズはアーロン・ノラ以外は、先発ローテ4番手クラスが多く、トップスターターが欲しい現状。カルロス・サンタナに6000万ドルを投資しているので、それを無駄にしないためにもトップスターターを獲得するのは合理的。

4. ツインズ

ツインズがダルビッシュにフォーカスしていたのは、タード・リーバインGMがレンジャーズにいた時からの関係が大きかったのかもしない。アレックス・カッブとランス・リンの方が彼らのターゲットになるかもしれない。

5. カージナルス

カージナルスは収入が多く、オーナーが買収したときの20倍の価値になっている。しかし、マーセル・オズナを獲得したあとは、大きな戦力アップはないにも関わらず、大きな補強をしない方針となっている。先発ローテはブルワーズよりも質が高く、アレックス・レイエスが戻ってくることを考えると、手薄なブルペンの方が優先順位が高いように見える。


ツインズはダルビッシュだからこそ大金を注いでもという判断があったようですが、予算規模の大きいチームではありませんので、他の投手となるのであれば、金額を抑えて契約したいと考える可能性が高くなっています。そうなるとジェイク・アリエッタよりも、アレックス・カッブ、ランス・リンの方がマッチします。

カージナルスはクローザーがルーク・グレガーソンのままです。できればセットアップマン兼スポットのクローザーという役割のほうが適切な投手のため、正真正銘のクローザーを獲得することのほうが、先発投手の獲得よりも重要な課題であると考えられます。

そうなると本格的に動く可能性があるのはブルワーズ、ナショナルズ、フィリーズの3球団となります。

ブルワーズはエースのジミー・ネルソンが開幕に間に合わず、さらに最初の1、2ヶ月は離脱すると予想されています。ただ、リハビリは順調に進んでいることもあるためか、現状のローテでスプリングトレーニングを迎えても構わないと球団幹部が話すなど、焦って大金を用意する気配ではありません。

ナショナルズはブライス・ハーパーが今季終了後にFAとなることもあり、勝負をかけるタイミングではあります。ただ、ブライス・ハーパーとの再契約を真剣に考えるのであれば、マックス・シャーザーの他に、もう一つ大型契約を抱えるのは得策ではありません。

ただ、ナショナルズのオーナーとスコット・ボラスは懇意で、「オーナーの説得」はボラス氏の真骨頂の一つです。ボラス氏が大金を引き出すことに成功するとすれば、ナショナルズとなりそうです。

フィリーズは元々予算規模の大きいチームで、再建に舵をきって若い選手でロースターが構成されていることもあり、年俸総額に大きな余裕があります。2018年はまだ微妙ですが、2019年には勝負をかけていく可能性がありますので、そこに備えて投資する可能性はありそうです。ただ、7年契約や1億5000万ドルを越えるような金額を提示する可能性は高いとは言えず、提示しても5年契約、金額は1億ドル前後になるのではないかと予想されます。

ナショナルズが本腰を入れてくれない場合には、カブスが提示した金額が最高値だったとなりかねないジェイク・アリエッタです。スコット・ボラス氏は「このオフは異例だが、ようやくノーマルになってきた。私にとっては2月10日ではなく、12月10日だ。」とこれからの交渉に自信を見せています。

スコット・ボラス氏がどのあたりをジェイク・アリエッタの落とし所と判断するのか注目が集まることになりそうです。

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