2017年トレード期限前の注目選手は?MLB公式サイトが10名をランキング

メジャーリーグのシーズンはまだ15試合前後を消化した段階ではあるものの、ブルージェイズのようにスロースタートとなったチームの中には、トレード期限前の売り手候補として名前が上がり始めています。

ワイルドカードが2枠になったため、より多くのチームにシーズン終盤までポストシーズンが狙える状況が増えていることもあり、トレード市場の様相も変わりつつあります。

ただ、ポストシーズン進出をしたとしてもワイルドカードは、実質的には1試合だけのプレーオフに近いものがあるため、優勝を狙えるチームでなければ、大型補強に踏み切りにくいことは変わりありません。

そのためシーズン終了後にFAとなる、いわゆるレンタルプレイヤーでは大型トレードが成立しにくく、翌年以降も契約が残っている選手の価値が高まる傾向を生み出しています。

そのようなメジャーリーグのトレード市場の傾向を背景に、MLB公式サイトのMark Feinsand氏が、2017年トレード期限前の注目選手トップ10をランキングしています。

Mark Feinsand氏が選んだ10名の選手は以下のとおりとなっています。

  1. デビッド・ロバートソン(ホワイトソックス)
  2. バートロ・コロン(ブレーブス)
  3. フランシスコ・リリアーノ(ブルージェイズ)
  4. ジェレミー・ヘリクソン(フィリーズ)
  5. マイケル・ピネダ(ヤンキース)
  6. ホセ・バティスタ(ブルージェイズ)
  7. トッド・フレイジャー(ホワイトソックス)
  8. ランス・リン(カージナルス)
  9. ホセ・キンタナ(ホワイトソックス)
  10. アンドリュー・マカッチェン(パイレーツ)

再建モードに移行している多くのチームが大半の主力を放出しているのですが、ホワイトソックスはまだ一部の主力しか放出していませんので、トレード期限前の注目チームです。

続いて、この10名の選手の現状を見ていきます。

そのホワイトソックスが抱えるトレード交換要員の中でもクローザーのデビッド・ロバートソンは一番関心を集める投手となりそうです。

今季は6試合5回1/3で無失点、11奪三振と好調で、来季の年俸も1300万ドルと現在のクローザーの相場を考えればリーズナブルです。

またポストシーズンでの経験もあり、地区優勝、そしてワールドシリーズ制覇を視野に入れているチームにとっては大きな魅力がある投手です。

バートロ・コロンは開幕から3試合17イニングで防御率4.24は良い数字ではありませんが、奪三振14、与四球4、被安打10といまずまずの内容です。契約が今季限りで年俸は1250万ドルですが、再建途上にあるブレーブスはある程度の金額を負担してでもプロスペクトの方が欲しい状況のため、トレード放出の可能性が高くなっています。

フランシスコ・リリアーノはブルージェイズのローテでも5番手扱いで、防御率5.14とイマイチのスタートです。年俸が1360万ドルと安くなく、今季終了後にFAとなるため、トレード放出を試みることは確実ですが、どこまで良い見返りをブルージェイズが手にできるかは疑問が残ります。

ジェレミー・ヘリクソンは1年1720万ドルのクオリファイング・オファーを拒否すると予想されていた一人でしたが、残留を選びました。新しい労使協定によりクオリファイング・オファーを出すことの価値が下がっているため、今年はフィリーズがトレードに踏み切る可能性がより高くなっています。

今季は開幕から3試合は好調で防御率1.50と良い数字を残していますが、故障なく活躍すれば活躍するほど、フィリーズの手にする見返りは大きくなります。

マイケル・ピネダは初登板こそいまいちでしたが、その後の2試合では14回2/3で防御率1.84、奪三振17、与四球1と好投し、ヤンキースの急浮上に一役買いました。

ヤンキースもベテランと若手が良い状態で噛み合ったことで、ポストシーズンの可能性を感じさせる状態となっていることを考えると、トレード放出に踏み切れるかは微妙なところがあります。

ただ、今季終了後にFAとなった時にクオリファイング・オファーを提示する可能性が低いことを考えれば、5割を大きく上回るラインでトレード期限を迎えない限り、昨年と同様にプロスペクトの獲得に傾く可能性はありそうです。

ホセ・バティスタはこのランクで6位となっているものの、どれだけ関心を集めるのかは微妙です。年俸が1800万ドルと高額であるところに、今シーズンはスロースタートです。

打率.109/出塁率.242/長打率.145/OPS.388と酷い数字で、さらにコンタクト率が低下するなど年齢による衰えを感じさせるところもあるため、急激なバウンスバックがないと、ブルージェイズがトレードに出したとしても見返りは大きくなさそうです。

ただ、それでも契約が確定しているのは1年だけで、来季の相互オプションは更新されない確率が高いことを考えれば、年俸の大半を負担して、プロスペクトを獲得できれば良いとフロント陣が判断して放出することは可能性はありそうです。

昨年、打率は.225と低いものの、40本塁打、98打点と攻撃力を発揮したトッド・フレイジャーでしたが、2017年シーズン終了後にFAとなり、年俸は1200万ドルのため、トレードは試みたようですが、成立には至りませんでした。

今季は開幕から打率.111/出塁率.226/長打率.259/OPS.485と低迷しているため、シーズンオフよりも価値が下がっている現状で、急激な復調がない限り、チームに残したことが裏目に出ることになりそうです。

カージナルスのランス・リンは今季終了後にFAとなるのですが、年俸は750万ドルとリーズナブルです。2016年にトミージョン手術で離脱するまでは2012年から2015年にかけて4年連続で二桁勝利を上げ175イニングから200イニングを投げ続けていました。

その実績に加えて、今季の開幕からの3試合17回1/3で防御率3.12と安定した投球をしているため、関心を持つ球団は現れそうです。

カージナルスが開幕からスロースタートとなりましたが、状況が好転しないようであればトレードの可能性が高まりそうです。

本来であれば上位にランクされてもおかしくないホセ・キンタナですが、開幕から3試合で防御率6.75/WHIP1.62と低迷しています。ホワイトソックスは大きな見返りを求めてトレードを一旦保留した経緯がありますので、価値が下がった状態では放出する可能性は低いと予想されます。

年俸も今季が700万ドル、来季が850万ドルと過大な負担ではなく、2019年と2020年はチームオプションのため、トレード市場での価値が高まるまで、ホワイトソックスは待つということを選ぶ可能性が高い状況です。

これから急激な上昇がない限り、今シーズン終了後、もしくは来季のトレード期限前までホワイトソックスに残っていても不思議ではない現状です。

アンドリュー・マカッチェンは放出される可能性が高い選手の一人でした。年俸が1400万ドルとパイレーツにとっては高額なこと、オプションを含めても2018年まで契約が残っていないこと、予算に制約があるためプロスペクトの育成が重要であること、などがその理由でした。

ただ、スターリング・マルテが80試合の出場停止を受けたことで、微妙な情勢となっています。パイレーツにとっては期待していたマルテがいなくなったのも痛いのですが、中長期的にマカッチェンで大きな見返りを得られるタイミングを逃しそうなのも痛手となる可能性があります。

まだ開幕から3週間程度で、ほとんどのチームに計算上は十分にポストシーズンの可能性が残っています。

まだまだ売り手と買い手が定まってきていませんので、参考程度ではありますが、上記のような投手がトレード市場で名前が出ることにはなりそうです。

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