2019年からトレード期限が8月中旬に移行の可能性!ウェーバー・トレードの廃止も浮上

ノンウェーバー・トレード期限(ウェーバー公示なしのトレード期限)前のトレードは、レギュラーシーズンのみならずポストシーズンの行方を左右することも少なくありません。

レッドソックスは6月末という早い段階ではありましたが、スティーブ・ピアースをブルージェイズから獲得し、7月25日にネイサン・イオバルディをレイズから獲得したことが、ワールドシリーズ制覇の原動力となりました。

ディビジョンシリーズで苦杯をなめたものの、ヤンキースがアスレチックスを振り切ってワイルドカードのホームアドバンテージを獲得できたのは、J.A.ハップ、ザック・ブリットンらの補強が奏功したためでした。

ノンウェーバー・トレード期限前の補強は、シーズン全体を左右する重要なものとなるわけですが、その期限を8月中旬に移行させることが検討されているようです。

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ワイルドカードの存在がトレード期限の変更に影響か

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ氏が以下のように伝えています。

「ウェーバートレードを廃止し、ノンウェーバー・トレード期限を8月中旬に移動させる案が、GMミーティングで検討されている」ことと、仮にこれがミーティングで承認されても、最終的には「選手会の同意が必要である」ことが伝えられています。

現行ではノンウェーバー・トレード期限前は、自由に全球団と選手のトレードを成立させることが可能ですが、それ以降はメジャーのロースターに登録されている選手はウェーバーを経ないとトレードを成立させることができません。

ウェーバーに選手をかけた後に、起こる動きには主に3つのパターンがあります。

  1. クレーム(獲得申し込み)がなかった場合
  2. 1球団のみクレーム(獲得申し込み)した場合
  3. 複数のチームがクレーム(獲得申し込み)した場合

クレームがなくウェーバーを通過した後は、ノンウェーバー・トレード期限前と同様に全球団とその選手のトレードを成立させることができます。1球団のみがクレームした場合には、(1)選手の契約をそのまま引き取ってもらう、(2)トレードを成立させる、(3)ロースターに戻す(1度のみ)ということが行われます。

複数球団がクレームした場合には、(1)同一リーグの勝率の低いチームに権利が与えられ、次に(2)異なるリーグの勝率の低いチームに権利が与えられます。

NBCスポーツの記事によると、このような複雑な手続きを廃止しようというのが一つの目的のようです。

加えて、優勝を争うチームがよりアグレッシブな補強をできるようにするという目的もあるようです。

勝率の低いチームに権利が与えられるというシステムを利用し、トレード、獲得に興味がないにも関わらず、単に上位チームの補強ブロックするためにクレームするというケースが多くなっています。その結果、優勝を争うチームの、インパクトのある補強を妨げることになっている現状を解決しようと意図があるようです。

単にウェーバー・トレードを廃止するのではなく、ノンウェーバー・トレード期限を8月中旬にずらそうとしているのは以下のような目的があるようです。

Moreover, given that, with the addition of the two Wild Cards, more teams are in playoff contention later in the season than they may have been a few years ago, it makes it harder for a would-be playoff team to make an aggressive move to help its chances in the final two months of the season.

ワイルドカードが2枠になったことにより、シーズン終盤でポストシーズンを争うチームが増えることになり、ポストシーズンへの展望が読みにくくなっています。

しかし、トレード期限を後ろにずらせば、よりチームの状況とポストシーズンへの可能性を見極めやすくなります。結果として活発なトレード交渉、大型トレードにつながり、優勝争いをヒートアップさせる一助となるのではないかという考えがあるようです。

現時点ではGMミーティングの議題にすぎないため、今後どうなっていくのかは不透明です。ただ、このルールが変更されれば、シーズンオフの動きにも影響を与えることは必至なため、今後の成り行きが注目されます。

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