米大物記者がトレード期限前の動向を予想!想定される7つのシナリオとは?

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2016年のトレード期限前の移籍市場での共通認識に近いものが、アメリカメディアで著名な記者であるジョン・ヘイマン氏が書いている以下の様な内容です。

With 25 days to go before this year’s trade deadline, there’s one thing everyone can agree on. The starting pitching market ranks somewhere between dreadful and disastrous.

「トレード期限まで残り25日となった時点で、誰もが同意できることがある。それは先発投手のマーケットがひどい(dreadful)と壊滅的(disastrous)の間にランクされるということだ。」

そのような状況の2016年シーズンのトレード市場なのですが、そのジョン・ヘイマン氏が”Heyman: MLB Trade Deadline early predictions”というタイトルの記事で、トレード期限前に起こるであろう7つの動きを予想しています。

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MLB2016年シーズンのトレード期限前7つの動向予想

ヘイマン氏は以下のような7つの観点で検討し、それぞれに該当する選手について書いています。

  1. 本格的に交渉が行われると予想されるベストの先発投手
  2. 本格的には交渉が行われないもののメディアの憶測では名前が上がるであろうベストの先発投手
  3. トレードされるであろうベストの先発投手
  4. 本格的に交渉が行われると予想されるベストの野手
  5. 名前が多く出るがトレード成立にも近づかないであろうベストの野手
  6. 本格的に交渉が行われると予想されるベストのリリーフ投手
  7. トレードされる可能性が十分にあるリリーフ投手

それそれの内容の要約は以下のとおりとなっています。

1. 本格的に交渉が行われると予想されるベストの先発投手:ソニー・グレイ

本来の姿ではないソニー・グレイをトレードに出すのは簡単ではないが、トレード市場にいるベストの先発投手なのでビリー・ビーンをはじめとするアスレチックスのフロントは放出に動くべきだと、ライバルチームの幹部は話している。もう一人の有力候補であるフリオ・テヘランに関してはブレーブスが放出しない方針に落ち着きつつあるようだ。

2. 本格的には交渉が行われないもののメディアの憶測では名前が上がるであろうベストの先発投手:ホセ・フェルナンデス、クリス・セール

レッドソックスから(少なくとも公式に)ホセ・フェルナンデスに関する問い合わせはない、とマーリンズのマイケル・ヒル社長は話している。マーリンズのオーナーであり画商のジェフリー・ロリアが応じる可能性はかなり低い。クリス・セールに関しては、彼に近い人物は”ノーチャンス”だと話している。ポストシーズンを諦めるには、まだそこまでの距離が近いし、オーナーのジェリー・ラインズドルフはこういう選手を売ってしまう人物ではない。

3. トレードされるであろうベストの先発投手:リッチ・ヒル

1年600万ドルでアスレチックスはこのトレード市場で最も必要とされている先発投手を抱えている。昨年プレーしていたレッドソックスはロジカルな相手で、ドジャースはシーズンオフにブレット・アンダーソンがクオリファイング・オファーを拒否していれば、リッチ・ヒルに動く準備をしていた。

4. 本格的に交渉が行われると予想されるベストの野手:カルロス・ゴンザレス

ゴンザレスは優勝したがっていて、トレードを歓迎する姿勢。シーズン前半が好調でオールスターに出場するなど、これ以上なく価値が高まっている。2人のライバル球団幹部はゴンザレスのトレードを予想するが、問題は外野手の市場は人材が揃っていることだ。他にはライアン・ブラウン、マット・ケンプ、ジェイ・ブルース、ジョシュ・レディック、カルロス・ベルトランらがいる。

5. 名前が多く出るがトレード成立にも近づかないであろうベストの野手:ライアン・ブラウン

前半戦の成績が素晴らしいため、トレードの可能性が高まった。ただ、今年が長期契約の1年目で9000万ドル余りが残っていること、故障がちになっていること、東海岸の5チームとマーリンズ以外へのトレード拒否権を持つことがネック。それらのチームはブラウンに関心がない。ジャイアンツにはフィットすると考えられるが、パガンが戻り、ペンスも復帰してきそうなので、ニーズが低くなり、ブルペン補強の優先順位が高くなっている。

6. 本格的に交渉が行われると予想されるベストのリリーフ投手:Andrew Miller.

ヤンキースはどんな話にも耳を傾ける姿勢だが、ある関係者はヤンキースがミラーを放出する可能性は1%以下だと話している。彼はとても素晴らしく、トレードに出すには惜しすぎるかもしれない。レンジャーズ、ジャイアンツ、カブスのトップターゲットとされていて、他チームも興味を示すだろう。ヤンキースはシーズンオフにナショナルズとアストロズからのオファーを一蹴したが、今回もそうする可能性が高い。

7. トレードされる可能性が十分にあるリリーフ投手:Aroldis Chapman.

2人のライバルチーム幹部は、少なくともヤンキースはリリーフトリオの一人はトレードに出すと予想していた。ライバルチーム幹部たちはデリン・ベタンセスについて問い合わせることすらためらっていて、ミラーは出さないと予想されるため、残るにはチャップマンだ。ヤンキースはチャップマンを放出して失うよものよりも、手にするのもののほうが大きいだろう。そしてシーズンオフに再契約することもできる。

打線の強化を図りたいチームにとって、十分に期待できる人材が外野手の市場にはいます。

リリーフ投手に関してはヤンキースの3人がトップクラスとなるのですが、それ以外にもロッキーズのジェイク・マギー、ブルワーズのウィル・スミス、ツインズのフェルナンド・エイバッド、エンゼルスのヒューストン・ストリートとジョー・スミスなど、派手ではないものの、ブルペンを強く出来る人材がいます。

その一方で先発投手は現時点では人材が乏しくなっていて、他にはツインズのアービン・サンタナなどが有力候補となります。

レイズのクリス・アーチャー、マット・ムーア、ジェイク・オドリッジ、ドリュー・スマイリーらの名前も出ていますが、本格的な再建モードのスイッチを押すことを選択しない限り、アーチャーは放出しないことが濃厚で、残る3人のうち1人は放出に応じるのではないかとの見方がある程度です。

ただ、これらは現時点での状況であって、ポストシーズン進出のために出血を厭わず、大胆なトレード補強の動きを見せるチームが現れることはほぼ毎年のことです。

各球団の野球運営部門社長、ゼネラルマネジャーを中心とする各球団のフロント幹部たちが、どのようなクリエイティブな動きを見せるのか、トレード期限までの3週間あまりの楽しみとなりそうでうす。

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