ジャイアンツとトニー・ワトソンが”クリエティブ”に合意!ぜいたく税回避の可能性を残すことに

San Francisco Top Catch

左のリリーフ投手、信頼できるセットアップマンというニーズがサンフランシスコ・ジャイアンツのブルペンに残っていたのですが、トニー・ワトソンと契約することで、その問題を解消できる目途が立ちました。

ただ、ぜいたく税のラインがちらついているジャイアンツにとって、2年1200万ドルから1400万ドルくらいが相場のトニー・ワトソンと合意するのは簡単ではありませんでした。

しかし、前回の「ジャイアンツがトニー・ワトソンと合意!ブルペンの大きな戦力アップに」でも伝えたようにクリエティブな契約を結ぶことで、ぜいたく税を回避しながらワトソン側が納得させることができたようです。

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ぜいたく税を回避するためのクリエティブな契約で合意

サンフランシスコ・クロニクルのヘンリー・シュルマン氏が以下のように伝えています。

Bochy would not discuss Watson’s deal because it is not official. It covers two years plus a player option and includes incentives and escalators that make it worth up to $14 million over two years or $21 million over three.

まだ正式に発表されていないため、契約について話すことは避けています。
ただ、シュルマン氏が得ている情報では基本的には、「2年契約に加えて3年目はワトソン側に選択権があるオプション」が設定されているようです。
契約の総額については「出来高」と「設定された項目をクリアした場合の年俸上昇」を合わせると2年1400万ドル、オプションが行使された場合には3年2100万ドルとなるようです。

この金額であれがシーズンオフ当初に予想された妥当な金額で、さらに3年目の契約もワトソンが選択できるため、両者のニーズを満たすWin-Winの契約と言えます。

最大で年平均700万ドルの契約となります。ぜいたく税の計算をする場合には、長期契約の選手の年俸は実際の支払い金額ではなく、平均年俸で加算されます。この700万ドルが適用されると、ぜいたく税回避することが難しくなるのですが、ここで知恵を使っています。

However, Evans and agent Scott Boras structured the deal so the total guarantee is only $9 million, keeping the average annual value low enough to leave the Giants under the tax line — barely. If Watson performs well enough this year to earn raises through the escalators, that money will not count toward the 2018 tax threshold.

エバンスGMとスコット・ボラス氏は、保証される金額を総額900万ドルにすることで、ジャイアンツがぜいたく税をギリギリのラインで回避できるようにして合意したとのことです。

トニー・ワトソンが2018年に好成績を残した場合には、満たした条件に応じて2019年の年俸が上昇することになります。しかし、あくまで2019年の年俸の設定が変わるだけで、2018年の年俸総額に反映される出来高ではありません。
そのため2年900万ドルの平均年俸である450万ドルがぜいたく税の計算上の対象となるにとどまり、ギリギリで年俸総額がぜいたく税のラインである1億9700万ドル以下に抑えることができるようです。

なお、細かい数字については、複数の記者が異なる条件を伝えているため、後ほど修正する可能性があります。

いずれにしても保証した年俸を抑えることで、ジャイアンツはぜいたく税の回避という目標を達成できる状態は、ギリギリで継続しているようです。ただ、この状態ではシーズン途中に補強が必要になっ場合に大きく動くことができません。

先発ローテはマディソン・バムガーナー、ジョニー・クエト、ジェフ・サマージャのベテラン3人は良いとしても、4番手がタイ・ブラッチ(163回2/3:防御率4.78)、5番手がクリス・ストラットン(58回2/3:防御率3.68)とバックエンドには不安が残ります。

この2人がしっかりと機能してくれれば良いですが、役割を果たせない場合の策も考えておく必要があります。シーズン開幕後も、予算の制約の中で知恵を絞った補強が必要となりそうなサンフランシスコ・ジャイアンツです。

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