デトロイト・タイガースも「売り手」へ!アル・アビラGMが地元メディアに明かす

Detroit Tigers Top Catch

トレード期限前の動きが活発になるのは、例年通りであればオールスターが終わった後の2週間あまりとなります。

しかし、今年に関しては、早い段階でトレードの動きが活発化することになりそうだとの報道がなされていました。すでにマーリンズ、メッツが売り手になる姿勢を明確にしています。

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その結果、トレード市場の動きが活発化しつつあるのですが、デトロイト・タイガースも「売り手」として動くことになるようです。

デトロイトの地元メディアであるMLIVE Media Groupのエバン・ウッドベリー氏がTwitterで以下のように伝えています。

Tigers GM Al Avila said Tigers are open to trade inquiries now, won’t wait until July. Will let market dictate what happens

引用元:Evan Woodbery Twitter

タイガースのGMであるアル・アビラ氏が、7月になるのを待たずに6月の今からトレードのオファーに耳を傾ける姿勢で、結果についてはマーケットの動き次第になると、話したことが伝えられています。

ただ、今すぐに積極的に選手を売り出すというわけではないとも、アル・アビラ氏は付け加えています。

Al Avila said Tigers open to listening to offers but not aggressively shopping players…

引用元:Evan Woodbery Twitter

トレード放出するからには、選手を高く売る必要がありますので、足元を見られるような発言はしないのが通常です。アル・アビラ氏は選手を売り出すというアナウンスをした一方で、適正なオファーでないと選手は渡さないよと釘を刺したと言えそうです。

元々、デトロイト・タイガースは6月末の時点で勝率5割を切っていれば、トレード期限前の売り手になると報じられていました。

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しかし、レイズに2連敗した後、マリナーズに3連敗とスイープされて、現在5連敗で32勝40敗で地区最下位に陥落し、首位とは7.5ゲーム、ワイルドカードには5.5ゲーム差に後退しました。6月の試合は6試合残っているのですが、6連勝したとしても勝率5割を切ることが確定しましたので、7月を待たずに「売り手」にシフトすることを決めたようです。

デトロイト・タイガースの場合の「売り手」へのシフトは、再建モードの移行に近いものになる可能性を秘めています。

年俸総額はぜいたく税の基準を超過し、デトロイトというマーケットの規模に合わないものとなっています。にも関わらずチームは低迷し、ファームの選手層は薄く、チームの主力が軒並みベテランというロースターの構成となっているためです。「生命があるうちにワールドシリーズ制覇を」と資金を惜しみなく注いだたマイク・イルリッチ氏が、この世を去った今、現状を維持することの意味がなくなってしまっています。

できるだけベテランの主力選手を高く売り、質の良いプロスペクトを一人でも多く獲得して、ロースターを組み替えていくことが避けて通れない道となっているデトロイトです。

ベテランの選手がトレードの対象となりますので、ミゲル・カブレラ、ジャスティン・バーランダー、ジャスティン・アップトン、ジョーダン・ジマーマンらの長期契約が残っている選手、さらに今季から来季終了後にかけてFAとなっているビクター・マルティネス、J.D.マルティネス、アニバル・サンチェス、イアン・キンスラー、ホセ・イグレシアス、アレックス・アビラらがトレード市場に出ることになります。

ただ、大型契約が残っている主力選手は、プリンス・フィルダーの放出のときと同様に、デトロイト・タイガース側が年俸の多くを負担する必要に迫られると予想されます。

ミゲル・カブレラが40歳までの7年2億1200万ドルに、800万ドルのバイアウトを加えた2億2000万ドル、ジャスティン・アップトンは、今季終了後にオプトアウトを行使しなかった場合に33歳までの4年8850万ドル、ジャスティン・バーランダーが37歳となる2020年までの3年7800万ドル、ジョーダン・ジマーマンが34歳となる2020年までの3年7400万ドルと巨額の契約が残っています。

ミゲル・カブレラはいまだに素晴らしい打者ではありますが、衰えることが確実な40歳まで平均で3000万ドルを負担するチームが現れるとは想像にしにくいものがあります。ただ、年俸の5割から7割をタイガースが負担するのであれば、興味を示す球団が現れるかもしれません。またポストシーズンでの実績のあるジャスティン・バーランダーであれば、3割から5割程度負担すれば可能性はあります。

ジャスティン・アップトンに関しては現在29歳と若く、今季は69試合で打率.269/出塁率.350/長打率.498/OPS.848、14本塁打、49打点と結果を残しているため、ある程度の年俸負担は必要かもしれませんが、相手は見つかるかもしれません。ただ、20チームへのトレード拒否権を有しているのと、行使の可能性は低いと予想されるものの今季終了後のオプトアウトもあるため、市場価値が上がるかは微妙です。

一番相手を見つけるのが難しいのがジョーダン・ジマーマンで、昨年は長く離脱した上に105回1/3で防御率4.87、今年は82回1/3で防御率5.25と悲惨な成績になっています。34歳までの契約が残りますので、売り払うのに一番苦労しそうです。

引く手あまたとなると予想されるのが、今季終了後にFAとなるJD.マルティネス、アレックス・アビラと、来季終了後にFAとなるジャスティン・ウィルソンの3人です。

J.D.マルティネスの今シーズン開幕は故障者リストでしたが、復帰後の38試合で打率.305/出塁率.392/長打率.664/OPS1.056、12本塁打と絶好調です。守備に関しては故障の影響を感じさせます。ですが、メジャーでもトップレベルの攻撃力を有する外野手のため、年俸1175万ドルの残りを負担するだけで良いのは外野と指名打者を強化したいチームには魅力的な選手です。

アレックス・アビラはJ.D.マルティネスと同様にフライボールを打つパッティングを取り入れた結果、50試合で打率.313/出塁率.433/長打率.585/OPS1.018、10本塁打とキャリアベストのシーズンになる気配です。しかも年俸は200万ドルとお買い得で、ポストシーズンの経験もある捕手のため、引く手あまたとなりそうです。

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左腕のジャスティン・ウィルソンは不安定なタイガース投手陣の中では、数少ない信頼できるリリーフ投手です。与四球率が4.0と高いのが懸念材料ではありますが、27回1/3で防御率2.96、WHIP1.10、奪三振率12.8と素晴らしい成績を残しています。左投手ですが右打者にも強いためワンポイントではなくセットアップとして起用できるのも魅力的な要素となります。年俸も270万ドルとリーズナブルで、30歳となる来季もチームがコントロールできます。タイガースの抱えている交換要員の中では、価値が高くなる要素を最も兼ね備えている1人です。

すでに売り手へシフトしたメッツ、マーリンズとともに、トレード市場で活発に名前が出ることになりそうなデトロイト・タイガースです。

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