ドジャースがワールドシリーズ制覇をできる3つの理由とは?MLB公式サイトの担当記者が分析

Los Angels Dodgers Top Catch

ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ西地区4連覇を果たしました。

サンフランシスコ・ジャイアンツの失速、アリゾナ・ダイヤモンドバックスの誤算の連続、サンディエゴ・パドレスの再建モードへの移行、コロラド・ロッキーズの戦力不足など、同地区のライバルに助けられた面はあったものの、故障者が続出する中でありながら、マイナーから選手を昇格させて戦力のバランスをとりながら上手く乗り切りました。

地区4連覇を果たした今、焦点となるのは1988年以来のワールドシリーズ制覇です。

ドジャースは2013年にはリーグチャンピオンシップまで勝ち進んだものの、2014年は1勝3敗、2015年は2勝3敗とディビジョンシリーズで早々に敗退してしまったため、地元メディアやファンからも落胆の声が多くありました。

地区4連覇ということにより、皮肉にもドジャースファンはワールドシリーズ制覇もしくは、最低でもワールドシリーズ進出をしなければ、満足はしてくれないと言える状況となっています。

そのような状況下でポストシーズンを迎えるロサンゼルス・ドジャースですが、MLB公式サイトのKen Gurnickが”3 reasons Dodgers can win World Series”というタイトルの記事で、ドジャースがワールドシリーズ制覇を成し遂げることが可能だと言える理由をまとめています。

その3つの理由の要約は以下のとおりとなっています。

1. クレイトン・カーショーとリッチ・ヒルの2人が(比較的に)健康な状態

ロサンゼルス・ドジャースはこの2人が不在の期間をうまく乗り切ったが、この2人の復帰後の貢献も大きいものがあった。

カーショーは復帰後に中4日でしっかりと登板することもでき、以前のような投球に近づいている。ただ、過去のポストシーズンのように中3日では投げれないとすれば、フリオ・ウリアスが4番手の投手として登板することになるだろう。

ドジャースはリッチ・ヒルの左手の中指と人差し指のマメの問題が悪化しないように、9月は登板間隔をあけて投げさせ、腕の筋肉を落とさないようにしながら、指に負担をかけないようにした。

2. ケンリー・ジャンセンにつなぐブルペン陣が充実している

ドジャースのブルペンは昨年よりもリードをしっかりと守りきることができた。ジョー・ブラントンはクローザーのケンリー・ジャンセンにつなぐセットアップマンとして素晴らしかった。そのことゆえに7回終了時点でリードした試合を72勝3敗とすることができた。昨年はペドロ・バエズがメッツの戦いで、その役割を果たせなかった。

左のリリーバーもグラント・デイトン(防2.13)、アレックス・ウッド(防3.86)、ルイス・アビラン(防3.26)、アダム・リベラトーレ(防3.38)、JPハウエル(防4.17)と層も厚い。

3. 打撃陣が速球派の投手も攻略できる

昨年のドジャースはジェイコブ・デグロム(2試合)、ノア・シンダーガードという速球派を攻略できなかった。今年はナショナルズのマックス・シャーザーがそのタイプで、ストラスバーグもいるが故障している。

昨年メッツとの対戦で活躍したジャスティン・ターナーに加えて、ヤスマニ・グランダルなど打線がより健康で、ジョク・ピーダーソンも良い打者になっていて、ターナーは右の速球派に対応できると話している。ただ、左投手に苦戦していて勝率が5割を割っている。

という3つの理由により、ドジャースがワールドシリーズ制覇を果たすことが可能だとKen Gurnickは述べています。

クレイトン・カーショーは復帰後の4試合で21回を投げて、防御率0.86/奪三振23/WHIP0.62、被打率.164とゲームを支配する投球を見せています。

リッチ・ヒルは8月24日の復帰後の5試合29回1/3で防御率1.53/奪三振35/WHIP0.68、被打率.158とこちらも好成績を残しています。

この2人がポストシーズンの先発ローテのNO.1-2を務めて、前田健太3番手を務めることになります。

これまでクレイトン・カーショーは2013年、2014年、2015年の3年連続で中3日で先発しています。ただ、今年は腰の問題で長期離脱していますので、過剰な負荷をかけないように配慮する可能性が高く4番手が必要になった場合にはフリオ・ウリアスが先発する可能性が高くなっています。

左投手への弱さはやや気になるところです。

ドジャース打線は右投手に対しては打率.264でMLB全体4位、OPS.773で同6位ですが、左投手には打率.214、OPS.629といずれも両リーグ最下位に沈んでいます。

そのため左投手に対してかなり弱い打線のため、短期決戦で悪い流れに引きこまれる可能性があります。

ですが、ディビジョンシリーズの相手となる見込みのナショナルズの先発ローテで左腕はジオ・ゴンザレスくらいです。

ナ・リーグでポストシーズンで対戦の可能性があるチームでは、カブスがジョン・レスター、カージナルスがハイメ・ガルシアのそれそれ1人で、メッツはスティーブン・マッツが肘の手術を受けたため右投手ばかりになる見込みです。

ジャイアンツはバムガーナーとマット・ムーアがいますが、状況次第ではムーアを投げさせるよりも、バムガーナーを中3日で投げさせることを選択すると予想されます。

それを考えれば短期決戦の経験が豊富で百戦錬磨の監督と主力がいるジャイアンツが、ポストシーズンに残って直接対決となる方が、ドジャースとしては脅威となりそうです。

ア・リーグではレッドソックスがデビッド・プライス、ドリュー・ポメランツ、エドゥアルド・ロドリゲスら左腕がいますが、プライス以外はローテに入るか微妙なラインです。後は、レンジャーズがコール・ハメルズとマーティン・ペレスと確実に2人入ってくるため、ワールドシリーズでは、こちらのほうが苦戦するかもしれません。

ただ、それらの打線の相性以上に重要になるのはポストシーズンでは結果を残せていないエースのクレイトン・カーショーが、エースの働きをできるかどうかとなります。

ポストシーズンでは中3日の先発も多いことを考慮する必要があるものの、64回2/3で防御率4.59/WHIP1.16とレギュラーシーズンとは異なる姿を見せることが多くなっています。

一方、ジャイアンツのマディソン・バンガーナーはレギュラーシーズンの成績はカーショーに勝ることができませんが、ポストシーズンは88回1/3で防御率2.14、特にワールドシリーズでは36回で防御率0.25と圧倒的です。

ロサンゼルス・ドジャースがレギュラーシーズンに強いチームから、短期決戦にも強いチームにステップアップできるか、注目していきたいと思います。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク