ヤンキースは「カノの薬物問題」を懸念して再契約を敬遠?ニューヨークポスト名物記者が明かす

New York Yankees Top Catch

ロビンソン・カノのPED(運動能力強化薬物)による80試合の出場停止の余波、現在の所属チームであるマリナーズだけでなく、古巣であるヤンキースにも及ぼうとしています。

ニューヨーク・ポストの名物記者であるジョエル・シャーマン氏が「カノのPED問題を懸念していた」ことが再契約に全力を注がなかった理由の一つだったと明かしています。

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ヤンキースはカノのPED使用の可能性を懸念か

以下はニューヨーク・ポストからの引用です。

Yankees officials never said it out loud because it is not the kind of sentiment that gets publicized.

Instead, the Yankees offered many explanations for why they never went all-out to retain Robinson Cano as a free agent following 2013 — such as fear of doing a contract as long as 10 years, concern Cano already had passed 30, worry that his thick body would not age well.

『ヤンキース関係者たちは決して公にすることはなかった。なぜなら広く知られたくはない球団内の見解だったからだ。』と記事の冒頭で述べた後、『その代わりにヤンキースはロビンソン・カノの再契約に全力を注がない理由として、10年という長期契約はリスクが高すぎる、すでにカノは30歳を過ぎている、大きな体が年齢を重ねても大丈夫か懸念される、などと説明していた。』

But one reason — the one not broadcast — was that Melky Cabrera and Alex Rodriguez already had been suspended for their association with illegal performance-enhancing drugs. And those were Cano’s best friends on the Yankees. And while no one can be found guilty by association, the Yanks were apprehensive enough about the tightness of that group to wonder if Cano would ever be the next domino to fall.

He now is.

『しかし、公に広く伝えられることのなかった理由は「カノのヤンキースでのベストフレンドであったメルキー・カブレラとアレックス・ロドリゲスが違法のPED(運動能力強化薬物)の使用で出場停止処分を受けていた」というものだ』『ヤンキースはそのグループの関係が強固であることを良く理解していたので、「カノが次のドミノになるのではないか」と懸念していた。』『そして彼はそうなった』とシャーマン氏は述べています。

アレックス・ロドリゲスはアメリカ生まれですが、4歳の時にドミニカ共和国に移住していて、ドミニカ国籍も有しています。メルキー・カブレラはドミニカ共和国出身で、ロビンソン・カノもドミニカ共和国出身です。

このようなドミニカのネットワークに加えて、非常に仲が良いことをヤンキースの幹部たちは把握していたということです。

このグループ3人のうち、メルキー・カブレラは2012年に検査に引っかかり50試合の出場停止、アレックス・ロドリゲスは2013年にアンチエイジング専門クリニック「バイオジェネシス」から禁止薬物の提供を受けていたことが発覚し、162試合の出場停止処分を受けました。

ロビンソン・カノがFAとなったのは2013年シーズン終了後でした。カノの親しい友人2人が「禁止薬物使用」による出場停止の問題に直面していたので、ヤンキースは「カノも同様の問題があるかもしれない」と懸念し、再契約に二の足を踏んでいたということです。

カノは「隠蔽を意図した使用ではない」と主張しています。ただ、その主張の正当性にも疑問符がつくとシャーマン氏は指摘します。

But understand the process under the Joint Drug Program between MLB and the union: Cano was tested in the Dominican during the offseason. When a positive is shown for a banned diuretic/masking agent such as Furosemide, the case goes to the Independent Program Administrator Thomas Martin. His investigation determined Cano was using the diuretic to mask PED use. Then MLB investigated and found the same.

MLB機構側とMLB選手会側間で合意した禁止薬物使用を防ぐためのブログラムによって、今回のプロセスは進められています。

『シーズンオフにドミニカ共和国滞在中に利尿薬であると同時に、PED(運動能力強化薬物)の使用を隠蔽するために使用されるフロセミドの陽性反応が出た。その後、この件はプログラムを統括するトーマス・マーティン氏に送られて調査が行われた。その調査の結果、「カノはPEDの使用を隠蔽するために利尿薬を使用した」と結論づけられた。さらにその結果を受けて、MLB機構側も調査を行い、同じ結論になった』ので、80試合の出場停止処分が下されたとシャーマン氏は説明しています。

カノは「意図せずに利尿剤を使用した」として申立を行っているのですが、プログラム統括のトップやMLB機構側は、その説明を信じるに足るものとは判断しなかったようです。

同じドミニカ共和国出身で、カノがマリナーズへの移籍を勧誘したネルソン・クルーズも2013年にPEDによる50試合の出場停止処分を受けています。アレックス・ロドリゲス、メルキー・カブレラ、ネルソン・クルーズらドミニカ・ネットワークの親友が手を染めていますので、カノが同様の行為に手を染めていても不思議ではないというのが、悲しい現実ではあります。

35歳のロビンソン・カノですが、40歳となる2023年までの5年1億2000万ドルという大型契約が残っています。ただ、シャーマン氏はこの処分により「今後、カノが攻撃力とタフさを維持できるかに疑問符がつくことになった」と述べて、今後の急激な成績低迷の可能性にも言及しています。

ロビンソン・カノの野球殿堂入りは厳しくなったというのが大方の見立てで、本人の将来にも多大な影響が出ることになりました。マリナーズにとっては、数年に渡る頭の痛い問題になる可能性が高まりつつあります。

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