ブルージェイズがケンドリス・モラレスと3年3300万ドルで合意!次なる補強のターゲットは?

Bule Jays Top Catch

トロント・ブルージェイズがFAとなっていたケンドリス・モラレスと3年3300万ドルで合意したと11月11日に各アメリカメディアで報じられました。

現在はメディカルチェックの結果待ちで、それをクリアすれば正式に発表されると見込まれています。

ブルージェイズはFAでエドウィン・エンカーナシオン、ホセ・バティスタというチームの顔となってきた主砲2人がFAとなっているため、さらなる補強が必要となっています。

エドウィン・エンカーナシオンは打率.263/本塁打42/打点127/出塁率.357/長打率.529/OPS.886、ホセ・バティスタは打率.234/本塁打22/打点69/出塁率.366/長打率.452/OPS.817という成績でした。

ブルージェイズと言えば強力打線というのが代名詞となってきたのですが、2015年に両リーグトップの891点から、2016年は759点でア・リーグ5位と、イメージほどの得点力は発揮できませんでした。

その状態からエンカーナシオンとバティスタが抜けることになりますので、打線にはやや不安が残る状況となっています。

ただ、モラレスの他に主砲となるような大物野手の獲得にはあまり積極的ではないようです。FOXスポーツのリポーターで移籍情報に詳しいケン・ローゼンタール記者が”Notes: The Nationals are in the mix for Chris Sale”という記事の”THE NEW BLUE JAY WAY”という少見出しのところで以下のように伝えています。

The Jays, meanwhile, likely figure that Kendrys Morales will replicate or surpass the 2016 production of Bautista, who played in only 116 games due to two injuries and a suspension.
Morales must pass a physical for his three-year, $33 million free-agent signing to become an official. The Jays still want to add a left-handed hitting outfielder — Josh Reddick would fit, and so would switch-hitter Dexter Fowler, though the Jays probably would want him to play left so they could put Kevin Pillar in center. The team also could find a right-handed complement for switch-hitter Justin Smoak at first base — Steve Pearce is one target — or perhaps revamp the position entirely.

引用元:記事タイトル

「ブルージェイズは、ケンドリス・モラレスが2016年の成績と同程度、もしくはそれ以上のものを残せると考えているようだ」と述べています。バティスタは出場停止と2度の故障で116試合にしか出場できなかったので、それをモラレスなら埋めることができるだろうチーム側は考えているとのことです。

モラレスの2016年の打撃成績は打率.263/本塁打30/打点93/出塁率.327/長打率.468/OPS.795となっています。

在籍していたロイヤルズの本拠地であるカウフマン・スタジアムは投手有利の球場でした。しかし、ブルージェイズの本拠地であるロジャーズ・センターは打者有利で、他のア・リーグ東地区の球場はヤンキースタジアム、フェンウェイ・パーク、カムデン・ヤーズも同様です。

そのためケンドリス・モラレスがブルジェーイズ移籍後に2016年同様に打てば、本塁打などの数字は上積みされる可能性が高いと予想されます。

ただ、それでバティスタの穴を埋めることができても、エンカーナシオンの穴までは到底埋めることができません。

しかし、ケン・ローゼンタール記者の記事によると獲得を目指しているのは左打ちの外野手と一塁でジャスティン・スモークとプラトーンを組める右打ちの野手とのことです。

具体的に名前が挙がっているのがデクスター・ファウラー、ジョシュ・レディックの両外野手と、一塁以外に外野も守れるスティーブ・ピアースです。

ジョシュ・レディックはドジャース移籍後はイマイチでしたが、トレード前には打率.296/出塁率.368/長打率.449/OPS.816、8本塁打で、1年全体では打率.281/出塁率.345/長打率.405/OPS.749、10本塁打となっています。

所属していたアスレチックスのオークランド・アラメダ・カウンティ・コロシアム、ドジャースのドジャースタジアムはともに投手有利だったことを考えれば、モラレスと同様に攻撃面で成績を伸ばす可能性があります。

デクスター・ファウラーは打率.276/出塁率.393/長打率.447/OPS.840で、13本塁打と攻撃面でキャリアベストのシーズンをおくるだけでなく、下降気味だった守備の数字も良くなるなど、FA市場での評価も高まっています。

ケン・ローゼンタール記者はファウラーを獲得した場合には、ケビン・ピラーの方が守備力では上回るため、ファウラーをレフトにまわして、ピラーが引き続きセンターを守らせるだろうと予想しています。

ただ、ブルージェイズはこれまでのFAと大型トレードでの補強による戦力編成から、ドラフト指名と内部からの選手育成を重視する方向へ舵を切りつつあります。クオリファイング・オファーを拒否し、獲得した場合には1巡目指名権を失うファウラーに本腰を入れるかは不透明とは言えます。

可能性として十分に考えられるのがスティーブ・ピアースです。

シーズン途中に移籍した後は冴えませんでした、移籍前のレイズでは打率.309/出塁率.388/長打率.520/OPS.908と好調で、シーズン全体では85試合出場にとどまりましたが打率.288/出塁率.374/長打率.492/OPS.867と良い成績を残しています。

また守備では一塁だけでなく、外野の両翼、非常時には三塁と二塁も守れるスーパーユーティリティであることも魅力で、外野と一塁の両方で穴埋めが期待でき、ジョシュ・ドナルドソンのバックアップとしても期待できます。

2016年の年俸は475万ドルで、2017年の契約は上昇する可能性がありますが、1000万ドルを越えるような金額になることはないと予想されるため、予算枠が大きく残っているわけではないブルージェイズにはありがたい選手ではあります。

このような補強候補の名前が挙がっていますが、これらの選手などを加えることで、得点力をある程度維持できる可能性もありますが、基本的には攻撃力は低下する可能性が高いと予想されます。

そのことについてケン・ローゼンタール記者は以下のように書いています。

In the end, the offense probably will not be as good as it was last season, simply because there is no replacing Encarnacion. The Jays, though, are coming off their second straight postseason appearance mostly due to their pitching and defense — they allowed the fewest runs in the AL.

「最終的に攻撃面は昨年同様にはならないかもしれない、というのもエンカーナシオンの穴を完全に埋めることはできないからだ」と述べますが、だからと言って来年は優勝を争えないわけではない理由として「2年連続のポストシーズン進出の大きな原動力となったのは、ア・リーグで最小失点となった投手力と守備力」という事実を指摘しています。

昨シーズンオフの動きはアレックス・アンソポロス前GMとは異なり、地味な動きでしたが、マルコ・エストラーダと2年2600万ドルでの再契約、J.A.ハップと3年3600万ドルの契約などは、大きな成果を生み出しました。

このオフは左のリリーフ投手が補強のポイントとなっていますが、既にFAとなったブレット・セシルに3年契約を提示したと地元メディアが報じられるなど、以前のような大物選手の獲得を目指す動きとは異なるものが目立ちます。

これまでのイメージ通りの強力打線のような攻撃力を維持するというよりも、徐々に投手力と守備力を重視した編成にシフトしようとしているのかもしれません。

これからのシーズンオフのブルージェイズの補強は、今後を占う上でも興味深いものとなりそうです。

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