メジャーリーグ30球団の歴代ベストのドラフト指名は?米大手メディアがピックアップ

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メジャーリーグの2016年ドラフト会議がアメリカ現地の6月9日から11日にわたって開催されます。

そのドラフトの指名の質はチームの成績にすぐに現れるわけではありませんが、インパクトのある選手を獲得することで、チームにスタープレイヤーが生まれ、そのチームの黄金時代に繋がることもあります。

さらにドラフト会議での指名が、そのチームのみならず、メジャー全体にインパクトを与えるケースも少なくありません。

そういった過去のドラフト指名の成功例があるわけですが、メジャー30球団の歴代ベストと考えられる指名をアメリカ大手メディアのFOXスポーツが選出しています。

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メジャー30球団の各球団史上におけるベストのドラフト指名は?

FOXスポーツのCameron DaSilvaが選んだMLB30球団のベストのドラフト指名は以下のとおりとなっています。まずはア・リーグからです。

レッドソックス:ロジャー・クレメンス(1983年1巡目19番目)
メジャー通算24年で354勝、7度のサイヤング賞、1度のア・リーグMVP、オールスター11回出場。

レイズ:エバン・ロンゴリア(2006年1巡目3番目)
2008年ア・リーグ新人王、2012年と2013年のMVP投票で6位。キャリア通算219本塁打、WAR44.6はいずれもレイズ歴代最多。

ヤンキース:デレク・ジーター(1992年1巡目6番目)
ヤンキースにいた偉大な選手は多いが、ドラフト指名ではない選手が多い。その中で彼がヤンキースのドラフト指名でほぼ間違いなくベストと言える。キャリア通算打率は.310、通算本塁打は260本、そしてMLB歴代6位となる3465安打を記録。14度のオールスター出場。

ブルージェイズ:ロイ・ハラデー(1995年1巡目17番目)
2003年に防御率3.25で22勝を上げてサイヤング賞を獲得。12年のブルージェイズ在籍でサイヤング賞投票で4回トップ5となっている。

オリオールズ:カル・リプケン・ジュニア(1978年2巡目48番目)
21年のメジャーキャリアで3184安打、431本塁打、1695打点。通算で3001試合に出場しているがメジャー歴代8位。2632試合連続出場はメジャー記録。

インディアンス:マニー・ラミレス(1991年1巡目13番目)
レッドソックスの印象が強いが、インディアンスに指名され8年プレーしている。キャリア通算555本塁打。

ロイヤルズ:ジョージ・ブレット(1971年2巡目29番目)
野球殿堂入りプレイヤー。キャリア通算で打率は.305、317本塁打。13年連続オールスター出場。リーグMVPも1度獲得。

ホワイトソックス:フランク・トーマス(1989年1巡目7番目)
キャリア通算521本塁打で歴代19位。野球殿堂。

タイガース:ジャスティン・バーランダー(2004年1巡目2番目)
2011年に251イニングを投げて防御率2.45、24勝5敗、奪三振250でサイヤング賞を獲得。タイガースのチーム史上2番目の奪三振数。

ツインズ:カービー・パケット(1982年1巡目3番目)
メジャー通算12年で3078本塁打。1986年から1995年の10年間で6回MVP投票でトップ10となっている。

アスレチックス:レジー・ジャクソン(1966年1巡目2番目)
キャリア通算563本塁打。ヤンキース移籍後はMr.オクトバーと呼ばれる。

レンジャーズ:イアン・キンスラー(2003年17巡目496番目)
新人王投票で7位となり、レンジャーズで3度のオールスター出場、2011年に打率.255、32本塁打でMVP投票の11番目に。WARはレンジャーズ歴代選手の中で4番目となる35.1。

マリナーズ:ケン・グリフィー・ジュニア(1987年1巡目1番目)
アレックス・ロドリゲスも有力な候補となるが、ケン・グリフィー・ジュニアほどマリナーズ在籍時にインパクトを残していない。1989年にメジャー昇格して間もなくメジャーでベストのプレイヤーの一人になった。1989年に新人王投票で3位となり、その後はMVP投票で常連となり、1997年に打率.304/本塁打56/打点147でMVPを獲得。通算630本塁打は歴代6位。彼は歴代の1巡目1番目指名の選手の中でもベスト言える。野球殿堂入りは確実で、最も高い投票獲得率となりそうだ。

アストロズ:クレイグ・ビジオ(1987年1巡目1番目)
20年のメジャーキャリアのすべてがアストロズ。通算では291本塁打、打率.281。二塁手として4年連続ゴールドグラブ賞を獲得し、他に外野と捕手もするなどユーティリティプレイヤーとしても活躍。

エンゼルス:マイク・トラウト(2009年1巡目25番目)
5年のフルシーズンで4度のオールスター出場を果たし、MVP投票では4回トップ2となり、そのうち1回はMVPを獲得。4年連続シルバースラッガー賞。24歳でありながらすでに151本の本塁打を打ち、キャリア通算では550本塁打を越えることが見込まれ、そうなればエンゼルス球団史上ベストのプレイヤーとなることは間違いなく、さらにメジャー史上でもベストのプレイヤーの一人となるだろう。

続いてナ・リーグですが、あまりにも長くなるため現役選手以外は選手名だけ記載します。

メッツ:ドワイト・グッデン(1982年1巡目5番目)

エクスポズ/ナショナルズ:ゲーリー・カーター(1972年3巡目53番目)

マーリンズ:ジャンカルロ・スタントン(2007年2巡目76番目)
ハンリー・ラミレス、ミゲル・カブレラ、ルイス・カスティーヨ、ドントレル・ウィリスなど素晴らしい選手がいたが、いずれもマーリンズのドラフト指名ではない。スタントンは7年目とキャリアは浅いがすでに192本塁打を打ち、2014年にMVP獲得投票で12位となり、3度オールスターに出場している。

フィリーズ:マイク・シュミット(1971年2巡目30番目)

ブレーブス:チッパー・ジョーンズ(1990年1巡目1番目)

カブス:グレッグ・マダックス(1984年2巡目31番目)

パイレーツ:バリー・ボンズ(1985年1巡目6番目)

レッズ:ジョニー・ベンチ(1965年2巡目36番目)

カージナルス:アルバート・プホルス(1999年13巡目402番目)
11年のカージナルス在籍で打率.328、445本塁打。3度のMVP、9度のオールスター出場、ゴールドグラブ賞を2回獲得。

ブルワーズ:ロビン・ヨーント(1973年1巡目3番目)

ジャイアンツ:バスター・ポージー(2008年1巡目5番目)
多くの偉大な選手が在籍したがドラフト以外での選手が多い。マディソン・バムガーナー、ティム・リンスカムをわずかに上回ってバスター・ポージーがベストと考えられる。殿堂入りの可能性が高い選手で7年のメジャーキャリアで3度のワールドシリーズ制覇、MVPのが1度、新人王を獲得。

ドジャース:スティーブ・ガービー(1968年1巡目13番目)

ロッキーズ:トッド・ヘルトン(1995年1巡目8番目)

ダイヤモンドバックス:ポール・ゴールドシュミット(2009年8巡目246番目)
歴史の短いダイヤモンドバックスでベストとは言えないかもしれないが、指名順位を考えるとベストの指名だったと言える。オールスターに3度、MVP投票で2度トップ2となり、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を2度獲得している。パワーとコンタクト技術を併せ持ちキャリア通算打率は.297で、本塁打は127

パドレス:トニー・グウィン(1981年3巡目58番目)

テキサス・レンジャーズなどはマイケル・ヤングが頭に浮かんだのですが、ドラフト指名はトロント・ブルージェイズに1997年5巡目に指名され、2000年にレンジャーズにトレードで移籍しています。

ケン・グリフィー・ジュニアの本塁打数は歴代6位ではあるのですが、その上に薬物使用の問題があるアレックス・ロドリゲス(694)と、その疑いが晴れないバリー・ボンズ(762)がいるため、実質的にはハンク・アーロン(755)、ベイブ・ルース(714)、ウィリー・メイズ(660)に続く4番目と言って良いかもしれません。

薬物にクリーンな選手の中ではここ20年でもベストのプレイヤーと言っても良いケン・グリフィー・ジュニアのため、選手は当然と言えそうです。

マイク・トラウトやブライス・ハーパーのような球団の垣根を越えて注目を集めるようなスタープレイヤーの卵が指名されるか、また下位指名で偉大なプレイヤーが誕生するのか。今年のドラフトが生み出す10年先の結果も興味深いものとなりそうです。

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