マーク・テシェイラが語るジラルディ退任の理由「性格が激しすぎた」

New York Yankees Top Catch

ジョー・ジラルディは、再建期にあると目されていた2017年のヤンキースの指揮をとり、ワールドシリーズまで後1勝というところまで導きました。

チームの置かれていた状況を考えれば十分な実績を残したはずなのですが、新たに契約が提示されることはなく、契約満了をもってチームを去ることになりました。

チャンピオンシップリーグ敗退後に、ジョー・ジラルディは来季の自身の身の振り方について、明言していなかったのですが、本人は来季もヤンキースの指揮を執りたい気持ちはあったようです。

以下はニューヨーク・ポストの記事からの引用です。

“With a heavy heart, I come to you because the Yankees have decided not to bring me back,” Girardi said in a statement released by his agent. “I’d like to thank the Steinbrenner family for believing in me and giving me this wonderful opportunity.”

ヤンキースは「私を連れ戻さないことを決断した」と述べています。そこには自分から望んで契約を満了したのではなく、ヤンキースが契約を更新しないことを選んだということがにじみ出ています。

戦力的にも来年、再来年とさらに良くなっていくことが予想される状況です。ベテランと高額年俸の選手で身動きがとれなくなってきた時期をくぐり抜けてきたジラルディとしては、まいた種を収穫していくこときにチームを去ることになった無念さもあるのかもしれません。

ただ、ヤンキースがそう決断したのにも合理的な理由があります。その一つの理由について現在はEPSNで解説者を務め、ジラルディ監督の下でヤンキースのユニフォームを着ていたマーク・テシェイラが語っています。

以下はニューヨーク・ポストの記事からの引用です。

But Mark Teixeira, who played for Girardi from 2009 to 2016, criticized his former manager for being too tense and not connecting enough with his players.
“We all know why Joe Girardi is not coming back,” Teixeira told The Post on Thursday at Minute Maid Park. “We all know it’s because of the communication and the intensity was a little bit too much. [General manager Brian Cashman] did an amazing job rebuilding this roster. He just wanted a different voice.’’

2009年から2016年という8年間にわたりジラルディ監督の元でプレーしたマーク・テシェイラが、「性格(気性)が激しい」ことと「選手たちと十分に良い関係が築けなかった」ことが退任となった理由だと述べています。

「私たちみなはジラルディが契約更新されなかった理由を知っている。コミュニーケーションの問題と、気性の激しさが、多少過剰になるところがあったからだ。ブライアン・キャッシュマンはロースターを再建する上で素晴らしい仕事をした。彼はジラルディではない人物の声に耳を傾けたくなったのだろう」というような内容をマーク・テシェイラは話しています。

さらにマーク・テシェイラは、現在のMLBの監督に求められるものと合致しなくなっていたと、深く説明しています。

“Everyone loves Joe, everyone respects Joe, he is a good manager, he is a good man,” said Teixeira, who now works for ESPN. “But with baseball the way it is played today and the need for a manager to be a better communicator and communicate with the front office the reasoning for doing things and to be a little bit more relaxed — especially in a place like New York, where the pressure is everywhere. He just wasn’t the best man for the job anymore.”

「ジョー・ジラルディは良い監督、良い人間で、みんな彼を愛していたし、尊敬していた。しかし、現在のMLBではより良いコミュニーケーションができる人物が求められていて、やっていることの理由をフロントオフィスにしっかりと説明することが必要だ。さらにニューヨークのようにプレッシャーがあふれているような場所では、クラブハウスをリラックスをさせることも求められる。彼は単にヤンキースの監督としてベストの人物ではなくなっただけだ。」

マーク・テシェイラは現在のMLB全体のトレンドからすると、監督に合わないタイプにはなりつつあることを指摘しながらも、ヤンキース以外では必要とされるかもしれないと述べてフォローはしています。

しかし、上記以外にもマーク・テシェイラは「ジラルディは毎試合、ゲーム7(ワールドシリーズ最終戦)のように指揮をとる」とチームに過剰なほどの緊張感を与えていたことも明かしていますので、以前からクラブハウス内に微妙な空気が流れていたことを感じさせます。

ジョー・ジラルディはスプリングトレーニング中は選手と積極的にコミュニーケーションをとるものの、シーズン開幕が近づくにつれて、それが少なくなっていき、シーズンが始まるとほぼなくなってしまっていたようです。
その結果、選手がなぜ配置転換されるのか、なぜこのような起用方法になっているのかを理解できず、戸惑うことが少なくなかったとニュージャージーアドバンスドメディアは報じています。

ニュージャージーアドバンスドメディアによると、4年1600万ドルの契約延長をした際には、ブライアン・キャッシュマンGMはどちらかと言えば、その動きに対してポジティブではありませんでした。しかし、ハル・スタインブレナーが決断したため、それに従ったようです。
今回はハル・スタインブレナーがそういった姿勢を示さなかったこともあり、比較的すんなりと退任が決定しています。

ただ、ヤンキースにとってもリスクがある決断ではあります。問題はあるにせよ、ニューヨークメディアのプレッシャーのかわし方も知っていて、メジャーの監督としての経験と実績がある人物を切って、未知数の人物に来季以降を委ねることになります。

ヤンキースの監督は選手の起用、采配に関しても徹底的にメディアから分析され、批判にさらされることが日常茶飯事です。それを乗り越えることができ、なおかつジラルディ以上の結果を残せる監督を探すことが、ヤンキースのオフの大きな課題となります。

ジラルディはすでにフィリーズの次期監督候補としても名前が報じられるなどしています。ヤンキースのこの決断がどのような影響を及ぼすのかは、来季以降の興味深いポイントとなりそうです。

スポンサーリンク

フォローする

よく読まれています
スポンサーリンク