レッドソックスの不振の原因はピアンジンスキー?ボストン・ヘラルドが指摘する問題点

ボストン・レッドソックスの調子が上がらない状態が続いていて、前年のワールドシリーズ制覇から一転して、8連敗をしてしまい、一気に借金7の20勝27敗の最下位に転落するなど、チームの雰囲気は重苦しいものが続いています。

地元紙ボストン・ヘラルドが、ボストン・レッドソックスの不振の原因として、今シーズンからチームに加わったA.J.ピアンジンスキーの名前をあげて指摘います。

A.J.ピアンジンスキーはレンジャーズ時代に、ダルビッシュとマウンド上で口論したこともありますが、MLBでも“一番嫌われている選手”としても名前があがるプレーヤーです。

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ピアンジンスキーがクラブハウスの雰囲気を悪くしている?

ボストン・ヘラルドが”A.J. Pierzynski’s struggles a symbol of woe(A.J.ピアンジンスキーによるあつれきが苦境の象徴)”と題して、ピアンジンスキーが巻き起こしている問題について記事にしています。

その記事の中で、レッドソックスの不振の原因は、多くの問題によるものだとはするものの、ピアンジンスキーと投手との関係がイマイチであることが、影響を与えているのではないかと、ボストン・ヘラルドは分析しています。

ショートのボガーツが期待されたほど、その才能を開花させていないことや、サードのウィル・ミドルブルックスが離脱を繰り返していたり、外野手もエルズベリーの穴を埋まらない状態がづづていることなど、レッドソックスには様々な問題があります。

しかし、それ以上にピアンジンスキーが低迷の大きな要因だと、ボストン・ヘラルドは指摘し、その理由として以下のような内容を列挙しています。

  1. 打率.261/本塁打4/打点23/出塁率.294と低迷
  2. 攻守ともにミスをしても素直に認めない
  3. ストライクゾーンのボールを取り損ねる傾向がある
  4. 盗塁阻止の際にボールを落としてしまう傾向がある

これらのような問題があり、味方や投手からの信頼を受けることができず、クラブハウスに緊張や芳しくない雰囲気をもたらしているのではないかと分析しています。

そしてその記事の最後では、ベン・チェリントンGMが多くのチャレンジに直面しているが、いつまでピアンジンスキーにこだわるのかが、その中でも一番大きな問題となるかもしれないと指摘しています。

投手陣は控え捕手のデビッド・ロスを好む

先日の試合では、シェーン・ビクトリーノが送りバントをした際に、良いバントだったのですが、ピアンジンスキーがスライディングをせずにアウトになってしまいました。そのことに対してピアンジンスキーは試合後に「スライディングをしていても、しなくてもアウトだった」と述べ、ビクトリーノのバントに関しても「良いバントだったが、完璧ではなかった」などと半ば責任転嫁するようなコメントをしてしまいました。

またレッドソックスの試合を見ている人は目にしたことがあると思いますが、特に今シーズンのピアンジンスキーはキャッチングのミスが目につきます。ただ、盗塁阻止率そのものは.348でア・リーグで3番目の数字なので、どちらかと言えば良い数字です。

ただ、どちらにしても投手陣とピアンジンスキーとの関係に距離と緊張があることは明白だとボストン・ヘラルドは指摘しています。

その根拠としてジョン・レスターがバックアップの捕手であるデビッド・ロスと強い信頼関係を持っているとジョン・ファレル監督が認めていることや、ホワイトソックスでピアンジンスキーとチームメイトだったジェイク・ピービがデビッド・ロスを熱心に称賛していることをあげています。

チーム総得点185は、ア・リーグ15チーム中13番目と打線も低調ではあるのですが、投手陣も良くありません。

チーム防御率は3.90でリーグ6位と悪くなく、リリーフ陣の防御率は2.97はリーグ2位となっています。ところがシーズン開幕前には、ヤンキースよりもはるかによいとされてきたレッドソックスの先発陣は防御率は4.39で、投壊状態のレンジャーズの4.54よりましですが、ヤンキースの3.99を下回る惨状です。

投手の調子も問題なのかもしれませんが、先発投手陣の顔ぶれは実績のある投手が揃っていますので、ピアンジンスキーとの関係が不調につながっていると指摘されても、仕方のない状態になっています。

昨年のレッドソックスは”ひげ”で象徴されたようにチームの一体感には目を見張るものがありましたが、自身のミスを認めないピアンジンスキーの対応が、チームの雰囲気に水を注している可能性は十分にあると考えられます。

サルタマッキアの流出も結果として痛手に

昨年の正捕手であったサルタマッキアがFAとなった際に、本人は3年契約を希望しましたが、レッドソックスは2年までしか提示しませんでした。レッドソックスが3年契約を嫌がった理由は、レッドソックスに捕手のプロスペクトが控えているためでした。

その結果、サルタマッキアは3年2100万ドルでマイアミ・マーリンズと契約をしてしまい、レッドソックスはピアンジンスキーと1年825万ドルで契約をしました。

今シーズンのレッドソックスはFAで流出した選手からプロスペクトへの切り替えがことごとく停滞し、エルズベリーからブラッドリー、ドリューからボガーツとうまくいっていません。

そのため結果論にはなりますが、捕手のプロスペクトがいるにしても、出せない金額ではありませんので、サルタマッキアを3年契約で引き止めておけばと考えてしまう状況ではあります。5月24日現在のサルタマッキアの打撃成績は本塁打.262/本塁打6/打点17/出塁率.354とピアンジンスキーよりも打撃面の数字も良いのでなおさらです。

レッドソックスの戦力は悪くないだけに、どの時点でチームの立て直しに大きく動くのか、ベン・チェリントンGMとジョン・ファレル監督の決断に注目したいところです。

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